マクドーナルド
- サブタイトル
- イギリス労働宰相伝
- 編著者名
- 斎藤 博 著者
- 出版者
- 岩波書店
- 出版年月
- 1931年(昭和6年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 12,412p
- ISBN
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Ma14
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 年表:p409
- 昭和館デジタルアーカイブ
1 栴壇の匂ひ
ロッシーマウス
史的聯想
『十九本森』
餓鬼大将
誕生
父母と祖母
書物の立ち読み
屑屋の同情
時計技師の好意
ドレーニー小学校
先生の薫陶
芋掘り
教師兼生徒
老先生の思ひ出
2 巣立ち
『進歩と貧困』
ヘンリー・ジョージの頓悟
マクドーナルドの感銘
『我が学校と諸先生』
科学的観察
批判力
巣立ち
3 饑餓迫る
プリストル
ロンドン
パンと水の日
『自転車旅行倶楽部』の書記
倉庫会社の送状係
白湯の価値
東洋的哲理
ギルドホールの図書室
今昔の感
修学
化学者の居候
過労と運動不足
病床
天の摂理
4 政治の洗礼
科学か政治か
トラファルガー・スクェーア失業労働者大会
政治の洗礼
トマス・ラフの秘書
社会改造運動の勃興
諸団体の簇生
ケーア・ハーディーとの邂逅
ハーディーの達眼
共鳴
5 財か人か
記者生活
トマス・ハーディーの批評
自由党の翼の下
独立の必要
労働諸団体の糾合
独立労働党の生誕
マクドーナルドの加入
ルイ・ブラン
ロバート・オウエン
財か人か
マルクスの真価
『漸進の不可避性』
社会は生物
『階級意議』と『同類意識』
『最大な智的財産』
独立労働党の難関
6 初陣
労働運動政治化の急務
ロンドン労働協議会
総選挙(一八九五年)
立候補
マクドーナルドの政見
7 宿縁
入院
女文字の手紙
マーガレット・エッセル・グラッドストーン嬢
スープの施餓鬼
救世軍の集り
日曜学校の教師
ボーイス・クラブの創立
看護婦協会の幹事
生涯の事業
人生観
落選
慰問の手紙
グラッドストーン家訪問
英国人の家庭
婚約
結婚
リンカーンズ・イン・フィールヅ三番地
8 内助の功
マーガレットの母
殉教者の面影
マクドーナルドの壮美
貧者の友
病身のマクドーナルド
マーガレットの純愛
殉教的勇猛心
『ポリティカル・サロン』
ブリティシ・コロンビヤの人
マーガレットの主婦振り
海外領土の一議員
その後日談
『サロン』の中止
9 合流成る
アメリカ、カナダの密月旅行
公認候補者
レスターの演説
労働派諸団体大会合の議
メモーリアル・ホールの大会
労働代表選出期成委員会の成立
マクドーナルドの奮闘
骨身を惜まぬ彼
ロンドン海軍会議の際の実例
労働組合の合流
『カーキー選挙』(一九〇〇年)
マクドーナルドの落選
期成委員会の発達
10 当選まで
南阿戦争反対
『サロン』と暴力団
夜会服の婦人連
フェービヤン協会脱退
南阿戦跡の視察
惨憺たる光景
若い女
老婦人
ボーア人の一隊
卵の贈物
ミルナー卿の帝国主義に対する批難
総選挙(一九〇六年)
初めて当選
タフ・ヴェール判決と選挙の結果
『個々の事件は道すがらの目印』
11 労働党生る
労働党生る
珊瑚虫の譬へ
セント・スティーヴン殿堂
イギリス人の伝統尊重
『フー・ゴーズ・ホーム』
気後れせぬ新議員
自由党の天下
ロイド・ジョージの慧眼
社会政策
マクドーナルドの処女演説
ジョーゼフ・チェームバレンの讃辞
労働争議法の制定
労働党の擡頭
坑夫組合来り投ず
ロイド・ジョージの機敏
『庶民予算案』
上院の反対
議会解散
総選挙(一九一〇年一月)
自由保守両党勢力の伯仲
エドワード七世崩御
ジョージ五世即位
総選挙(一九一〇年十二月)
上院予算否決権の褫奪
