図書インドヨウ ノ ヒタチマル000005238

印度洋の常陸丸

サブタイトル1~10
編著者名
長谷川 伸 著者
出版者
新小説社
出版年月
1962年(昭和37年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
291p
ISBN
NDC(分類)
557
請求記号
557/H36
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

印度洋の常陸丸
戦地のご馳走薩摩芋
『日本捕虜』と『よこはま白話』の機縁
常陸丸(二世)の横浜出港
不吉の兆の琵琶歌『常陸丸』
六という数字が付きまとう宮崎匡
無電「ドイツ仮装巡洋艦ニ襲撃サル」
失踪船の群島捜索
常陸丸の消息絶ゆ
コロンボ市街のスパイ屋
大西滝治郎中尉等の飛行隊
メール島の宮殿と王
異国人を見ると女が死ぬ島
日本の下駄二十一足半漂着
『国民新聞』『万朝報』と『長崎新聞』の特ダネ
甲板の血・肉・死体
富永清蔵船長の脱出断念
石油倉庫に命中弾
砲撃下にありての機関室
毛の残っている一片の人肉
海へ吹き落とされた人々
うねりの中の豊島清三救わる
重傷者に日影をつくる洋傘
海の狼・空の小狼
常陸丸にドイツ国旗たてらる
富永船長以下すべて捕虜
戦死体十三名戦傷者多数
敵艦長と富永船長の問答
仮装巡洋艦ウォルフ号五千六百トン
アメリカ帆船の日本人村上
富永船長の苦悩
ドイツ艦上の日本人水葬
アメリカ船員村上の砲撃談
ドイツ下士官の語る日本の斬込み戦法
サヤデマルハ・バンク島
常陸丸の爆沈二十七分半
スペイン船と少女
ドイツ潜水艦と乗組員
ウォルフ号の三食と日曜食
佐藤久多等の芸能奉仕
十二番目の拿捕と撃沈
アメリカの少女別れの踊り
スペイン船に去る鯨岡かめの
戦闘準備をヨソに碁将棋
北極圏の氷と死
フランス船爆沈と少年の号泣
ウォルフ号のクリスマス
帆船ジー号の老船長
暴風雨の中でやるドイツの祝宴
大西洋を北上してドイツに向かう
富永船長北極圏の自決
商船ボヘミヤ号
仮装巡洋艦が化けて商船
捕虜を船艙に拘禁して航海
ウォルフ号封鎖破りに成功
アーレースタンドに投錨
キール入港と五名の日本人
スペイン船の擱坐七十余名の捕虜解放
薄いパン・水スープ
雪の軍港に残るもの去るもの
木村庄平等十八名は南へ
カールスルーエで五名いなくなる
残る十三名はブランデンブルグへ
三万人の捕虜がいる収容所
今日も大根明日も大根豚同然
イギリス船の日本人水夫長
戦争罪人収容所
ドイツ兵の白パン盗み
ハインリッヒ親王の日本人慰問
日本人八十余名のキール上陸
グストロー捕虜収容所
ペン先を折ってする種痘
戦争罪人として番号付け
生きている死体の病室と無数の墓
ハンブルグ市の重労働に派遣
二人のドイツ娘
“通りがかりの奉仕”と“感謝を求める気のない協力”
黒パンを食うと涙が出る痛さ
ドイツ娘マガレッタと早水松彦の恋
ブレフェー日本文検閲主任
検閲助手石井君太郎の入牢
ドイツ娘チョキーと野中慶一
入牢・水風呂・「ヤパナー腹切り」
ブランデンブルグ収容所で煙草一本三銭五厘
日毎に死ぬもの十数人
外国兵たちと喧嘩
プロレスのフランス兵と勝負
宮崎匡・山田朝彦とロシヤ人イージウス
ハンブルグ市の原震吉博士
末次内蔵一等ドイツ人技師を狙う
饑餓を忘れたくて革を噛む
胡瓜を食べて闇室に監禁
髭源次郎等ハンブルグ脱走に失敗
脱走八日目の失敗
空腹の中で一日二十回の尿
楠川正敬の死とイギリス人の旗輪
楠川の建碑に努力する山田朝彦
九名の日本人ワームベックに去る
北半島の鉄道工事に八十余名
バアキンモアー村の捕虜収容所
末次内蔵一デンマルクへ脱出を企つ
山下仙太郎女に化け脱出に加わる
末次・山下国境に捕えらる
『宮崎匡手記』の終戦前後
四十六年後の再会
八十余名又もグストロー収容所へ
富永船長の遺物盗まる
マガレッタの早水松彦の再会
コペンハーゲンの日本人とイギリス兵
日本人ヤマシタの脱出奇談
ロンドンの警官とピカデリーの女
ビクトリヤ船渠の日本人木工カンゾウ
イギリス船水夫長の日本人
勲章を貰った日本人水夫ヤギ
日本に帰った十八名と八十二名(内一名先着)
木村庄平のことそのほか
末次内蔵一走り書きの手紙
写真版・凸版あり