世界経済図説 続
世界経済総観
国民所得からみた世界
エネルギーからみた世界
アメリカ
アメリカの経済力は驚くべく大きい
アメリカの生産増加の速度は速い
アメリカの生産性は著しく高い
生産の増加の一番激しいのは機械類であった
アメリカのエネルギー消費
原料の不足
アメリカの外国市場への依存度は低い
しかしアメリカの輸出の世界の対する割合は大きい
アメリカ貿易の相手国
アメリカはどんな商品を輸入し、どんな商品を輸出しているか
機械、化学製品等の輸出におけるアメリカの地位
アメリカの国際収支は支払超過である
アメリカはどういう性質の援助をどれほどあたえたか
アメリカの対外援助はどういう国々にあたえられたか
民間資本はどういう国のどういう産業に投下されたか
国際政治団体に対するアメリカの支配
アメリカは資本主義陣営の軍事的防衛体制の中心に立っている
朝鮮事変後国防費は著増した
軍備拡張とアメリカ経済
ヨーロッパ
世界経済における西ヨーロッパの地位の変化
国民所得からみた西ヨーロッパ諸国の順位
ヨーロッパのエネルギー供給構成には新しい展開が行われている
石油はヨーロッパの燃料構成を変革しつつある
西ヨーロッパの生産はどんなに回復しているか
西ヨーロッパの鉄鋼生産はまだまだ増産を続けている
西ヨーロッパの機械工業の発展と雇用
貿易価額からみた西ヨーロッパ
貿易数量からみると西ヨーロッパは輸出を増進、輸入を節約しつつある
品目別にみた西ヨーロッパの貿易
交易条件の不利に悩む西ヨーロッパ
西ヨーロッパの「ドル不足」はまだ五○億ドルにも上まる
東西貿易の現代的意義
西ヨーロッパの世界的地位の低下は国際収支にあらわれている
マーシャル援助計量とヨーロッパ
石炭・鉄鋼共同体の意義
ヨーロッパ支払同盟はヨーロッパ統合への一段階
再軍備は何をもたらしたか
ラテン・アメリカ
ラテン・アメリカとはどんな地域か
ラテン・アメリカの国々
ラテン・アメリカは依然として「単一耕作」から抜けだせない
戦前は出超、戦後は入超
交易条件の好転で大儲けをしたが、それは必しも堅実な発展を齎らさなかった
特産物の輸出の大部分はアメリカ市場に存在している
アメリカの最も安全で最も必要とする投資地域
アフリカ
工業化が非常に遅れている
イギリスとフランスが植民地の半数を持っている
鉱産物は種類も量も多い
輸出入額は本国との間が圧倒的に多い
土着民と白人では生活水準に非常な差がある
アジア
アジアの人口は多く、経済は貧しい
アジア国民の貧しさ
アジアの農業
鉱産物の生産も振わない
インドと日本
アジアの貿易
アジアはどこに輸出し、どこから輸入しているか
アジア貿易の相手国
アジア諸国の貿易は後進国の特徴を備えている
アメリカからの援助
コロンボ・プラン
中東
中東の貧乏は農業の生産力が低いためである
貧弱な中東の工業
豊富な中東の石油資源
中東の石油は国際的石油の流れを変えた
中東諸国は石油の収入によって莫大な利益を得ている
中東における石油帝国主義
大洋州
大洋州の経済の発展は甚だ速かである
大洋州の国民所得はなぜ高いか
大洋州の貿易におけるヨーロッパへの依存度は高い
ソ連と東欧
社会主義国は拡大した
鉱工業生産の速度は資本主義諸国を追い抜いている
生産財の生産増加で重工業は高度化している
原料・燃料の生産高はアメリカにはまだ及ばない
消費財生産の速度は遅れている
農業生産はさらに増加が望まれている
小麦、綿花、馬鈴薯の生産高は世界で最高
第四次五ヶ年計画では戦争被害を回復した
スターリン目標に近づく第五次五カ年計画
自然改造計画は一層大規模となっている
国防費と投資の増加で財政は増大している
東欧でも工業化は進んでいるが、農業生産は遅れている
ソ連国の貿易は増加したが、資本主義国とでは縮小している
中国
土地改革は完了した
農業所得は改革前より増加している
工業化は徐々に進んでいる
インフレ収束に効果のあった折実単位制度
五カ年計画の着手に伴って財政は増大した
図版目次・索引