英国海軍史 1
第1編 自紀元七百年至千三百五十年
英国ノ海軍ニ長セル事
往古ブリトン人種ノ事
英国海軍ノ始祖アルフレッド王ノ事
アゼルスタン王ノ事
ヱゼルレッド王ノ事
アールゴッドウィンノ浅底船帆ト櫓トヲ以テ行走スル平扁ナル船ニシテ昔地中海ニ多ク用井タリノ事
ハロルドノ海軍勲功ヲ建タル事
顕理第二世ノアイルランド征服
ドロマンダ号ノ事
ダムノ戦争
ドーブル海峡ノ戦争
ヱドワルト第一世在位中ノ戦争
スロイスノ戦争
第2編 自千四百年至千五百八十七年
ヘンリー第五世在位間ノ戦争
ヱドワルド第四世ノ船艦ノ事
ヘンリー第七世新地発見者ヲ奨励ス
サァル、ジヨン、カボット航海ノ事
大ハーリー号ノ事
ヘンリー第八世在位間ノ戦争
艦隊ピンキノ陸戦ヲ援ケタル事
サァル、ヒー、ウ井ルロビー航海ヲ為シ復タヒ本国ニ還ラサル事
女王エリザベス即位ノ事
ドレークノ第一航海
ドレーク世界周航ノ事
ドレーク艦隊ヲ率ヰテ再ヒ西班牙国ヲ攻撃ス
女王エリザベス慾ニ耽リテ功臣ヲ疎ンス
第3編 自千五百八十八年至千六百二年
西班牙国艦隊ノ事
エリザベス王慳吝西班牙艦隊ヲ禦グノ備ヲ遅滞シタル事
西班牙艦隊開帆
西班牙艦隊暴風波ニ会シ帰帆ス
西班牙艦隊再ヒ開帆ス
西班牙艦隊英吉利海峡ニ達ス
西班牙艦隊ロルドホワルドノ将ヰタル艦隊ト交戦ス
西班牙艦隊カレース繋泊場ニ於テ放火船ニ撃レタル事
西班牙艦隊敗滅ノ事
西班牙艦隊敗滅後エリザベス王在位間ノ遠征
ロルドホワルドケーヂス港ニ碇泊セル船舶ヲ殄滅ス
ロルドエッセクスノ事
ラレーノ事
カベンチスノ事
デビスノ事
第4編 自千六百年至千六百五十五年
ゼームス一世造船術ヲ改良ス
海軍測量官ペットプリンスロヤル号ヲ製造ス
艦隊亜爾及耳ヲ攻メ功果サスシテ止ム
査爾斯一世ロルドウ井ンブルドンヲ遣リテケーヂスヲ撃タシメタル事
艦隊仏国波羅的士但教徒ヲ撃ツヲ拒絶シタル事
海王号ノ事
艦隊議院ニ党スル事
バッテンノ事
レインスボールノ事
プリンスリェペルトノ事
ブレーク、リュペルトヲ討郤スル事
ブレーク、ゼルシイ諸島ヲ征服スル事
荷蘭ト交戦ノ事
ブレークブァントラムト会戦ス
デバイトルヱスクート会戦ス
ブレーク仏国艦隊ヲ奪フ
ボッドレーレグホルンノ近海ニ於テ蘭艦ト戦フ
プレーク、ブァントラムト戦テ敗ル
プレークラ、ホーグノ近海ニ於テブァン、トラムヲ破ル
千六百五十三年六月二日再ヒ蘭国ト戦フ
千六百五十三年七月三十一日大ニ蘭国ト戦フ
英蘭両国戦争ノ終局
第5編 自千六百五十四年至千六百八十八年
コロムウェルノ西班牙国攻撃
コロムウェルノ権謀
ブレーク亜爾及耳及ヒ突尼斯ヲ攻撃ス
ペンヒスパニオラ島ヲ攻メテ失敗ス
ペン牙売加島ヲ略取ス
マラガ府ニ於ケルブレーク
