商船士官の実務
第1章 船内生活の合理化
社交的生き方
端正な服装の効果
日常の挨拶
ユーモアのある話題の提供
奨励したい遊戯や運動
他職の人を理解する生活
勧めたい部下教育
職域意識を抜取る日常の努力
船上の沃土
ラジオの活用
態度の洗煉
忘れたくない自尊心
ユーモラスな生活
先輩を尊ぶ美しい姿
第2章 保船関係
掲示図表について
荒天準備上の注意事項
タンク・モデルとサウンヂング・ボードの現状表示
煙突マークのアツプ・キープ
汽笛や汽角の磨き方
ハウス周りの塗色の調整
なくしたい鉄板の赤錆
木甲板のピツチ
アンカーブイの利点
ライフブイとホルムスライト
消火器の格納箱
露天甲板上の万国椅子
ドアーロツクの日常手入れ
船内の雑音防止
暗車を守る具体的措置
木甲板の適度のウオッシュ・デッキ
特殊の貨物が塗装に附着した場合
救命胴着の格納位置
舷窓用盲板の格納位置
第3章 入渠時の注意事項
火災予防
盗難予防
各部間の連絡
乗組員の休養
操柁装置の準備
タンク状態の調整
入出渠時のトリム
第4章 部下教育
復命実施の教育
青年士官に与える課題
命令態度の教育
当直士官の態度
救命用具の使用訓練
戦後の青年士官の欠点
船客と乗組員の命を守る訓練
第5章 貨物扱いの要点
荷役要具の整備および受検
デリツク・ブームの安全荷重量標示
ハツチカバーの整備
シフチング・ビームの整備
プリベンター・ガイの要領
積荷開始前の倉内点検
スカツパーおよびビルジの試験
入港前のデリツク準備
ボトム・シーリングの清掃
倉内の悪臭除去
消火器の準備
積付計画上の注意
荷役打合上の注意
参考書類の整備
復原力(GM)の計算
最大限積取りの工夫
ストアー・アンド・マージンについて
甲板士官の服装
荷役用手帳の準備
荷役開始前の注意
荷役休止前の注意
倉口附近の整頓
怪我の予防
ダウン・ビロー・マンの配置
上屋内および艀の随時点検
士官検数
仕切りの要領
荷敷類の工夫
貨物破損防止の工夫
中甲板積みの注意
手鈎使用について
倉内貨物の固縛
喧嘩巻きの注意
グーズ・ネツクの注油
振出し荷役の注意
蒸気ウインチの故障
特殊貨物の引受け
摩損防止
圧潰防止
湿度に注意
虫害に考慮
寒冷時の注意
詰物の必要
臭気の影響に注意
冷蔵貨物取扱い上の注意
冷蔵庫附近の影響
甲板積貨物の固縛
危険貨物について
液体貨物積付け注意
化学的反応に注意
生果物の特色に注意
家畜類輸送について
撒積貨物について
重量物積取り注意
棉花積み付け上の注意
倉内の随時点検
荒天遭遇報告の工夫
積荷の際損傷を発見した場合
積荷後損傷を発見した場合
揚荷の際損傷を発見した場合
受渡しの際の支障
荷主に対する応対
第6章 船客扱いの要点
態度についての研究
語学の練磨
服装の考慮
陪食のエチケツト
第7章 操船航法上の要領
離着岸には適切な汐時を選べ
マルセイユ港外の冬季季節風
緊急速力の打合せ
視界不良時の行船に関する研究
緊急避航対策
後退速力
片舷機速力
後退中,柁効と風向の関係
空船航海の研究
荒天航法
出入港時,船長の守るべき要点
最新式測器を利用する場合の要領
新霧中航法
操船用要目図の利用
大型船と小型船の航法
濃霧中の行動研究
濃霧中行逢船の航跡記入法
第8章 商船号令標準
諸試運転
出港時
入港時
操柁号令
呼子信号
第9章航海当直の要領
回転数整定について
船長が基準航路の明示
海図と航海関係法の補正の急務
レーダーの映像について
煙突から噴き出す火の粉
命令簿原則
雑多な報告について
変針時の処置
航海当直の準備
測程器指度改正について
航海士の雨具準備について
テレグラフの使用向きについて
汽笛信号について
不安を感じたときの処置
海図使用向きについて
船内巡視の要領
スペインおよびポルトガル沿岸航海中の注意
水先人操船中の心構え
シー・パイロツト乗船中の心構え
当直士官の親切心
気象に対する注意力
国旗掲揚について
出入港の諸行事の監督
自動操柁中の注意
正午の航海計算
天気図作製について
北海航海中の注意事項
水先人に対する挨拶
航海当直後の報告
行動変更の通知
航海日誌を読返す習慣
見張員に対する研究
第10章 停泊当直の要領
係留浮標に対する注意
浮標に係留中船の振れ回りに注意
停泊当直の制度
舷門附近の清掃
潮流の強い岸壁の注意
甲板上の照明処置
ウオッチマンの利用
守錨当直の研究
上役に対する手配
上陸許可の限度
第11章海難関係の要点
電報の打ち方
衝突時の処置
坐礁,膠沙時の処置
火災時の処置
曳航
海難防止標語の掲示
岸壁から受けた船の損傷
係留浮標から受けた船の損傷
GyroのCourse-record
船長およびその発行するStatement
第12章 一般的注意事項
航路選定上の注意
各部間の密接な連絡
密航者調べの必要
船内点検の必要
船長が発令する際の注意
船則の熟読
本船と現地員の希望の調整
考課表作成上の注意
失敗談を語る機会
英語の習熟は毎日の努力から
日本人船員の特殊性
定期実践計画表の作成
燃油積込およびシフト時の注意
水路告示および速報の取扱い方
図誌目録の取扱い方
海図取扱向きの工夫
時辰儀の取扱い方
水先人の責任限度について