英国海軍史 2
第21編 千七百九十七年
ロードセントブ井ンセント葡国テーグス河口ニ退ク
子ルソン西国ケーヂス港近海ニ留マリテ港内ノ動静ヲ窺フ
子ルソン以爾巴島ヨリ帰航ノ途ニアル陸兵ヲ護衛セン為メ地中海ニ進ム
子ルソン再ヒケーヂス港ニ来ル
子ルソン西国アドミラルマッサレードト互ニ敬意ヲ致シタル事
子ルソンカ部下乗員ノ胸懐子ルソンケーヂヌヲ爆燬ス
子ルソン西国ノ砲艦一艘ト戦フ
ロードセントブ井ンセント西国ノ所領テ子リッフ島攻撃ヲ謀ル事
子ルソン陸兵ノ応援ヲ催カス
子ルソン一小分隊ヲ率井テ子リッフ島攻撃ニ赴ク
テ子リッフ島ノ攻撃成ラサル事
子ルソン重傷ヲ負フタル事
ツロブリッヂ剛毅ノ事
テ子リッフ島ノ総督寛仁ノ事
テ子リッフ島ノ攻撃誤報ヨリ起リタル事
仏国艦隊ノ懶惰偸間ノ事
英国サンフ井オレンゾ号ニムフ号ノ二艦仏艦レシスタンス号及ヒコンスタンス号ヲ奪獲シタル事
西印度ニ在テ英国分艦隊成功ノ事
ハサルド号ノ功績
英国ヘルミオン号背反ノ事
サァルエドワルド、ハルミトンヘルミオン号ヲ克復シタル事
アドミラルダンカンテクスエルニ在ル蘭国艦隊ヲ伺察ノ事
ダンカン蘭国艦隊ヲカムペルダオンニ撃破ス
第22編 千七百九十八年
千七百九十八年中仏国海軍敗績ノ事
英艦マルクィスコブル号仏艦レブハンシ号ヲ奪フ
英艦プリンセスロヤル号仏艦アブェンチュールエー号ヲ撃退ス
英艦シーホース号仏艦センシブル号ヲ奪フ
英艦マルス号仏艦ヘルキュール号ヲ奪フ
英艦ブリルヤント号仏艦ブェルチュー号レゼ子レー号ノ二艘ヲ撃退ス
英国艦隊オステンドヲ攻メ利アラス
英軍仏兵ヲマルクー島ヨリ撃退ス
仏国遠征艦隊ヲ愛爾蘭ニ発ス
仏将ゼ子ラルアムベールキララ湾ニ上陸ス
英軍大勝アムベールヲ生擒ス
仏将ボムパルトブレスト港ヲ発ス
英将サァルワーレン撃テボムパルトヲ退ク
英軍ボムパルトノ麾下九艦中其七艘ヲ奪獲ス
仏将サブハリーカ部下分艦隊纔カニ逃脱スルヲ得タル事
英軍サンドミンゴ島ヲ撤去ス
英仏大ニ地中海ニ戦フ
英将ロードセントブ井ンセント子ルソンニ一小分艦隊ヲ授ケツーロンニ遣ハシタル事
英ノ二将サァルウ井リアム、パーケル及ヒサァルジョンオルド悒々トシテ楽マサル事
英艦隊里昂湾ニ於テ強風ニ遇フ
英将カピティンボール奮励ノ事
ロードセントブ井ンセントライン艦十艘ヲ発シ子ルソンヲ援ケタル事
第23編 千七百九十八年
仏将ブルヱー一艦隊ヲ率井テ土崙港ヲ発ス
ブルエー馬他島ヲ占奪ス
英将子ルソンブルエーヲ追〓ス
子ルソン重霧ニ会シブルエーヲ索ムレトモ獲ス
子ルソン埃及亜勒散徳黎ニ抵ル
子ルソン西治里ニ赴ク
子ルソン再ヒ東方ニ向テ進航ス
子ルソン希臘コロンニ於テ仏艦隊ノ針路ヲ聞知ス
子ルソン復ヒ亜勒散徳黎ニ抵ル
英仏両艦隊大ニ尼羅河ニ戦フ
