帝国陸軍の最後 特攻篇
- サブタイトル
- 編著者名
- 伊藤 正徳 著者
- 出版者
- 文芸春秋新社
- 出版年月
- 1961年(昭和36年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 298p
- ISBN
- NDC(分類)
- 396.21
- 請求記号
- 396.21/I89
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1章 山下奉文のルソン戦闘
“ルソン島で決戦せず”
マ元帥の上陸早し
我が戦車旅団の玉砕
名のみの「建武集団」
マニラ市焦土と化す
日本にも砲弾があれば
戦車全滅を賭して戦う
山を下る亡命の一行
蝿叩く孤独の闘将
タコつぼ陣で死守
“東京を救おう”
肉弾に人材を投ず
空の主将無断で脱出す
最後の一弾へ涙の敬礼
“戦史の空白”埋める
第2章 硫黄島の血戦
日本領土への侵攻始まる
硫黄島の戦術的重大性
裸の孤島に司令部
「噴進砲」初めて登場す
水際では抵抗せず
地獄のほら穴掘り
地上無一物の戦場
海軍長官督戦に現わる
第3章 栗林師団長の統帥
裏をかく水際無抵抗
山頂で星条旗の争奪
勇猛の「海兵」を圧倒
進攻を防止した新兵器
ソ連の活用に刺激されて
爆撃無効を嘆く米海相
六回占拠され五回奪還す
敵の中央突破未だ成らず
米軍も劣らずに大夜襲
幾倍も狂う攻略予定
迫る猛火器に平然
統帥全し、栗林抗戦の跡
第4章 世界最後の本格的戦闘
第二次大戦の終章
沖縄に全力を注がず
台湾へも防備を要した
難戦場に難コンビ
特派の重砲陣は光る
本島は「決戦」の布陣
寝耳に水、兵団の転出
文意に曰く「責任負い難し」
作戦の根本的やり直し
「伊江島」自爆の悲運
二大飛行場を放棄
ヌカ喜びの第八四師増援
第5章 「戦略持久戦」開始さる
九州沖で空軍の激突
「大戦果」、またも誤報
慶良間列島占拠さる
広森中尉等の特攻第一陣
敵は一兵も損ぜずに上陸
惜しい水際の逸機
伊江島で死闘六日
眼前の敵に出撃論
消し飛んだ攻勢令
第6章 沖縄軍立派に闘う
米軍の南進を阻止
孤軍奮闘の一小隊
友を抱く敵は撃たぬ
首里防衛へ全兵団
地下の本営に異状あり
攻勢計画の手加減
帝国陸軍の最後の攻勢
“弾丸の河を突破して”
死守の将兵へ撤退令
微妙な“もう一押し”
損害表に驚く
我兵は守備にも強し
第7章 及第した最後の一戦
首里城を脱出す
大本営陸軍部は沖縄に絶望
胴体着陸に依る特攻
牛島と長の両将割腹す
八原参謀の生還の問題
福沢諭吉の「痩我慢之説」
その後二カ月戦つた連隊
戦略的に祖国救う
軍民一体の総力戦
第8章 「天号作戦」と戦力不足
航空参謀は無聊に苦しむ
好機に出撃せず
無残、手持ち機なし
米基地へ遠征特攻
「人間爆弾」を秘めて
「桜花」は海上に散る
日本の空軍、一時は無力
第9章 菊水作戦
「菊水作戦」の第一号
米の二大戦艦を直撃
第三号、第四号の連発
悲鳴をあげた米海軍
洋上に張る電探網
大本営、沖縄を見限る
宇垣は独往邁進す
陸海力を合せて船団を撃つ
米旗艦、次々に炎上す
機も人も質量低下す
終戦の日、長官の“特攻”
第10章 「特攻」を顧みて
敗戦に追い立てられた「特攻」
提督自ら体当たりを示す
東郷は「生還」を命ず
大西中将の「限定特攻」
七時間で「神風」特攻隊生る
「全軍特攻」への運命
「十死零生」への疑問
戦果なきに非ず
人間魚雷や豆潜水艦
暗い戦史に耀く一灯
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