図書目録テクノクラシー資料番号:000006824

テクノクラシー

サブタイトル
編著者名
四至本 八郎 著者
出版者
新光社
出版年月
1933年(昭和8年)2月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
216p
ISBN
NDC(分類)
509.1
請求記号
509.1/Sh91
保管場所
閉架一般
内容注記
ハワード・スコット氏提唱
昭和館デジタルアーカイブ
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第1 米国で最近大流行の新学説
到る所に旋風を捲き起す
一ヶ月働けば一ヶ年は楽に生活
米国の欠陥に深く食ひ入る
第2 テクノクラシーの発端
語源はスミス技師から
創唱はハワード・スコツト
エネギール国の建設へ
法律に対する根本観念の相違
第3 テクノクラシー理論
アメリカ文明の危機
英蘭銀行総裁遂に悲鳴をあぐ
昔は人間と動物の労力のみ
機械力は加つて労力を増大す
万物皆エネルギーの供給に生く
エネルギー単位は一定不変のもの
エネルギーは不還不的のもの
人間生活の三大基礎
昔時は人力が機関運転の主力
人間の重要性が労力として漸減
生産力は増加して労働者が減少
人力を除く為め機械を使用
驚くべき機械能率の進歩した実例
革命的発明に恐怖し之れを抑制
工場が出来ても労働者は不必要
借金返済の為めの借金
返済の見込つかぬ巨額の借金
負済の増加は逐に販売業の破産
紙幣の山に銀行家が憂欝
生産家資本家労働者が狂争
価格制度の衝突三点
機械自体の統制が必要
機械社会では銀行家は不必要
価格制度維持から爆発点に到達
難局に処するに経済学者は不適任
負債は上り職業は減少
第4 テクノクラシーの横顔
テクノクラシーは研究機関の名
エネルギー消耗の激増
お先き真暗なアメリカ
危機に直面のイギリス
見かけ倒しのイタリー
富を作ることは消費に退化
機械社会には負債も慈善もない
第5 スコツト氏の略歴
非凡な頭脳の持主であつた
土木工事の監督者あがり
肩書がない
第6 ヴエブレンの所説
技師と価格制度
産業の目的は社会奉仕
機械は解放の代理者
理想社会の建設は技術家の役目
第7 自然科学の経済的応用
経済的行為は唯一の数量換算から
金銀に価値の標準を置くは不合理
価格制度は生産配給の連続を破壊
生活標準は科学的測量から
第8 アツカーマン等の所説
『工芸学者は不景気を見る』
蒸気機関の発明が生産革命
電力化で更に一段の進化
生産増加率に人間時間が反比例
負債増加率は生産率より早い
第9 ダグラスイズムとの関係
ダグラスイズムは信用経済が根幹
信用統制の民主化を力説
資本主経の代りに信用主義
機械社会説に暗示を与ふ
第10 ハツタアスレー等の説との関係
世界経済の困厄と経済学の無力
共同社会の信用を力説
第11 テクノクラシーの反響
資本家連が頻りと説を聴く
反駁、酷評―学界の動揺
注目を委いたヘンダーソンの意見
『配給制度が根本基礎を為す』
『関税の障壁を打破せしむること』
第12 実施の第一歩
人造絹糸操業僅かに三時間
女性と家庭に及ぼす影響
新聞紙の消滅時代が来る
剃刀や麻服にも立派に応用
汽船の上にも自動車製造にも
価格制度が消滅せんとする米国
ラヂオが新聞を奪ふ
現在の新聞は『社会浪費』
第13 テクノクラシー対話二つ
技師大統領
夫と妻
第14 結論を与へぬ科学者
エネルギーを社会価値の標準とすること
生産能力の統制
生産経営を科学者の手に

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