英艦レアンデル号敵軍ニ獲ラル
子ルソン大勝ノ余響延テ列国ニ及フ
子ルソン功有リテ賞薄キ事
英将ツロブリッチ奮力ノ事
サァルゼームス、サウマレス捕船ヲ携ヘ英国ニ帰帆ス
カピティンフード亜勒散徳黎ニ留テ艦隊ノ指揮ヲ司トル
子ルソン転シテ那不勒ニ赴ク
子ルソン馬他島ヲ封鎖ス
子ルソン援ヲ那不勒政府ニ出ス
子ルソン那不勒国王ヲ西治里ニ護送ス
サァルシドニー、スミス亜勒散徳黎ニ赴ク
ロードセントブ井ンセントロード子ルソンノ二驍将海軍局ノ失措ヲ憤ホル
英軍ミノルカ島ヲ略取ス
英艦プリンセスロヤル号仏艦アブェンチュールヱール号ヲ撃走ス
英艦仏ノセーン号ヲ捕獲ス
英軍端船ヲ発シテ多ク港内ノ敵艦ヲ截奪シタル事
カピティンクーク及ヒカピティンポルトニー、マルコルム呂宋島馬尼刺ニ在テ建功ノ事
カピティンブランド熱那ノ海賊船一艘ヲ捕拿シタル事
カピティンマンリー、チクスオンライオン号ヲ以テ西国フレガット四艘ト戦ヒ其一艘ヲ奪フタル事
英艦シリアス号蘭艦二艘ヲ奪獲ス
仏艦シャレント号我サァルジヨンボルレース、ワーレンノ攻撃ヲ免レタル事
英艦アムバスケード号仏艦バヨンナイス号ノ為メニ獲ラル
第24編 千七百九十九年
千七百九十九年及ヒ千八百年ノ両歳英国海軍概シテ功多キ事
英ノ与国無力ナル事
仏国海軍将ブルイブレスト港ヲ出帆ス
ロードブリッドポルト倉皇ケープキリールニ退ク
仏ノ海軍卿ブルイ一大艦隊ヲ以テ地中海ニ進ム
ロードキーツケーヂスノ囲ヲ解キ去リテロードセントブ井ンセントニ会ス
ロードセントブ井ンセント仏艦隊ヲ追フ
ロードセントブ井ンセント援隊ヲ子ルソンニ遣ハス
仏国艦隊西国艦隊ニカルタゼナニ会合シタル事
仏国艦隊ブレスト港ニ帰ル
子ルソンツロブリッヂヲ亜勒散徳黎ニ遣ハシ仏国運送船ヲ焚滅セントシテ成ラサル事
ツロブリッヂ亜勒散徳黎封鎖ノ任ヲサールシドニー、スミスニ譲リ艦ヲ回シテ子ルソンニ再合ス
那不勒国人ノ無謀反離ノ事
那国陸軍将ナッセリレグホルンニ在テ子ルソンノ勧告ヲ拒ム
子ルソン墨西拿城ヲ防護スヘキ為メ陸将スチュアルトニ援兵ヲ得タル事
子ルソンマリチモ島近海ニ仏艦隊ノ到ルヲ竢ツ
ツロブリッチプロチダ等ノ島嶼ヲ克復シタル事
カピティンフート約ヲ立テカステルアマレーヲ降ス
フートウヲブォ及ヒヌヲブォ二砦ノ降約ヲ許ス
子ルソン二砦ノ降約ヲ廃棄ス
那国プリンスカラッチョリーヲ死刑ニ処シタル事
那国ノ都城カプア及ヒガエータヲ攻陥シタル事
子ルソンロードキーツノ命令ヲ違拒シタル事
陸軍将サールゼームス、エルスキン援兵ヲ羅馬ニ出スコトヲ拒ム
ツロブリッヂ進テ羅馬ヲ襲略ス
子ルソンブロンテー公ニ封セラル
仏兵亜給勒ヲ攻囲ス
サールシドニー、スミスノ驍勇智謀ノ事
仏将波那巴爾徳亜給勒ノ囲ヲ解ク