ブレークサンタクルース港ニ於テ西国ガルレヲン船ヲ残滅ス
ブレーク死去ノ事
査爾斯二世英国王位ニ復ス
サンドウヰッチ亜爾及耳ニ向テ進発ス
第二回荷蘭戦役
荷蘭ノ水師提督ヲプダム敗績ス
蘭仏両国盟約ノ事
英将モンク蘭将デルイトルト四日間激戦ノ後敗績ス
英将リュペルトデルイトルヲ敗ル
デルイトル達迷塞河ニ進入ス
デルイトルシール子ス城塞ヲ破毀ス
英将サァルエドワルドスプラッグ殊勲ヲ立ツ
蘭国ト和睦ノ事
スプラッグ亜爾及耳国人ヲ懲ラス
英蘭瑞典三国盟約ノ事
荷蘭国ト第三回荷蘭戦役
英蘭両軍四タヒ対戦ス
英将ハーマンフレガット船ヲ以テ戦ヒタル事
蘭国ト和睦ノ事
査爾斯二世崩ソス
英国革命ノ事
第6編 自千六百八十九年至千六百九十八年
英国革命ノ英仏両国ノ交際ニ影響シ従テ亦英国ノ海軍ニ影響シタル事
仏王路易ゼームスヲ援ケ愛爾蘭ニ艦隊ヲ遣リタル事
バントリー湾戦争ノ事
英ノ海軍将ルーク及ヒキルリグュー職務ニ鞅掌シタル事
ピーチヘッド近海ニ於テ戦争ノ事
英将シヨウブェル偉勲ノ事
英将リユッセルロードトルリントンニ代リテ指揮官トナリタル事
英ノ海軍勝ヲ西印度ニ得タル事
ゼームス頑愚ノ事
ラホウグ戦争ノ事
仏国捕敵船奏功ノ事
リユッセル職ヲ罷ラレタル事
仏将デトールブェルラゴス近海ニ於テ戦勝ノ事
英将ベンボウセントマロヲ砲撃シタル事
リユッセル指揮官ニ復シタル事
ブレスト攻撃ノ失敗
リユッセルバルセロナヲ援フタル事
キルリグュリーノ引率セル艦隊戦捷ノ事
仏将デトールブェルリユッセルヲ畏レ戦ハスシテ却キタル事
ベンボウ子ブェルノ両将職務ニ勉励ノ事
リズウヰ井クニ於テ和睦ノ事
ルーク波羅的海ニ向テ進発ノ事
第7編 自千七百一年至千七百四年
ゼームス王崩ソノ事
仏王路易ゼームスフランシスゼームス二世ノ子ヲ英国王ト認メタル事
維廉王崩ソノ事
アン女王仏国ニ戦書ヲ投ス
ロードカルマルゼンノ事
嗹馬国ノ王子若耳治ノ事
ルーク西国ケーヂスヲ攻メ敗北ス
西国ガルレヲン船ヲブ井ーゴ湾ニ於テ尽ス
リーク西印度ニ於テ奏功ノ事
ベンボウノ力戦及其ノ逝去
ヂルクス仏国商船隊ヲ捕拏ス
暴風雨ノ事
ルークノ西国バルセロナニ於ケル失望
日巴拉大ヲ攻取ス
マラガ戦争ノ事
第8編 自千七百四年至千七百十二年
西人日巴拉大ヲ奪回セントス
リーク再ヒ西人ヲ破ル
ルーク職ヲ罷ラレタル事
ルーク逝去ノ事
バルセロナノ攻陥
リークアリカンテェー及ヒイヴヰサ、マジョルカ二島ヲ攻取ス
サァルスタッフォルド、フェールボルンオステンドヲ攻取ス
仏人子ブ井ス島ヲ略取ス
アルマンザノ敗戦
シャブェルトーロンヲ攻メ聯盟者ノ失錯ニ因リ失敗ス
シャブェルシルリー諸島近海ニ於テ溺死ス
仏王路易ノ戦略
オンドルダヲンニューホンドランドニ於テ殊功ヲ奏ス
