図書アア イゴウ センスイカン000006031

あゝ伊号潜水艦

サブタイトル1~10
海に生きた強者の青春記録
編著者名
板倉 光馬 著者
出版者
光人社
出版年月
1969年(昭和44年)11月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
262p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/I87
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第一章 伊号潜水艦、ハワイへ
食うか、食われるか
防潜網の真っ只中で
海底での苦悩の末に
炭酸ガスの苦しみ
別れの杯をかわす
一難去って、また一難
再び奇蹟は起こった
悲しき予言的中す
飛行機乗りの夢やぶる
石崎司令の思い出
米本土西岸で大暴れ
第二章 ミッドウェーでの死闘
ミッドウェー島を砲撃
あゝ美しき祖国よ
ミッドウェーに突入す
ミッドウェーでの惨敗
潜水艦に新しい任務
待ちに待った初戦果
恐るべき罠とも知らず
虎穴に入らずんば
地獄の中での責苦
さらばポートヴィラ
第三章 決死補給作戦の日日
ガダル島に敵来襲す
チーム・ワークの勝利
“不沈空母”危うし
あゝ遂に長蛇を逸す
ガ島をめぐる攻防戦
ソロモン海での死闘
悲しき蟻上陸作戦
鼠上陸作戦もむなし
苦肉のもぐら上陸作戦
第四章 ふたたび戦場へゆく
伊号潜水艦長を拝命す
一路トラック島へ
イ一七六潜水艦傷つく
一式陸攻でラバウルへ
さらば富田大尉よ
深手を負った田辺艦長
敵機の奇襲をうけて
沈没の危機せまる
ついに危機を脱す
総員、必死の応急修理
みごと離洲に成功す
イ一七六潜奇蹟の生還
第五章 “霧の魔界”に屈せず
イ二号潜水艦長に転ず
不覚の事故に泣く
アッツ島玉砕の悲報
霧のアリューシャンへ
あゝキスカ湾見ゆ
補給作業に成功せり
あゝ生命ありてこそ
生還いまや絶望に近し
迫りくる死霊にいどむ
断じてわれ自身を信ず
敵の盲弾をうける
死神の手をのがれて
第六章 北の海に消えしもの
かげろうの如き運命
かくて生死を共にせん
名手・真田兵曹のこと
“不死身”の異名頂戴
魔のキスカにいのる
思いがけない危機
いのち消えなんとして
敵の警戒きびし
海底に息をひそめて
黙考数刻のしじまに
強敵に盲点ありて
奇怪な霧の中の砲戦
同期の桜ここにありて
アッツの英霊よみがえる
ついに巨船をほふる
アッツの魂よ安らかに
第七章 南海の苦闘の末に
イ四一潜の艦長として
目をむくセンブリ司令
スコールもまたよし
間の抜けていた敵機
昔日の面影もなし
忘れ得ぬ大和田司令官

影なき恐怖に脅えて
クジに賭けられた運命
万感胸に迫りきて
あゝ懐かしき日日
胸のすく大空中戦
ブインでの熱い涙
安らぎの時もなく
成功のかげに涙あり
奮戦すれどもむなし
鮫島長官の悲痛な叫び
風雲急を告げれども
あまりにも大きな痛手
艦上での奇しき再会
国破れて山河あり
付有り