波那巴爾徳仏国ニ帰ル
英将ロードダンカン蘭国艦隊ヲ降ス
英艦シビル号仏艦フォルト号ヲ捕拿ス
英艦クライド号仏艦ブェスタル号ヲ捕獲ス
サールハーリー、ニール及ヒカピティンヘルベルト撃テ仏国分艦隊ヲ郤ク
仏艦プレニュース号ノ功績及ヒ境遇
英艦西ノ財宝搭載スル二艦ヲ奪フ
英艦スピーヂー号功績ノ事
第25編千八百年
英国遠征隊仏国ケブロンニ到リ其志ヲ遂ケサリシ事
サールエドワルト、ペリューペルアイル島攻撃ノ議ヲ出シ陸軍将ノ同意ヲ得スシテ止ム
馬他島ノ攻囲年ニ亘テ益益力ム
カピティンボールノ事
コロ子ルグレーアムカ麾下ノ陸軍一隊馬他島ニ到ル事
地中海艦隊司令長官ロードキーツカ挙動ノ事
子ルソン仏艦ゼ子ラ号ヲ奪フ
馬他島封鎖ノ英艦仏ノゲヨームテル号ヲ奪フ
馬他島降服ノ事
ロードキーツ意国ノ北部ニ於テ力ヲ墺兵ニ協セタル事
ク井ーンシャーロット号火ヲ失シテ焼亡ス
熱那ノ封鎖及ヒ攻陥ノ事
ロードキーツエルエーリスニ於ケル盟約ヲ拒絶ス
ロードキーツカ遠征隊西国フェロール及ヒケーヂスヲ攻メテ計成ラス
スピーチー号ノ艦長ロードコクラン頓智ヲ以テ危急ヲ免ル
リウテナントコーラン仏艦セルベール号ヲ截奪ス
リウテナントボルクノ功績
英艦セーン号仏ノブェンジャンス号ヲ奪獲ス
英艦ミルブルーク号仏ノベ子ロー号ト戦フ
英艦ダンエー号内ノ水夫抗反ノ事
第26編 千八百一年
欧州北部諸国聯合ノ事
魯帝波羅傲慢ノ事
英国サールハイド、パーケルニ一艦隊ヲ附シ子ルソンヲ以テ副司令官ニ任シ波羅的海ニ派遣スル事
サールハイドパーケル遅慢ノ事
商議久シク決セス空シク時日ヲ費シタル事
子ルソンパーケルヲ勧奨ノ事
英国ノ艦隊嗹国ノ京城哥卑合給近海ニ達シタル事
子ルソン奮勇ノ事
子ルソン一部ノ艦隊ヲ率井先駆シテ哥卑合給府ノ攻撃ニ赴ク事
子ルソン哥卑合給府ノ守兵ヲ撃テ之ヲ破ル事
子ルソン手書ヲ嗹国太子ニ上ル事
子ルソン上陸嗹国太子ト商議ノ事
子ルソン嗹国太子ト休戦ヲ約スル事
英国ノ艦隊瑞典ノカールスクロナニ赴ク事
子ルソン黽勉ノ事
魯帝波羅弑害ニ遭フ事
英国艦隊復ヒ哥卑合給府ニ至ル事
子ルソンパーケルニ代リ司令長官ニ任スル事
子ルソン魯国レベルニ赴ク事
子ルソン病ノ為メニ司令長官ヲ辞スル事
仏国第一等コンシエル波那巴爾徳埃及駐在ノ仏軍ニ援クルニ力ヲ致ス事
波那巴爾徳アドミラルガントームニ一艦隊ヲ援ケ之ニ陸軍一援隊ヲ附シ埃及ニ遣ハス事
ガントーム英将サールジョン、ワーレンノ追フ所ト為ル事
ガントーム埃及ニ抵リ英将ロードキーツニ撃チ退ケラル事
ガントーム英艦スウ井フトシュール号ヲ奪フ事
英国ノ砲艦埃及ニ於テ奏功ノ事
英軍改羅亜勒散徳黎ヲ復スル事
仏軍以爾巴島ポルトフェラヨヲ攻テ之ヲ取ラント欲シ其計成ラサル事
