図書オク ゲンスイ デン000004822

奥元帥伝

サブタイトル1~10
編著者名
黒田 甲子郎 著者
出版者
国民社
出版年月
1933年(昭和8年)12月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
10,445,20p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/O54
保管場所
閉架一般
内容注記
監脩:鈴木荘六,山田陸槌  巻末:元帥の略歴
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

叙(陸軍大将・大迫尚道)
第1章 軍人としての奥元帥
巨人出生の足跡
偉器漸く顕はる
武人の面目躍如たり
第2章 少年時代
栴檀は嫩葉にして芳し
此父母ありて俊才を補育す
疾くも大鵬の志を抱く
第3章 豊長戦争
攘夷と豊長の感情疎隔
初陣に功名を挙ぐ
第4章 陸軍大尉時代
高遠の理想と努力
征韓論と佐賀の乱
勇猛無比畚に乗りて指揮
抜群の功労を残して征台に従ふ
第5章 陸軍少佐時代
神風党異変と西南戦争
惨憺たる篭城戦
篭城軍の大評定と突囲隊
生ける戦史が語る元帥の突囲隊
奥大隊の任務と戦績
軍人の最高名誉を担ふ
第6章 聯隊長時代
厳格の中に溢るる温愛
演習峻烈の苦情を流涕して慰諭す
第7章 陸軍少将時代
徳行漸く篤きを加ふる逸話
東宮武官長としての事蹟
遂に日清国交の断絶
第8章 師団長時代
日清戦争に抜群の功労
奥師団の活躍眼覚し
輝く功績と帝国将来の難関
第9章 東部都督時代
日露必戦情勢と提督の重任
印度特派使節として成功
大将進級と対露作戦準備
第10章 日露戦役の一般経過
我が対戦一般方策並経過
奥第二軍の急遽出征
遼陽沙河の大会戦
乃木第三軍の旅順本攻撃
黒溝台の大会戦
我軍大勝し敵軍降伏す
第11章 奥軍の満洲出征
第二軍の戦闘序列と其の使命
孫子の兵法に則る大連湾攻略
第12章 南山攻撃
万死を期して天然の要塞を攻む
肉弾よく南山を占領し勅語を賜る
第13章 得利寺戦闘
戦史に稀れなる遭遇戦
激戦を語る敵将の回想録
第14章 蓋平占領までの苦心
糧食の欠乏に悩む
泥濘道路は露軍よりも強敵
第15章 大石橋の攻撃
満洲軍編成並奥大将の慧眼
掌中に物を按ずる如き作戦計劃
第16章 鞍山站の占領
寡兵を以て大敵に当る
大敵を怖れざる将軍も天意を怖る
第17章 遼陽の決勝戦
情勢偵察を許さず盲進の苦衷
深慮よく適切の処置を講ず
勝て兜の緒を緊む
第18章 沙河の遭遇戦
復讐に燃ゆる露軍を迎戦
総司令の焦慮と第二軍の感状受領
第二軍の各師団奮戦偉功を奏す
第19章 黒溝台の敵襲
七箇師団の大兵突如殺到
日露戦役中最も寒心すべき大激戦
第20章 奉天大会戦
我が満洲軍の作戦計劃成る
第二軍の作戦計劃
惨絶悲絶を極めし激戦
奥大将の憂慮事実となる
露軍死物狂の抵抗
苦闘よく我満洲軍を勝利に導く
急進又追撃遂に奉天占領
第21章 大会戦後の休養と前進
兵馬倥偬の間にも閑日月あり
前進準備と媾和条約
凱旋と復命
第22章 参謀総長時代
重望を負びて帷幄に参す
日露再戦を予期して国防に腐心す
研究努力其老を忘る
忠勤を励み胸中余念なし
第23章元帥時代
明治大帝の崩御と欧洲大戦勃発
欧洲出兵に一鍼を加へたる見識
耳患を憂て元帥辞退を願ふ
細心にして剛毅詩歌を友とす
関東大震災と大正天皇崩御
三代の帝寵を荷ひし元帥宿痾に悩む
一代の名将遂に起つ能はず
第24章 元帥の薨去
畏くも誄詞を賜る
生前を語る武人に応しき盛葬儀
旧小笠原藩主に対する主従の情誼
末代不朽の栄光燦として輝く
付録あり