他山の石
第1篇 総論
露国の古今
第2篇 戦争と内乱
戦争と内乱の経過
革命運動の由来
日露戦争と自由主義
仮憲法の発布と内乱の頻発
第一議会の開会と其の解散
高圧政策と内乱の終結
戦争と内乱の影響
経済界に及ぼせる影響
財政上に及ぼせる影響
社会の組織に及ぼせる影響
外交に及ぼせる影響
第3篇 戦後の経営
朝野の覚醒
政府の覚醒と議会の反省
国民的自尊心の発現
維新の新政
新政の綱領
内政の刷新
政権の帰一
国民教育の改善
戦後に於ける国民教育界の情態
教育普及十年計画と其の実施の概況
小学校教育主義の大刷新
産業の振興
農政の刷新と農事の改良
工業の振興
関税政策
国庫の収入増加を目的とせる関税
農産の保護を目的とせる関税
工業の保護を目的とせる関税
交通の整備
財政の整理
財政整理の根本政策と外資輸入
最近十箇年間に於ける露国財政の一般的観察
歳計内容に関する観察
国債の整理
国庫の剰余金
教育の改善
出師準備に関する諸般の改正
附属機関各部の改革
兵学界の進運
兵器と器具材料の改正並に造兵事業の独立計画
海軍の復興
第5篇戦後の外交
平静本位を表する露国戦後の外交
露英の親近
日露の協商
巴爾幹に於ける外交大屈辱
巴爾幹に於ける再度の失敗
八面玲瓏主義の一進転
極東に於ける外交の平静
最近に於ける露国外交の発展
対清外交の活躍
中東に於ける外交の進展
最近巴爾幹に於ける露国外交
第6篇 極東の経営
露国東方侵略の由来
戦後に於ける極東の経営
極東軍備の充実
交通の整備
極東の移民
対極東行政の革新と国民主義の経営
蒙古と新彊の経営
庫倫独立後に於ける露国朝野の意向と政府の声明
蒙古経営の真相
新彊方面に於ける露国勢力
蒙彊経営と鉄道計画
蒙古の将来や如何
第7篇 結論
附図・写真版有