仏将アドミラルリノワ英将サールゼームス、サウマレスヲアルゼジーラスニ撃テ之ヲ走ラシメハンニバル号ヲ奪
サウマレス其麾下艦隊ノ損所ヲ修繕シ仏国両国聯合ノ大艦隊ヲ撃テ之ヲ破ル事
仏国ブーロン港ニ屯在セル英国入寇ノ小艦隊ノ事
子ルソン英国入港ノ仏艦隊ヲ攻撃スル事
第27編 千八百一年
英国政府遠ク軍艦ヲ墺太利亜ニ遣ハシ其海岸ヲ探究セシム
墺太利亜ノ探検家
仏国政府路票ヲ英艦ニ交付ス
英国ノ航海家ダムピールノ事
蘭国ノ航海家デヌイツノ事
英国ノ航海家カピティンフリンデルスノ事
フリンデルスミストルバスツト与ニ航海ノ事
フリンデルスバス海峡ヲ航過ス
フリンデルス重子テ墺太利亜ニ到ル
墺太利亜ノ土人英国水兵ノ演習ヲ見テ大ニ駭異ス
土人ノ言語区々ナル事
フリンデルス一端船満載ノ水夫ヲ喪フ
フリンデルス仏艦ト邂逅ス
フリンデルスポルトヒリフプヲ発見ス
フリンデルスポルトジャクソンニ到ル
フリンデルスレヂー子ルソン号ヲ指揮スル事
フリンデルスレヂー子ルソン号ヲ帰遣スル事
墺太利亜東海岸ニアル囲礁ノ事
フリンデルストルレス海峡ヲ通過ス
フリンデルスカーペンテイリア湾ヲ検索ス
土人ノ身体長大ナル事
フリンデルスマカッサル西里伯島ノ海港ヨリ到ル商船ト相遇フ
フリンデルスチモール島ニ赴ク
米国ノ一艦長某チモール島ニ奴隷売買ノ業ヲ開ク
フリンデルスチモール島ニトライアルロックスノ虚伝ヲ知ル
フリンデルス墺太利亜南海岸ニ沿フテ再ヒポルトジャクソンニ赴ク
フリンデルスインブェスチゲートル号ヲ廃棄スル事
フリンデルスポルパス号ヲ以テ帰国ニ決スル事
ポルパス号難破ノ事
ブリッヂウォートル号ノ艦長パーメルカ怯臆ナル事
フリンデルスカムバーランド号ニ乗リ再ヒ太洋ヲ航スル事
カムバーランド号ノ粗漏ナル事
フリンデルス帰途チモール及ヒモウリシヤス島ニ寄港スル事
フリンデルスモウリシャス島総督ノ捕フル所ト為リ獄ニ下サルヽ事
仏国ノカピティンベルゼレットフリンデルスノ為メ総督ニ開喩スル事
フリンデルス囚虜ト為ルコト六年有余終ニ免サレテ帰国シタル事
仏国南墺太利亜ノ発見ニ関シ虚説ヲ世ニ公ニシタル事
フリンデルス其航海紀事ヲ刊行ス
フリンデルスノ名声天下ニ籍ク
第28編 自千八百三年至千八百四年
英仏両国再ヒ交戦ヲ布告ス
英将アドミラルコルンウォリスブレストヲ窺察ス
英国分艦隊デップ及ヒカレーヲ爆燬ス
英将子ルソン地中海艦隊司令官ニ任ス
子ルソンノ任重大ナル事
子ルソンケープ、シシ、ー近傍ヲ以テ地中海艦隊ノ繋泊所ト為ス
子ルソン麾下ノ艦隊粗笨ナル事
英軍西印度ニ於ケル仏領セント、ルウシー島トベーゴ島及ヒ其殖民地ヲ攻奪スル事
英軍ライニール仏将リノワヲポンデセリーニ詭騙スル事
英艦ミ子ルブェ号破壊ノ事
