図書グンバツ コウボウシ000004972

軍閥興亡史 1

サブタイトル1~10
編著者名
伊藤 正徳 著者
出版者
文芸春秋新社
出版年月
1957年(昭和32年)12月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
390p
ISBN
NDC(分類)
392.1
請求記号
392.1/I89/1
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第1章 明治建軍
“軍服の誇り”何処に行く
本分を守れば-
颱風中の薩英開戦
“戦利品”に英艦の錨
十八艦が下関砲撃
国策第一号は「常備軍」
危うかりし弱小日本
西郷、首相を辞退す
命懸け、先覚の勇断
「徴兵」と国家の独立
「士族徴兵論」で抗争
千鈞の一諾
各地に徴兵反対の騒動
「卒」を殴る士族士官
第2章 日韓及び日清談判
西郷「平和使」を買う
沿海に示威した八軍艦
日本公使館焼打ちさる
日本の密使力説す
軟弱外交を支持した軍閥
将星連が政治上奏
内乱用を“大陸”向へ
軍備優先の新日本
異彩“メッケル指揮”
渡洋作戦の夢描く
強露の圧力を排す
日清戦争の策源地
“剃刀大臣”の積極策
一戦に導く硬外交
第3章 成歓と平壌の戦闘
初の外戦に難行軍
外地の初陣に大勝
重大な緒戦の一勝
二日間で攻略期す
正面戦で日軍“背進”
驚嘆の「玄武門破り」
目を疑う敵の白旗
弱将自ら朝鮮放棄
「先制」と「専守」の差
日清戦役と太平洋戦争
“自決して名誉を守れ”
一夜で空城と化す
一日で旅順口陥落
第4章 日清戦争の勝利
危険を孕む長駆戦
虚を衝き半日で攻略
海城攻防は“関ケ原”
戦略指導に政治家
大本営の軍議一決
敵は結氷期に反攻
敵の“十万動員”流産
大本営“出撃”へ転向
徹宵最初の市街戦
日清役終結の“聖火”
清軍と世紀的相違
造砲に陸軍の三大発明
「村田銃」とその先祖
第5章 戦勝の後に三国干渉
完勝の裏に黒い影
軍、快く政府に譲る
戦時外交のお手並
「三国干渉」の大痛棒
根源深き露国の外交
外相に「還付」の妙手
二度目の台湾遠征
第6章聖戦、日露戦争
ロシア旅順口を奪う
北清事変と日本陸軍
日英同盟の成立
大山総長が意見書
朝鮮派兵で大激論
大山発言、万事決す
勝利の公算は乏し
口火は露艦隊の出港
元老、銃を執る決意
第7章 大山、児玉、黒木
参謀次長児玉の作戦
軍閥が日本を救う
第一戦場へ大競走
会心の鴨緑江渡河戦
独断“天佑”をつかむ
またも越権の軍功
敵情軽視に大苦杯
“大器”大山を起用する裏面
陸海両雄の大局眼
第8章 遼陽戦と弓張嶺夜襲
会戦生起の事情
暴挙か否か、大夜襲
「夜襲師団」が受持つ
一剣磨く東北健児
夜襲戦に革命の勝利
世界記録は日本に
第9章 日本の誉れ・太子河作戦
運命の大会戦迫る
首山堡の橘大隊長
戦局、黒木の双肩に
夜河を渡って集結
宿敵・黒木への大反撃
彼我同一作戦の激突
マラソン、救援軍走る
奇略「岡崎山」の戦功
国史も逸す大作戦
範は正しく「太子河」
我が生涯の大勉強
第10章 旅順要塞の死闘
“一日攻略”で号外の用意
共に眠る日露将兵
山頂に両軍悉く倒る
猶予できぬ海戦略
大山、乃木の更送を拒む
初めは二〇三を避けて
二児を投じて不退転
死闘七昼夜で祝杯
耀く武士道の秘話
死闘を描く従軍日記
“旅順を見ろ”と戦友の屍を抱く
第11章 沙河及び奉天会戦
“空復の日軍”撃たん
日露戦、最大の悩み
野戦で中央突破へ
“沙河の対陣”を展開
大局にらむ総司令
大前哨戦としての黒溝台戦
期せずして大会戦
敵を脅かす鴨緑江軍
六昼夜勝敗決せず
敵将、神経戦に敗る
総追撃にも弾不足
第12章 軍閥国に尽す
大軍師終戦を想う
軍閥的内閣の見識
日本海海戦講和を導く
譲れぬ償金と割地
終戦、統制を乱さず