回顧録　其２

第２編　在職中の回想、一
就任当時企劃せる将来方針並其の経過
オハ油田の採掘に関すること
成るべく速かに第二のオハ油田たるべき個所を探求決定すること
オハ以外の採掘鉱区開発は如何なる順序に着手すべきや
各油田地より海岸迄の送油問題
海岸より油槽船に送油するには如何なる方法に拠るべきや
各油田地を接続する交通々信機関の施設
荷揚場及舟艇溜所の建設計画
社船の建造
機具器械用度品等の型式統一及整理
領事館の至急設置方に就き政府に申請の件
南北樺太縦断郵便線の創設に付彼我政府に申請の件
一千平方露里試掘地域決定せば何処より如何なる程度に開発に着手すべきや
会社は蘇政府より獲たる採油事業のみを以て満足すべきや
対蘇関係諸問題
財産帰属権無線電信協定、並無線電信所設置に関する交渉
鉱区境界より五十米以内の地帯に鑿井禁止の件
彼我鉱区交換使用の件
鉱区内に蘇政府国有鉄道敷設の件
蘇側鉱区の利用に関する件
蘇国北樺太国営企業及蘇本国より原油購入に関する交渉
利権料邦貨払ひの件
団体契約