波那巴爾徳仏国帝位ニ登ル事
仏帝波那巴爾徳再ヒ英国入寇ヲ企ツ
英国仏ノ来襲ヲ備フ
英ノ一艦ブ井ンスジョー号仏艦隊ノ奪フ所ト為ル
ブ井ンスジョー号ノ艦長ライトノ末路
仏国ブーロン近海小闘ノ事
カタマラン浮船ノ計ヲ失フタル事
波那巴爾徳ブレスト艦隊ヲ用フル籌策ノ事
仏国ブレスト艦隊其港内ニ繋留シテ出テス
英将サールエトワード、ペリューフェロールヲ伺察ス
仏将ラツーシ、トレブ井ールツーロン港ニ駐在ヌ
ラツーシ、トレブ井ールカ驕矜ノ事
子ルソンカピテインキーツヲ亜爾及耳ニ発遣ス
亜爾及耳ノ総督キーツノ為メニ説服セラル
子ルソン水兵砲軍ヲ設置センコトヲ海軍局ニ建言ス
西国ノ政略
英軍西ノ宝船ヲ奪獲ス
西国交戦ヲ宣告ス
英将カピティンダンス仏将リノワヲ拒退ス
英艦センチュリオン号復タリノワヲ撃走ス
英将カピティンハーヂンジ蘭艦アタラント号ヲ截奪ス
英艦オスプレー号仏艦エジプチエン号ヲ奪獲ス
第29編 自千八百四年至千八百五年
西国仏ヲ助ケテ我ト兵ヲ搆ヘタルモ其力固ヨリ戦争ノ大勢ヲ軽重スルニ足ラス
拿破崙再ヒ英国ニ入ルヲ計ル
英国守禦ヲ議スル事
仏国ノブレストロシフォールツーロン三艦隊ノ事
英将アドミラルコルンウォリスブレストヲ偵察スル事
仏将ガントームブレスト港ヲ発セントシテ果サヽル事
仏国ロシフォール艦隊脱出シテ西印度ニ航スル事
英将アドミラルコクランロシフォール艦隊ヲ追躡スル事
英将サールロベルト、コルダーフェロールヲ偵察スル事
英将子ルソンツーロンヲ偵察スル事
仏将ブェルナブツーロンヲ発シタレトモ暴風ニ会シ帰港シタル事
子ルソンブェルナブカ進退ニ関スル詳報ヲ得ント欲シ一旦埃及ニ赴キ復タツーロンニ帰ル事
ブェルナブ再ヒ航海シテ西印度ニ達シタル事
子ルソンブェルナブヲ追蹤スル事
子ルソン逆風ニ阻セラレテ失望ノ事
子ルソンブェルナブカ愛爾蘭ニ赴キタルヤ否ヤヲ疑フ事
英将アドミラルカムベルノ報知子ルソンノ許ニ達スル事
子ルソン西印度ニ赴ク事
子ルソンゼ子ラルブレレットンノ寄贈セル報道ニ接シ訛伝ノ為メニ誤マラルヽ事
子ルソン仏艦隊ノ所在ヲ失フ事
子ルソン仏艦隊ヲ追フテ欧州ニ帰ル事
子ルソン日巴拉大ニ到着ノ事
子ルソンアドミラルコルンウォリスト合スル事
子ルソン帰国ノ事
サールロベルト、コルダー仏艦隊ニ遇フテ之ヲ撃破スル事
コルダー海軍々法会議ノ糾問ヲ受ケ譴責ヲ被フル事
糾問ヲ論ス
第30編 千八百五年
英将コルダー再ヒ其守衛場ニ赴キ并ニ仏将ブェルナブノフェロール港内ニ在ルヲ望見セシ事
コルダー別将アドミラルコルンウォリスト合スル事
仏将ブェルナブ西国ケーヂス港ニ航進ノ事
英将コリンウードブェルナブ麾下艦隊ヲケーヂスニ伺察スル事
英将ブラックウード消息ヲ齎ラシ帰国ノ事