リークサルヂニア及ヒミノルカ島ヲ攻取ス
ロードダルスレー英吉利海峡ニ於テ商船ヲ警守ス
ロードダルスレー仏将ヂュガイ、トローインヲ破ル
カピティンリッデルノ苦戦
王子若爾日ノ崩ソ
アリカンテーノ陥落
ゲルトライデンボルグノ会議
ノルリスセットヲ攻陥ス
仏人セットヲ奪回ス
西印度ニ於ケル英海軍ノ戦勝
ボルトロヤルノ攻陥
ウヲークル加那太ヲ攻メントシテ果サヌ事
ウトレクト講和会
第9編 自千七百十四年至千七百四十五年
英女王アン及ヒ仏王路易十四世崩ソ
千七百十五年ノ叛逆
ノルリス艦隊ヲ将ヰテ瑞典ヲ攻ム
魯帯兵ヲメクレンボルグニ進ム
魯帝ノルリスノ諌争ニ従テ直チニ其ノ軍ヲ退ク
西相アルベロニーノ計画
西人撤丁島ヲ略取ス
西国兵ヲ西々里ニ発ス
アドミラルビング西国艦隊ヲ敗ル
平和回復
ノルリス魯帝ヲ防制スヘキ命ヲ奉シテ波羅的海ニ赴ク
サァルチャーレス、ウェーゼルヲ波羅的海ニ遣ル
西人日巴拉大ノ恢復ヲ図ル
アドミラルホシールノ西印度進発及ヒ其ノ逝去
英王若爾日一世崩ソ
セブ井ル条約ノ事
英西両国民相疾悪ス
カビティンゼンキンスノ奇話
西班牙ト開戦ス
ブェルノンポルトベルロヲ攻陥ス
ブェルノンカルタゼナ及キュバ島ヲ攻メ失敗ス
ブェルノンノ名誉地ニ落ツ
アンソンヲ大平洋ニ遣リ西班牙ノ藩属地ヲ撃タシム
アンソン薄命ノ事
アンソンノ率ユル艦隊病魔ニ侵サル
アンソンノ率ユル艦隊暴風雨ニ遇ヒ離散シタル事
アンソンペータヲ襲フ
アンソン艦隊ヲ減シテ纔カニ一艘トナス
アンソンチニアン島ニ於テ危険ヲ履ミ豪胆ヲ顕ハシタル事
アンソンマカオ港ニ於テ冬ヲ過シタル事
アンソンアカブールコノガルレヲン船ヲ奪フ
アンソン本国ニ帰ル
ウェーゼル号ノ破砕
第10編 自千七百四十年至千七百四十八年
仏人ノ情信シ難キ事
英国商估怨望ノ事
西北海ノ航路探索ノ事
マッチュース地中海艦隊ノ指揮官トナル
マッチュース為将レストクット釁隙ヲ生ス
マッチュースノ識量
コモドールマルチン那不勒ニ赴ク
仏国ト開戦ス
仏人英国ヲ侵攻セントシテ成ラス
ツーロンノ戦争
レストックノ失措
軍法会議ニ附セラル
ボルトロレアンノ攻撃
マッチュース意ヲ意太利国ニ注ク
千七百四十五年ノ反逆
英艦ライオン号仏艦エリザベス号ト交戦ス
バル子ツト印度ニ於テ力戦ノ事
仏将ラプールドン子ーノ事
ポンデセリー総督ヂュブレイノ事
ペートンノ失措
ワーレンケープブリタンヲ略取ス
アンソン仏国艦隊ヲケープフ井ニステールノ近海ニ破ル
ホウクノ戦捷
英仏等交戦諸国ノ講和
ポンデセリーノ攻囲
ノールズ西印度ニ於テ力戦ス
ノールズ罪ヲ獲
第11編 自千七百四十九年至千七百五十九年
エークスラシャペルノ和約鞏固ナラサル事
東西印度ニ艦隊ヲ発遣ス
ブラッドック遠征ノ事