労働党の増勢
12 東洋の旅
世界一週旅行
夫人の心づくし
労働党議員団のオーストレーリヤ旅行
英帝国問題に関するマクドーナルドの根本思想
立志責志
インド旅行
女の任務
インド婦人の研究
カーズン卿の政策に対する批難
予定を繰り上げて帰る
13 首領となる
労働党首領となる
夫人の感想
労働党独立の宣言
就業権法案の首唱
軍縮問題に関する意見
グレーの権力均衡策批難
国防の真義
ヨーロッパ戦禍の防止
14 続く悲しみ
夫人の感化
散歩
チェシャム・ボアの別荘
週末休養
夫人の子女教育観
ペンキンの親鳥
一言居士
着物に無頓着
末子デーヴィッドの死
限りなき悲しみ
マクドーナルド母堂の死
15 定離の歎き
ミッドルトン夫人病む
大悟徹底
思ひ出深い用紙
記念幼児療院
痛む薬指
敗血症
例年に無い暑さ
鉄道ストライキ
氷を尋ねて
死の覚悟
臨終
悲しみの翳
友の追憶
妻の伝記
途方に暮れた夫
転宅
供養の奮闘
16 大勢の潮
ストライキ時代
オスボーン判決
労働組合法修正案の成立
婦人解放問題
インド視察団
モーレー卿との共鳴
ヨーロッパ戦争の突発
ブラッセルズの社会主義者大会
ロンドンの社会主義者大会
グレーの防戦努力
捨小舟
下院の特別会議
グレーの開戦演説
17 孤城の守り
マクドーナルドの非戦論
最後通牒
開戦
モーレー、バーンズの辞職
入閣勧誘
モーレーとの立ち話
閣僚の会合
労働党の平和促進決議案
首領を辞す
孤城落日
戦争反対論
国論の激怒
大勇猛心
油を注ぐ
レーバー・リーダー誌上の一文
『売国奴』呼ばはり
18 盾の半面
一面を見る
論理の撞着
ベルギー中立問題
フランス北岸問題
グレーの趣旨の誤解
十九世紀のヨーロッパ
三国同盟
ドイツの驕慢
『光輝ある孤立』
光輝の失墜
日本に対する三国干渉
日英同盟
三国協商
19 同じ高嶺
マクドーナルドの権力均衡策批難
グレーの心中
ホールデーン卿の『海軍休日』提議
ドイツの軍閥
グレーの戦争回避
イギリス外務大臣室の挿話
グレーの暗夜回想
マクドーナルドとグレーの相違
グレーの恬淡
グレーの材幹
グレーと小村侯
グレーの軍縮論
グレーのピルグリムズ協会演説
マクドーナルド及びグレーと大自然
20 野の声
マクドーナルドのレスター市長宛書柬
『変説漢』呼ばはり
戦争善用の必要
入閣勧誘
ビッグ・ベンの鐘の音
野の声
四面楚歌
ゴルフ倶楽部除名
新聞紙の悪罵
赤十字担架車隊
西部戦線視察
ドイツ軍変行の噂
心の平静
屍骸圧搾の流言
ケーア・ハーディーの死
マクドーナルドの奮闘
恒久平和確立の必要
工業強制動員反対
『プラムステッドの役』
21 珊瑚虫
労働党の受難時代
労働党幹部の対戦争態度宣言
労働党の特色薄らぐ
第一次聯立内閣成立
労働党員入閣勧誘
ヘンダースン文相就任
戦争永引く
ロイド・ジョージの『戦時内閣』
労働党内部の結束
マクドーナルドの焦慮
ロシヤ革命の勃発
党内の極左論者
マクドーナルドのロシヤ革命批評
マクドーナルドの苦境
ストックホルム事件
イギリス選挙法の改正
婦人選挙権及び被選挙権の確立
労働党規約の改訂
議会解散
『クーポン選挙』(一九一八年)
ロイド・ジョージの大勝
マクドーナルド落選
22 誠意の力
マクドーナルドの黙殺
所信の宣伝
戦跡視察
『破壊せられた世界に対する労働派のメッセージ』
『破壊せられた世界に対する労働派のメッセージ』の続き
ロシヤ革命及び共産主義に対する反対
レーニンのマクドーナルド評
シドニー・ウェップの功績
イースト・ウーリッチの補欠選挙
落選
ボーナー・ローの辞職
カールトン倶楽部の会合
ボーナー・ロー首相となる
総選挙(一九二二年)
マクドーナルドの当選
再び首領となる
クラインズの美しい態度
23 陛下の野党
『陛下の野党』
労働党の政見
賠償問題
資本課税
ボーナー・ローの辞職
ボールドウィン内閣成立
議会解散
保護政策に対するマクドーナルドの主張