英将子ルソンブラックウードノ消息ヲ聞キ即時任所ニ帰ルヘキヲ建言スル事
子ルソンノ謀計
子ルソン出発準備ノ事
子ルソン本国ヲ発スルノ事
子ルソンノ任所ニ帰ル艦隊ノ人々歓喜シタル事
コルダープリンス、オフ、ウェールス艦ニ乗リ帰国ノ事
英艦アガメムノン号僅カニ奪獲セラルヽノ禍ヲ免ル事
葡国人ノ失計
プラックウード厳密ニ敵艦隊ヲ偵察スル事
仏西聯合艦隊ノ策略
子ルソンノ明敏衆ニ過ル事
仏帝拿破崙ブェルナブノ挙動機宜ニ適セサルヲ怒ル事
仏西聯合艦隊洋中ニ出ル事
子ルソンノ措置
トラフハルガルノ戦争
子ルソンノ信号
子ルソンノ負傷并ニ戦歿ノ事
英軍全勝ノ事
子ルソンノ人品
子ルソンノ喪葬
トラフハルガル戦後ニ於テ暴風ノ事
捕艦大率子壊敗シタル事
交戦者ノ互ニ相寛厚ナル事
英人ノ寛厚ナル西国人ヲシテ感銘セシムル事
第31編 自千八百五年至千八百六年
英仏ノ海戦其大勢ヲ変ス
英将サールリチャルド、ストラチャン仏将ヂュマノワールノ麾下分艦隊ヲ捕獲スル事
英将サールジョン、ダックウォルス仏将ヴィローメスヲ追尾スル事
ダックウォルス追尾ヲ中止スル事
ダックウォルス西印度リーワード諸島ニ航行ノ事
ダックウォルス仏将レシゲースノ麾下分艦隊ヲ摧破ス
仏将ヴィローメスノ多事ニ遭遇スル事
英艦カルコッタ号仏人ニ奪ハル
英艦ブランチ号ノ事
仏艦ヴィルデ、ミラン号英艦クレオパトラ号ヲ奪ヒ後チ英艦レアンデル号ノ為メニ獲ラレ併セテクレオパトラ号
英艦サンフ井オレンゾ号仏艦プシセー号ヲ捕拿ス
英艦フ井ーニックス号仏艦ヂドン号ヲ捕拿ス
英将ツロブリッヂブレンヒム号ヲ以テ仏将リノワヲ撃退スル事
ツロブリッヂ東印度艦隊ノ司令官ニ任ス
ツロブリッヂサールエドワード、ペリューノ両将互ニ相冷心ナル事
ツロブリッヂ亜非利加喜望峰ニ転任ノ事
ツロブリッヂ颶風ニ会シ溺死ノ事
仏将リノワ生擒セラルヽ事
英将サールサムール、フード仏国ノフレガットヲ以テ組成セル一艦隊ヲ奪獲ス
英艦マルス号仏艦レイン号ヲ奪フ
英艦サールシドニー、スミス那不勤近海ニ於テ尽力ノ事
英将カピティンホストカラブリア海岸ニ於テ尽力ノ事
英将ロードコクランパラス号ヲ以テ戦功ヲ樹ツル事
英艦トレメンダス号仏艦カノニエール号ニ撃走セラル事
英艦喜望峰ヲ取ル
英国艦隊ヲ南亜米利加ニ発遣スル事
第32編 自千八百七年至千八百八年
英吉利戦ヲ土耳其并ニ嗹馬ト交フ
魯西亜土耳其ノ邦土ヲ侵襲ス
英国其海軍将サールジョン、ダックウォルスヲ他太尼里海峡ニ発遣ス
英艦アジャクス号ノ損失
ダックウォルス他太尼里海峡ヲ通過ス
他太尼里海岸土国ノ城砦ニ備フル大砲夥多ナル事
ダックウォルス土国ノ一艦隊ヲ焚燬ス
ダックウォルス土国君士但丁府ニ達ス
ダックウォルス土国ト商議ヲ開ク