仏蘭西国艦隊ヲニユーホンドランド近海ニ発遣ス
英仏艦隊ノ小戦
仏艦アルシーデ号リース号二艘ヲ捕獲ス
アドミラルビングヲミノルカ島ニ遣ル
仏軍ミノルカ島ヲ囲ム
ミノルカニ於ケル英仏艦隊ノ戦争
ビング日巴拉大ニ郤ク
仏軍ミノルカ島ヲ陥ヰル
ビング糾問ニ遭ヒ死刑ニ処セラル
ホウク地中海ニ在テ職務ニ勉励ス
アドミラルホルボールンルイスボルグニ仏軍ヲ見テ遁逃ス
艦隊ヲ発シテローシフォールヲ攻ム
印度ノ形勢
ワットソンクライブノ両将ゲリアヲ攻陥ス
カルキユツタヲ恢復ス
フウグリーヲ攻取ス
シャンデルナゴール都城ノ事
水兵力ヲ陸兵ニ戮ス
アドミラルポコック仏軍ト三回ノ戦争ヲナス
ケープブリタンクェベック及ヒゴレイヲ略取ス
第12編 自千七百五十八年至千七百六十三年
ホウク仏国ローシフォールヲ攻撃ス
仏国セントマロニ遠征隊ヲ発ス
仏国セルブールヲ敗毀ス
英軍仏国セントカストニ於テ危難ニ逢フ
子ルソンノ誕生
仏軍英国ニ入寇セント謀ル
大宰相ピットノ防禦策
ロッド子ー仏国ハブルヲ爆燬ス
ボスカウエン仏国海軍将ラクルーヲ破ル
ホウク仏国海軍将コンフランヲ破ル
仏将ツロット愛爾蘭国カルリックフェルグスヲ略取ス
仏将ツロットノ敗衂及ヒ終命
カピティンボイス危険ヲ冒ス
西印度ノガタループ島ヲ攻奪ス
アドミラルステブェンス東印度ニ在テ奏功ス
東印度ポンデセリーノ攻陥
英国艦隊亜米利加海ニ於テ奏功ノ事
英国王若耳治二世崩ソ
ベルアイル島ノ略取
西印度ドミニカ島ノ略取
西班牙国ト開戦ノ事
英国軍艦海上ニ雄飛ス
西国ガルレオン船ヘルミオン号ヲ捕獲ス
西印度古巴島ノハブハンナヲ攻陥ス
呂宋島ノ首府マニルラヲ攻陥ス
ロッド子ー西印度ノマルチニーク其他海島ヲ略取ス
カピティンローリノ驍勇
セントジョン府ヲ失ヒ復タ之レヲ奪回ス
ニユウファウントランドノ状況
千七百六十三年ノ和議
第13編 自千七百六十四年至千七百八十年
新地発見航海
南大陸ノ有無ニ関スル問題
バイロンノ航海
カビティンゼームス、クークノ少時
クークノ千七百六十八年ニ於ケル第一回ノ航海
クークオタヒーテ島及ヒ爾余ノソサイチー諸島ニ到ル
クーク新西蘭新南維里斯瓜哇島ニ到ル
クーク千七百七十二年ニ於テ第二回ノ航海ヲナス
南大洋ノ氷原
クーク復ヒ新西蘭及ヒソサィチー諸島ニ到ル
クーク復ヒ南方ニ航行シ南緯七緯一度ニ至リ海水ノ氷合ノ為進ミ能サリシ事
イーストル島ノ巨像
クークマルケーサスオタヒーテ及ヒフレンドリー諸島ニ到ル
クーク新ヘプリヂース諸島新カレドニア島発見ノ事
クークテルラ、テル、フューゴ島地勢探検ノ事
クークサンドウ井ツチランドニ到リタル事
クーク千七百七十六年ニ於テ第三回ノ航海ヲナス