総選挙(一九二三年)
その結果
労働党内閣現出の機運
之に対する労働党の態度
24 組閣
不信任案
アスクィスの肚
不信任案通る
『大なる試み』
労働党内閣成立
首相外相兼摂
貴族入閣
首相官邸に於ける最初の社交的会合
労働党進出に対するグレーの観察
少数党内閣の苦境
事務的閣議
『善い酒に看板は要らぬ』
25 理想の発動
繁文褥礼の撤去
『掛け給へ』
宮中慣行の尊重
儀礼に対するマクドーナルドの態度
白い絹の半ズボン
美術に対する一隻眼
チェッカースの一日
会議席上の楽書き
住宅問題
失業問題
ヨーロッパ復興問題
対仏露交渉開始
抜く手も見せぬ早業
思ひ切つた対仏通牒
ドーズ案
ロンドン賠償会議提唱
ロンドン賠償会議開催
ゴルフの挿話
独仏の握手
ルール撤兵の決定
マクドーナルド個人の貢献
タイピストの公式賞揚
ロシヤとの交渉
労働党極左派の斡旋
保守党一派の攻撃
マクドーナルドの国際聯盟総会出席
『気味の悪い空き椅子』
大演説
外交家としてのマクドーナルド
内政方面の諸問題
26 暗雲低迷
難関到るところ
自動車事件
保守党、自由党の攻撃
キャムベル事件
ボールドウィン提出の不信任案
議会解散
自動車遊説
アバレーヴォンの『野良犬』演説
一人芝居
疲労困憊
『赤手紙』事件
保守党と自由党の『協定』
総選挙(一九二四年)
労働党敗る
第二次ボールドウィン内閣成立
自然の懐
27 在野五年
西インド諸島及中米地方旅行
炭坑従業者問題
極左派の直接行動
イーストン・ロッヂ夏期大学に於けるマクドーナルドの左傾論排撃
労働組合総理事会の権限増大
労働党の根本政綱
総同盟罷業
事件の困縁
総罷業開始
失敗に終る
失敗の原因
善後の努力
独立労働党の反感
『マックストン、クック宣言』
『マクドーナルド特別号』
マクドーナルドの立場
アメリカ旅行
フィラデルフィヤに病む
『労働党と国民』
ドイッ議会に於ける平和演説
ボールドウィンの外交の批難
28 捲土重来
選挙気分
選挙期日の繰上げ
議会解散
選挙法改正
労働党の政綱
総選挙(一九二九年)
労働党大勝
マクドーナルドの凱旋
第二次労働党内閣成立
最初の婦人大臣
発声映画中の人
『新らしい外交政策の涼風』
29 ラピダン山荘
ジュネーヴ会議
不戦条約
フーヴァー大統領就任
ドーズ大使の任命
フォレスの会見
軍縮気運昂まる
英米非公式交渉
不戦条約の批准書寄託
聯盟総会
マクドーナルドの渡米
ボールドウィンの軍縮事業祝福
山荘の密談
ラピダン仮協定
ニュー・ヨークの演説
カナダ経由帰英
30 内治外交
ロンドン会議招請
下交渉
軍縮以外の外交事務
労働党外交の六大支柱
対露外交
復交交渉開始
交渉一時打切り
ロシヤ嫌いなロンドン・タイムス
輿論の趨向
風見風船
英露交渉再開
協定成立
英露大使交換
賠償問題
ヤング案
ヘーグ会議
スノーデンの強硬態度
協定成立
ライン撤兵
エヂプトとの交渉
パレスティナ事件
インド統治制問題
失業救済
失業保険法
炭坑法制定
31 海軍会議開かる
若槻、財部全権一行着英
非公式会談
マクドーナルドの風貌
濃霧の朝
開会式
勅語
各国全権の演説
霧薄らぐ
32 条約成る
会議の組織
私的会商
列国の主張
首席会議席上の一挿話
『困る困る』
フランス内閣の更迭
『海洋組』と『ヨーロッパ組』
日英米交渉の停頓
『松平リード会談』
妥協案
回訓披露
『エスカレーター条項』
調印
条約の内容
各国の批准
日本御批准書の空送
批准寄託
日英米政府首脳者の世界的放送
33 大なる足跡
失業群
『統一帝国党』
マクドーナルドの独立労働党脱退
内閣の改造
英帝国会議
イギリス政界の巨人
『地平線の彼方』
活動の喜び
教養
孤独の楽しみ
より善き大衆
より善き国家
共存共栄
敬神と理想
大なる足跡
年表
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