ダックウォルス多島海ニ退帰ス
ダックウォルス一層猛烈ノ砲撃ニ遭フ
英将コリンウード他太尼里ニ赴ク
コリンウード仏国ツーロン港ヲ探偵ス
魯西亜仏蘭西両帝チルシットニ於テ和議条約ノ事
英国艦隊ヲ嗹国哥卑合給府ニ発遣ス
英国艦隊哥卑合給ヲ砲撃ス
哥卑合給降ヲ告ケ英国艦隊此地ノ艦隊ヲ帯去ス
英国艦隊西印度ニ在ル嗹国所領ノ島嶼ヲ攻取ス
英将ブリスベンクラソン島ヲ占奪ス
英将サールエトワードペリュー東印度ニ在テ蘭国艦船ヲ摧破ス
英艦スパルタン号仏艦ハンニバル号ヲ撃走ス
英艦ガラチア号ノ端船仏艦リンクス号ヲ奪フ
英艦ハイドラ号西国カタロニア近海ニ於テ搶掠船三艘ヲ奪フ
仏帝拿破崙西班牙ヲ侵襲ス
西班牙ケーヂス港内ニ碇泊スル仏艦隊ヲ捕奪ス
仏国海軍将ガントーム各府ニ赴キ後チツーロンニ帰港ス
コリンウードガントームヲ捜索シテ之ト遇ハス
英将サールゼームス、サウマレス司令長官ニ任シテ波羅的海ニ赴ク
英艦セントール号イムプレカブル号ノ二艘瑞典国艦隊ニ合ス
イムプレカブル号魯艦セウォロット号ヲ奪フ
セウォロット号逃脱シテ復タ捕拿焚燬セラル
英国水帥准提督キーツ西国ヨリ出シテ仏ヲ助クル軍兵ヲ帰国セシム
魯国艦隊奪獲ノ禍ヲ避ケテロゼルスウ井ックニ匿ル
魯国艦隊ロセルスウ井ックヲ出テクロンスタットニ逃避ス
英将サールチャーレス、コッツン魯国ノアドミラルシニアヴィンニ其身ヲ首メトン麾下艦隊ヲ致サシム
英艦シーホース号土艦バデレシャヘル号ヲ奪フ
英艦アメシスト号仏艦テチス号ヲ奪フ
英艦イムペーリュース号功績ノ事
第33編 千八百九年
コリング、ウード仏蘭西中艦隊ヲ勦滅スル事
同氏アイオニヤン諸島中ヨリ仏蘭西人ヲ逐斥スル事
同氏死去ノ事
同氏ノ性質
仏蘭西中艦隊封鎖ノ事
ブレス港ノ仏蘭西中艦隊ロシフォルトニ入ル事
ロードガムビエルロシフォルトヲ封鎖スル事
海軍本部ロードコクラーンニ勧告スルニロシフォルトニ在ル仏蘭西艦船ヲ破壊ス可キ旨ヲ以テスル事
右任命ノ為メニ猜忌ヲ惹起シタル事
水帥提督ハーベー糾弾ヲ受ケテ免黜セラルヽ事
ロードコクラーン仏蘭西艦隊ヲ攻撃スル事
同氏仏蘭西艦隊中ノ若干艘ヲ破壊スル事
同氏ロードカムビエルニ喚回セラルヽ事
仏蘭西人驚愕失措ノ事
ロードカムビエルノ糾弾及赦免ノ事
外征隊ヲフラッシンクニ派遣スル事
外征隊フラッシンクヲ攻取スル事
外征隊帰航ノ事
我兵隊中ノ疾病及ヒ死亡ノ事
バルチック海ニ在ルサアジェームスソーマレズノ事
セ子ガルセーンヌ及ヒマルチニック征服ノ事
ドートポール号捕獲ノ事
カピテインシー、ナピール無比ノ功名ノ事
カピテインセーモールニーメン号ヲ取ル事
第34編 自千八百十年至千八百十一年
土崙ニ在ル強大ナル仏国艦隊ノ事
サンタマウラ侵略ノ事
アイル、オフ、ブールボンニ於ケル動作ノ事
