海軍五十年史
緒論 日本民族と海―海国日本の史的概観―
上古における水師
海上武力の消長とわが大陸国策の盛衰
元寇の役
徳川幕府の鎖国政策
外国船の渡来
欧式軍艦の濫觴
長崎伝習所の創設
兵庫海軍操練所の開設
薩英戦争
馬関砲戦
幕末におけるわが海軍
第1篇 建設時代
帝国海軍の創設
大政奉還
官制の制定
函館の役
兵部省の開設
湖軍教育機関の創設
海軍振興論の擡頭
徴兵令の発布
海軍省の創設
軍令機関の発達
艦船および航空機の発達
艦船の発達
艦船の種類
戦艦の性能と発達
巡洋艦
航空母艦
駆逐艦
潜水艦
航空機の発達
航空機の重要性
軍備と軍事費
軍事費の変遷
家禄税の設定
軍艦製造費の嚆矢
第一期軍備拡張
第二期軍備拡張
海軍費の割合
第一議会開かる
第四議会の紛糾
明治天皇と海軍
海軍への行幸
水雷発火天覧
明治天皇と軍歌
第2篇 日清戦役時代
韓国出兵
戦役の動機
日清両国の韓国出兵
聯合艦隊の出動
彼我海軍力の比較
聯合艦隊の編成
豊島海戦
高陞号事件
威海衛攻撃
黄海海戦
両国艦艇の比較
戦闘開始直前の対勢
比叡の苦戦
旗艦松島の奮戦
戦果
威海衛の陥落
聯合艦隊の威海衛総攻撃
丁汝の降伏
澎湖島占領
北清事変
事変の発端
事変経過の概要
勇猛服部部隊
媾和
戦後における軍備
帝国海軍の整備
第一期海軍拡張
第二期海軍拡張
第三期海軍拡張
日進、春日の購入
潜水艦採用
第3篇 日露戦争時代
開戦までの経緯
三国干渉後の東亜の情勢
満洲に対する露国の野望
日露交渉
開戦
開戦当時の彼我兵力量
聯合艦隊の編成
東洋に於ける露国の海軍力
日本海海戦までの諸海戦
聯合艦隊の進発
仁川沖の海戦
第一回旅順攻撃
旅順の閉塞
旅順港外における彼我の損害
黄海海戦
蔚山沖海戦
旅順艦隊の最後
日本海海戦
バルチック艦隊の遠征
わが聯合艦隊の準備
二十七日の戦闘
二十七日夜の戦闘
二十八日の戦闘
平和克復
第4篇 世界大戦時代
世界大戦と帝国海軍
青島の攻略
青島陥落ξ南遣支隊
特別南遣支隊
遣米支隊
地中海作戦
特務艦隊編成
第二特務艦隊
地中海作戦の成果
戦利潜水艦の回航
第5篇 軍縮時代
華府会議
米英の魂胆
ヒューズの爆弾提案
五・五・三の比率
協定の成立
華府条約の内容
華府条約の教訓
寿府会議
日米英の提案
協定つひに成らず
倫敦会議
日本の三大原則
日米の対立
妥協案の成立
倫敦協定の主要条項
寿府一般軍縮会議
失敗の記録
日本提案の意義
第二次倫敦会議
倫敦予備会商と華府条約の廃棄
脱退
日本脱退後の倫敦会議
軍備費の変遷
日露戦役より華府会議まで
華府会議以後
第6篇 開花時代
上海事変
一触即発
事変勃発
停戦協定
海陸協同作戦
支那事変
発端より南京攻略まで
南京攻略以後
大東亜戦争
終始一貫せる米の対日圧迫
開戦の前夜
米国の対日戦備
日米交渉の経過
作戦の経過緒戦期の概況
結び