人間山下奉文

故友の半生（沢田茂）
第１章　落暉
報復の裁き
愛された名将
杉の大杉
兄ありて
第２章　希望の門
幼年学校
日露会戦
狭き門
恩賜の軍刀
第３章　波涛
運命の友
若き日の東条
茶目大尉
ウィーンの春
故国での出来事
クーデンホーフ・光子
第４章　風雪
故郷の廃家
兄の手紙
軍人片輪論
永田鉄山と山下
軍部台頭
暗黒時代来たる！
第５章　孤影
軍部双曲線
「断」の一字
青年将校、起つ
陸軍大臣告示
天皇の怒り
第６章　野火
陸軍記念日の朝
先物買い
竜山時代
芦溝橋の銃火
第７章　風雲
陛下の御心痛
名コンビ結ばる
堪えしのぶ心
沢田茂の友情
独ソ戦開始とヒットラー
マレー作戦の内命くだる
第８章　図南
暇乞い
陸・海・空の協定成る
船団出航
開戦
マレー進撃
第９章　雲烟
シンガポール攻撃
イエスかノーか
“マレーの虎”
慰霊祭と参謀
設計図
むくわれざる戦功
第１０章　凍土
覆面部隊長
八分の運
軍旗祭の余興
親友阿南
エピソード
第１１章　南溟
サイパン失陥
再び南方へ
比島作戦会議
マニラの土
台湾沖航空戦の虚報
作戦計画変更！
ああ、捷一号作戦
第１２章　至誠通天
レイテの悲劇
無防備都市
参謀長と副長の対立
最後の便り
亡命の人々
最後の複郭陣地
思い出のプログ山