現代教養全集　３

インパール（高木俊朗）
インド征服の夢
断じて行えば鬼神も避く
密林作戦に飛行機はいらぬ
ジンギスカン遠征の故智
『ウ号作戦』発動
訣別の杯
空挺部隊の来襲
恐るべき空挺作戦
ミチナ孤立す
最後の機会は去った
印緬国境をこえて
インパールまで三十五キロ
牟田口司令官の督励
柳田師団長の悲運
『森の高地』再攻撃
雨季の襲来
弾一発、米一粒も補給なし
インパール突入の態勢をとれ
目の下にインパールが
急遽ビシェンプールを攻撃せよ
凄惨な死闘
二人の師団長解任
山守集成中隊の玉砕
最後のスケッチ
相次ぐ戦場離脱
敵出撃の兆あり
生物と化した第一線兵士
『陣中新聞』
山陵地帯を撤退
後退の師団命令
死の道
田中新師団長の見解
牟田口将軍の最後のあがき
ある芸術家の最後
ついに総退却
この旗のために
惨憺たる敗北
狂人にされた佐藤師団長
小磯首相の『必勝の信念』
戦艦大和の最期（吉田満）
碇泊
出港
待機
出撃前夜
出撃ノ朝
作戦発動
敵地ニ入ル
外洋ノ朝
開戦
電探室被弾
直チニ第二波
間断ナキ猛襲
戦勢急落
護衛艦苦闘
小休止
止メノ殺到
断末魔
艦隊解散
死生ノ寸刻
最終処置
脱出
巨鯨沈ム
自爆
漂流
救出
艦隊敗残
救出消息
生還
感懐片々
山中放浪（今日出海）
蝙蝠荘
道遠し
断たれた望み
つぎはぎ飛行機
住民部落
御来迎
台湾脱出
ヒロシマ日記（抄）（蜂谷道彦）
きけわだつみのこえ（抄）（日本戦歿学生の手記）
偏奇館焼失（永井荷風）
八月十五日まで（高橋やえ子）
敗戦の日（藤田靖夫）
解説（臼井吉見）