粋
第一章 絵を描く(私の粋な女)
私の粋な女(風間完)
粋の陰の部分(灘本唯人)
粋(加山又造)
粋とCHC(早川良雄)
先笄のころ(小松崎邦雄)
第二章 粋を演じる(男と女の粋)
(エッセイ)歌舞伎の粋を思い描けば(皆川博子)
小万源五兵衛
(五大力恋緘)(盟三五大切)
お富与三郎
(与話情浮名横櫛)
小糸佐七
(江戸育御祭佐七)
三千歳直次郎
(天衣紛上野初花)
第三章 粋を蒐める(洒落と遊びの細工)
(エッセイ〕江戸の粋な小物たち(朝吹登水子)
機智 見手を裏切り意表を衝く芸
印篭:簪
矢立
見立て(俳諧的な着想による「手」と技)櫛と笄こうがい
嚢ふくろ物
莨たばこ入れ
洒落「幽玄」に反した都会趣味
前金具
帯留め
繊細工芸
第四章 粋に住まう(風情ある空間)
(エッセイ)美女としんねこ四畳半(多田道太郎)
粋と粋の住まい
松の茶屋
朝倉彫塑館
庭園美術館
雅叙園
京都(中里・つる居・石塀小路)
第五章 粋に味わう(江戸前の味)
(エッセイ)ガマンのあとの口福(入船亭扇橋)
すし(弁天山美家古)
そば(蓮玉庵)
天ぷら(天政)
うなぎ(重箱)
どじょう(駒形どぜう)
第六章 粋に装う(着こなしの粋)
(エッセイ)粋を着る(早乙女貢)
黄八丈
唐桟
縞帳
幕末、長崎出島の役人が遺してくれた、渡来布地の面影帳
型染め
浴衣
型紙と染め見本
どんなひとを、どんな恋を彩ったのか、大正ロマンの香りよみがえる型染め見本
羽織
火消し半纏
襲ね
羽裏・長襦袢・下着
大正から昭和初期の男たちが競った、艶やかな贅としゃれ心の開花
第七章 粋をデザインする(江戸のグラフィズム)
(エッセイ)「いき」は古く新しい(粟津潔)
江戸凧
団扇
かるた
半纏(火消し半纏)
祭り半纏
手拭
千社札
看板
千代紙
第八章 粋を生かす(粋のクリエーターたち)
川瀬敏郎(花があってこそ粋がひきたつ)
やまもと寛斎(ぼくの行為のなかに粋がある)
福田繁雄(ぼくが粋かどうかを決めるのはあなたです
川上元美(粋にいたる長い道の上で)