アイル、オフ、フランス上陸ノ事
カピテインウィルロービイ氏武勇抜群ノ事
アイル、オフ、ブールボン侵略ノ事
アイル、オフ、フランスニ於テカピテインピム氏ノ引率シタル艦隊失敗ノ事
アイル、オフ、フランス侵略ノ事
カピテインスコムベルグ氏他ノ仏国艦隊ヲ打破ル事
印度海中ノ荷蘭領諸島侵略ノ事
バンダナイラ侵略ノ事
リューテナントリヨンス氏マーラックヲ略取スル事
瓜哇侵略ノ事
海賊誅滅ノ事
亜得亜海ニ於テカピテインホステ氏武功ノ事
同氏グラオヲ略取スル事
リッサノ近海ニ於テ一ノ仏国艦隊ヲ打破ル事
カピテインマキスウェル氏武功ノ事
同氏リッサノ近海ニ於テ仏人ヲ打破ル事
カピテインゼー、ブレントン氏スパルタン号ヲ指揮シテカビテインドンガン氏
及ヒカピテインシー、ナピイル氏ト共ニ巴勒摩ニ於テ堡砦及ヒ砲艦ヲ打破ル事
リナルド号武功ノ事
ナイアド号ブールボン近海ニ於テ一ノ仏国艦隊ヲ打破ル事
馬達拉ニ於テ砲艦ヲ捕獲スル事
アンホルトノ勇敢ナル防戦ノ事
波羅的海ニ於テ英国ノ艦船颶風ニ出会シ破損セシ事
亜墨利加ノフリゲート艦リツルベルト号ト出会シテ之ニ攻撃ヲ加ヘタル事
第35編 自千八百十二年至千八百十四年
ケピテインハーウェー氏英岔ニ於テ一ノ小艦隊ヲ打破ル事
ケピテインタルボット氏リーボリー号ヲ奪取ル事
ケピテインホーサム氏二艘ノ大フリゲート艦ヲ打破ル事
ケピテインヘーエス氏バスクローヅニ於ケル挙動ノ事
ローン河ノ入口ニ於テ仏国ノ一小艦隊ヲ打破ル事
アラッシオ及ヒランギリヤニ於テ仏国ノ二小艦隊ヲ打破ル事
ケピテインナピール氏ポンザヲ取ル事
カバラシーニ於テ一ノ中艦隊ヲ打破ル事
ケピテインコーラン氏一ノ小艦隊ヲ捕獲スル事
リューテナントカンノン氏武勇ノ事
ケピテインホステ氏アドリアチック海ニ於テ武功ヲ顕ハス事
アドミラルドルハム氏仏国フリゲード艦ヲ奪取ル事
ケピテインイーブレー氏及ヒケピテインマッケンジー氏二艘ノ仏国フリゲート艦ヲ奪取ル事
ユーロタス号ノケピテインフィリモール氏クロリンド号ヲ捕獲スル事
我中艦隊西班牙ニ於テ陸軍ト協力シ戦フ事
アドミラルベルケレー氏タゴス号ヲ指揮スル事
サア、アール、ウィリヤム氏ワラダニ於ケル挙動ノ事
ケピテインコッドリングトン氏タルラゴナニ於ケル挙動ノ事
ケピテインユーシャー氏マラガ近傍ニ於ケル挙動ノ事
サア、ジー、コリール氏及ヒサア、ホーム、ポーハム氏西班牙ノ北部海岸ニ於ケル挙動ノ事
サア、ジー、コリール氏セーント、セバスチアンニ於ケル挙動ノ事
リール、アドミラルペンローズ氏アドール及ヒガロンヌニ於ケル挙動ノ事
リール、アドミラルマルチン氏リガニ於ケル挙動ノ事
ケピテインファーカール氏グラックスタットニ於ケル挙動ノ事
戦争結局ノ事