クークプリンス、エドワルド島ブハン、ヂーメンス、ランド新西蘭ソサイチー諸島ニ到ル
クーク三維斯諸島ヲ発見ス
クークヌウトカ海峡ニ到ル
クーク白令海峡ヲ航通ス
クーク海水氷合ノ為航進ヲ阻マル
クーク布哇島ニ到ル
クーク殺害セラル
カピティンクレルク死ス
カピティンゴール日本ニ到ル
千七百八十年クークノ遠征隊本国ニ帰著ス
第14編 自千七百七十六年至千七百八十年
仏西両国数々英国所領地ヲ侵攻ス
亜米利加藩属地トノ交戦
亜米利加藩属地ト開戦ノ初メニ当リ多ク海軍ヲ要セサリシ事
チャーレストンヲ攻メテ敗績ス
シャンプレイン湖ニ於テ一艦隊ヲ艤装ス
ロードホウ仏将デスタント戦ハント欲シ果サス
英国分艦隊ミケロン島及ヒ聖ピエール島ヲ略取ス
アドミラルバリントン西印度聖ルウシー島ヲ攻ム
仏軍西印度ドミニカ島聖ブ井ンセント島グレ子ーダ島ヲ占領ス
アドミラルバイロン仏将デスタント戦フ
コモドールサァルジョージ、コルエル亜米利加フレガット艦隊ヲ残滅ス
ケッペル英吉利海峡艦隊ノ指揮官ニ任ス
ケッペル仏艦リコルン号ヲ奪フ
ケッペル英国ニ帰リ援軍ヲ請フ
ケッペル仏将ドルヴ井ルエルストアシャント島ノ近海ニ会戦ス
ケッペルドルヴ井ルエルスト戦ヒ勝敗ヲ決セス
ケッペルバリッセル両将ノ推問
推問後ニ於ケルケッペル
西仏ノ同盟
アドミラルパーケル仏国ノ一分艦隊ヲ捕拏ス
西軍日拉巴大ヲ囲ム
仏西両国ノ聯合艦隊英吉利海峡ニ入ル
聯合艦隊サァルチャーレス、ハーヂーニ遭ヒ退却ス
ロッド子ー日巴拉大ノ救援ニ赴ク
ロッド子ー西国ノ一大商船隊ヲ拿捕ス
ロッド子ー大ニ西国艦隊ヲ破ル
ロッド子ー西国人ヲ遇スル寛仁慈愛ヲ以テス
第15編 自千七百八十年至千七百八十三年
ロッド子ー西印度ニ赴ク
ロッド子ー仏将コントデギセンヲセント、ルウシー島ヨリ駆攘ス
ロッド子ーデギセント交戦勝敗ヲ分タサル事
ロッド子ー部下ノ艦長某等亡状ノ事
ロッド子ー新約克ニ赴ク
〓風ノ事
子ルソンフォルト、セント、ヂュアンニ於テ勇略ヲ彰ハス
ロッド子ー再ヒリーワルド諸島ニ赴ク
荷蘭国ト交戦
ロッド子ーセント、ユーステイチア島ヲ占奪ス
仏将デグラス一大艦隊ヲ将ヰ西印度ニ来ル
サァルサムール、フウドノ勇戦
アルバスノットチェツサピーキ湾近海ニ戦フ
ロッド子ー本国ニ帰ル
グラブスノ交戦
陸軍将ロードコルンウォーリスノ降服
ドッゲルバンク近海ノ戦争
ロッド子ー援隊ヲ率井テ西印度ニ赴ク
仏軍セント、キリストヘルス子ブ井ス其他海島ヲ攻取ス
新内閣ロッド子ーヲ召還ス
ロッド子ー仏将グラスヲ撃破シ之レヲ生擒ス
ロッド子ーノ叙爵及ヒ帰国
ダルビー日巴拉大ノ危急ヲ救フ
西軍日巴拉大ヲ攻ム
ロヤルジョージ号ノ沈没
ホウ日巴拉大ヲ援フ
ホウ仏西合併艦隊ト小闘ス
ジョンストン仏将サッフレインヲ拒郤ス
