帝国陸軍の最後 終末編
- サブタイトル
- 編著者名
- 伊藤 正徳 著者
- 出版者
- 文芸春秋新社
- 出版年月
- 1961年(昭和36年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 311p
- ISBN
- NDC(分類)
- 396.21
- 請求記号
- 396.21/I89
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1章 我軍最後の二大退却戦
歴史に名を残す一戦
兵力を割いて戦線を縮少
日本的戦法も効を奏せず
方面軍首脳の周章退却
待っていた軍司令部
“生命の竹”に運命を託す
英将、長蛇を逸す
“敗軍の将”を厚遇
是非重慶に一撃を加え度し
戦機は既に去っていた
問題の〓江作戦を発起
早期徹退は明断
「暴」に報ゆるに「愛」
第2章 本土決戦
本土決戦に追い込まる
五十個師団の急設を要求す
裸の兵隊七十万
使命はただ「特攻」
特攻用の飛行機に限る
悩みは燃料の大不足
空戦は一回限りとす
士気は頼み得たか
善戦しても勝てなかった
水際決戦と内陸迎撃戦
再び水際撃滅主義
戦備は順調に進む
米軍の南九州上陸作戦
決戦の準備成る
次戦に全戦力
米軍のコロネット作戦
第3章 空襲全日本を征す
米国空軍戦略の成功
微弱極まる防空体制
傍若無人のB29
訓練を重ねていた米空軍
米空軍に二つの戦術対立
米将ついに罷免
死傷十二万四千
五回の爆撃で被災五十九万戸
東京は五十%を焼失
B29延べ六、九〇〇機
惨たり被爆都市六十一個
偉大なる中止の聖断
最悪条件下に立ち向う
撃墜実に七一四機
準備と思想の欠如
第4章 関東軍盛衰記
一流陸軍の威容
専守防禦の戦略
軍容、ソ連を圧す
主将、南方に去る
「兵力転用」の大問題
名に恥じぬ武勲
総入れ歯の関東軍
ソ連の脅威増大
対ソ戦略の変更
三主将の大連会議
ソ連の侵攻迫る
急造の二十四個師団
“大兵に戦術なし”
小兵にも“術と魂”
第5章 南方に戦い北辺に潰ゆ
国境死守に全力
猛攻を悉く撃退す
強兵一千の決死隊
挺進隊の不屈の闘魂
砲と全員と同時に自爆
守兵の九割が戦死
二日間に七千トン
各陣地で猛抵抗
侵攻最大は百キロ
殺気立つ幕僚会議
連隊長の永別の辞
関東軍を挙げて労務者
運命のいたずら
皇帝ソ連に拉致さる
幸運の第一人者
死亡十三万五千人
送還要請も黙殺
第6章 和平の胎動
見通しのない戦争
「和平」の望み絶ゆ
近衛一人が正論
期待の献策なし
鈴木内閣の誕生
ソ連を通じ、和平工作
陸海両相激しく対立
和平の方針聖断さる
ソ連、会談を避ける
講和外交は論外
ポ宣言は賛否対立
第7章 陛下の聖断下る迄
原子爆弾投下さる
陛下は終戦を急がる
陸軍は終戦に反対す
深夜十二時の御前会議
率直なる御言葉
攻撃続行の陸相布告
軍部また硬化す
外相は一路和平へ
賛否は十対四
暗躍する武断派
異例の緊急召集
歴史的聖断の内容
宮内省に兵隊の乱入
第8章 太平洋戦争終る
終戦末期の暴挙
割腹して大罪を謝す
陸軍の総意を代弁
良将相次いで自決
誇り高き責任感
皇族内閣生まる
復員に米船貸与
大義名分を欠く
戦争指導に無理
攻勢終末点を犯す
無謀な四正面作戦
友邦と携えて平和を
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626