ジョンストンサルダンヤ湾ニ一商船隊ヲ捕拏ス
英軍錫蘭島トリンコマリーヲ攻陥ス
仏軍印度マイソールノ王ハイデルアリイト聯合ス
サァルエドワルド、ヒェース仏将サッフレイント五タヒ交戦ス
ヒェースノ勝利
仏軍トリンコマリーヲ奪回ス
和議
第16編 自千七百八十四年至千七百九十四年
子ルソン西印度ニ在テ善ク其ノ職ヲ執リタル事
バオンチー号ノ遠征
バオンチー号ノ水夫等オタヒーテ島ニ於テ艦長ニ対悍ス
カピティンブハンクーバルノ遠征
西班牙人ヌウトカ海峡ニ於テ寇ヲ為ス
露西亜国艦隊兵備
仏蘭西国ト交戦ノ事
仏蘭西国ト戦争ノ大勢
ニムフ号仏艦クレオバトレ号ヲ捕獲ス
ロードフード地中海艦隊司令長官ニ任ス
仏国ツーロン府民ロードフードヲ迎接ス
アガメムノン号仏艦メルボメニー号ト対戦ス
ツーロン開城ノ事
ツーロンノ仏艦及ヒ武庫ヲ破毀ス
哥塞牙島ノ大勢
哥塞牙島ノ都城サンフ井オレシゾヲ占奪ス
子ルソンバスチアニ在テ勉励尽力ノ事
ゼ子ラルダンダス及ヒドウバントノ亡状
バスチア都城ヲ占奪ス
子ルソンカルヴ井ーニ在テ勉励尽力ノ事
カルブ井ーヲ占奪ス
ロードフードノ帰国
アドミラルホザムロードフードニ代テ司令長官ニ任ス
仏国艦隊グウルゼアン湾ヲ脱シツーロンニ遁ル
仏国艦隊ノ冬季
第17編 千七百九十四年
ロードホウ英吉利海峡艦隊司令官ニ任ス
ホウ仏国艦隊ヲシテ己レト交戦セシメ得サリシ事
英国人ホウカ措置ニ不満足ナリシ事
英仏両国各各援艦隊ヲ発ス
仏国政府残忍ナル法令ヲ布ク
千七百九十四年五月英仏両国ノ艦隊各各其海港ヲ発ス
五月二十八日ロードホウ仏国艦隊ニ会ス
五月二十八、二十九ノ両日英仏艦隊交戦ス
六月一日ノ戦争
ロードホウノ小勝
アドミラルモンダギュー仏将ブェヤレージョワユースト会シ逃避ス
仏艦アレキサンドル号ヲ捕拏ス
サァルゼームス、サウマレズ巧ニ強大ナル仏艦隊ヲ避ク
サァルジョン、ワーレンフレガット艦ノ一分艦隊ヲ率ヰ二タヒ仏艦隊ヲ撃破ス
英艦アルトワ号仏艦レプォルーショ子ル号ヲ奪フ
英国海戦ノ利仏国ニ比シテ遥カニ大ナル事
西印度ニ於ケル交戦
ミケロン島セントピエール島及ヒトベーゴ島ノ略取
千七百九十三年マルチニーク島ヲ攻メテ成ラス
千七百九十四年マルチニーク島ヲ攻取ス
セントルウシー及ヒガタループ島ノ占領
セントルウシ一島ヲ仏国ニ奪回セラル
サンドミンゴ島攻撃
第18編 千七百九十五年
仏国新ニ和親条約ヲ和蘭ニ結フ
ブレスト艦隊洋上ニ出テ颶風ニ会フテ大ニ損傷ス
サァルシドニー、スミスノブレスト偵察
アドミラルホザム地中海艦隊司令長官ニ任ス
アドミラルホザム仏国艦隊ト交戦ス
子ルソン大ニ智勇ヲ顕ハス
アドミラルホザム司令長官ノ任ニ堪ヘサル事
アドミラルホザム再ヒ仏艦隊ト戦フ
アドミラルホザムト陸軍将官サァルハーリー、バラードト武略優劣ノ事
捕獲艦センシュル号ヲ敵ニ奪回セラレ併セテ商船若干ヲ奪ハレタル事
子ルソン熱那ニ在テ尽力ノ事
アドミラルコルンウォーリス仏国海軍将ブェヤレー、ジョワユースニ遭フテ逃避ス
ロードブリッドポルトノ交戦
ロードブリッドポルト艦隊司令長官ノ任ニ堪ヘサル事
サァルジョンワーレンノ遠征隊獲ル所少ナキ事
アドミラルダンカン北海艦隊司令長官ニ任ス
英国艦隊喜望峰トリンコマリー錫蘭島ノ海港馬刺加等ヲ略奪ス
仏軍西印度ニ於テセントルウシー及ヒ其余ノ諸島ヲ克復シタル事
仏艦ピーク号グロエール号及ヒミ子ルブェ号ノ三艦ヲ捕獲シタル事
第19編 千七百九十六年
蘭国一分艦隊ヲサルダンヤ湾ニ奪獲ス
仏国愛爾蘭ヲ侵襲セントシ事終ニ成ラス
サァルジョンゼルブ井ス地中海艦隊司令官ニ任ス
子ルソン一分艦隊ヲ将ヰテ熱那近海ニ赴ク
子ルソン熱那国ロアノ湾ニ於テ敵艦数艘ヲ奪フ
子ルソン意国レグホルンニ居留セル英人ヲ移ス
子ルソン以爾巴カプラガ二島ヲ占領ス
西国戦書ヲ英国ニ投ス
英兵哥塞牙島ヲ退去ス
ゼルブ井ス日巴拉大海峡外ニ退ク
子ルソン再ヒ以爾巴島ニ赴ク
陸軍将ブルグ以爾巴島在留ニ決ス
子ルソン西艦サビーナ号ヲ捕獲ス
西国艦隊サビーナ号ヲ奪回ス
仏国アドミラルリセリー亜米利加ニ於テミケロンセントピユール島ノ英国漁業場ヲ破壊ス
セントルウシーセントブ井ンセント及ヒ其余諸島ノ恢復
アドミラルクリスチアン暴風ノ為帰帆ス
サァルシドニースミス大ニ仏ノ諸艦ヲヘルキ湾内ニ破ル
スミス仏国ハブルニ於テ擒トナル
スミスノ脱獄
英艦サンタマーガリッタ号ユーニコルン号仏ノタミース号トリビューン号ヲ拿捕ス
テルプシコール号仏艦マホ子サ号ヲ奪獲ス
ペリカン号仏艦メデー号ヲ撃走ス
第20編 千七百九十七年
英国多事ノ事
子ルソン仏国ツーロン港ヲ偵察ス
子ルソン西国ライン艦ニ追〓サル
子ルソン司令長官ゼルブ井スト再会ス
セントブ井ンセント岬ノ戦
子ルソンツロブリッヂ及ヒコリンウード三将豪勇ノ事
英国艦隊ノ全勝
英国政府戦役ニ従事シタル艦隊ヲ犒フ
西国ノ海軍将校ノ処刑
英国海軍々人ノ不平
英国水兵嘆願書ヲロードホウニ呈ス
ロードブリッドポルト及ヒサァルペートル、パーケルノ二将国家ノ危急ヲ知ラス
英国水兵スピットヘッドニ於テ抗反ス
英国政府ロードホウヲスピットヘッドニ遣ハス
英国水兵ノールニ於テ抗反ス
パーケルノ狡黠
北海艦隊遂ニ反人ニ与ミス
反者パーケルヲ執ヘ帰順ス
パーケル鞠問ノ後死刑ニ処セラル
英国水兵西国ケーヂスニ於テ抗反ス
ロードセントブ井ンセントノ剛毅厳酷
英国水兵喜望峰ニ於テ抗反ス
ロードマカートニーノ勇決
所在抗反ノ水兵全ク静穏ニ帰ス
水兵ノ状ハ大ニ改良セリ