図書目録テンノウ資料番号:000004704

天皇

サブタイトル
編著者名
宮廷記者団 著者
出版者
東洋経済新報社
出版年月
1959年(昭和34年)4月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
211p
ISBN
NDC(分類)
288
請求記号
288/Ky9
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

はしがき

胸わくわくの初会見
記者団、はじめて内廷に入る
荒れた“名苑”に、まずびっくり
はじめて知った温い人間天皇
アガった老練記者、観察文もまちまち

プラットホームで立ち話し
「よく寝られたかね」と陛下
ついに口がきけず残念無念

一緒に笑った三度目
初のインタビューに成功

皇后さまもニコニコ顔
うどんやそばも大好物

三十秒のすれ違い会見
ひと目会わずには仕事もできない
千恵蔵ばりの明るいバス
目のやり場に困った皇后さま

紅茶を飲んで雑談
残念ながら内容はオフ・レコ
「これはいける」と胸のなか
「えゝ」とうなずく聞き上手
イスからのり出す子ぼんのう
笑いがとまらぬ両陛下
身ぶり手ぶりで体験談
みごとに一本とられた記者団

廊下でたった一言

記事にした一問一答
まず宮内当局と正面衝突
「疲れた」と眼を閉じる
街の盛り場でもねむれるよ
「あれはお芝居だったねェ」
悲恋物語にテレる
「ローマの休日」そっくり
飛行機はちっとも恐くない
自衛隊のラッパでご苦笑
ご法度の質問攻め

“天皇公舎”のお文庫
突貫工事の防空建築
日本間は一つもない

軍服から背広へ
まず、服装規定から解放さる
なぜ、和服を着られないか

お好きでない理髪と入浴
ヤカンの湯をかけて洗髪
ヒゲ剃り最中に居睡り

パーマをかける皇后さま
セットは毎日ご自分で
お化粧は、みんな国産品
陛下がすすめて和服を新調
和服の図柄も両陛下で合作
すこしやせたいわね

主食は同じ配給米
陛下を喜ばせた皇后さまの手料理
麦と人造米を混ぜた七分搗き
料理は朝風呂に入ってから
奈良づけがお好き
自炊される清宮さま
味覚の豪華版・宮中宴
徹夜で想を練る主厨長
エチケットの臣茂・吉田さん遅刻
鳩山さんの肉は切ってある
野菜はほとんど自家生産
牛、馬、豚、鷄、羊も飼っている
水爆マグロに神経過敏

ウナギ攻めの三日間
料理場のなかにまた料理場を
アイスクリームも熱湯消毒
イソギンチャクも試食ずみ
おはぎとおしるこがお好き
酒と煙草は全然ダメ
盃で湯ざましをグイと飲み
親子そろってネコ舌

天皇家の家計簿
不動産は一坪もない
皇居も御用邸も借りもの
“年俸”三千八百万円也
皇子さま方の授業料も
ホテル代は一万五千円から三万円
“トラの子”の預金一千五百万円
自動車も“私物”ではない
皇族は赤ちゃんが年十九万円
飛行機の贈物を断わる

発見された新種数百
世界の珍奇ことくらげ
競争者のいない分類学へ
この海底にいるよ…正にピタリ
ヒドロゾアの標本一万枚
「ご研究に補助金を出そうか」
皇太子さまのお土産
世界の学者とも資料交換

天皇の“天狗鼻”
野花をつんで疲労忘る
ワイシャツの袖もビショビショ
「鶴は樹上にとまらない」
まりもはなぜ丸い?
侍従武官をたしなめられる
シャベルにそっぽを向いて
宝庫尾瀬沼は荒らされる?
蓮の花は白いか赤いか
蛇もガマも手でつかむ
大切な、雑草刈りとらる

虫と鳥の天国
ぞっとする女官たち
朝寝坊のシジュウカラ
キジとしばしのご散歩
世界記録!オシドリ巣箱に入る
サギのフンで松枯れる
陛下のトマトを食うカラス

むつまじいご夫婦仲
手をふって見送る皇后さま
番付片手にテレビ相撲
皇后さまの眼鏡のナゾ
全く、アテられましたネ
カメラの前で「カサを」とご注意
「あっ、だれか、早く外套を」
別れ別れの一人旅
愛情こまやかな無言劇

さびしい親子の別居
園公の進言でやっと手放す
「兄弟ゲンカもできないね」
「湯かげんはどうかね」と父陛下
伊勢のお守りも入れる旅支度
都電にも一人で乗る花嫁修行
長距離電話で“会う母娘”
子供は手もとで育てたい母陛下のご臨終に間に合わず
危篤の弟宮も見舞われず
紅梅に寄せる陛下の涙

男子禁制のお局
実は、国家公務員の宿舎
「白菊さん」と源氏名で
「旦那さん」と「ご家来」の階級制
交換手にも口紅禁止
さっぱり分らぬ御所言葉
長官も冷汗かいたごあいさつ
「オカベがおいしかった」
オススリとヤワヤワ
未婚のまま一生奉仕

神秘なお祭り
白装束、馬車でお参り
お祭りに明け、お祭りに暮れる
皇后さまも参列できない
内裏ビナそっくりの陛下
剣を捧げて暗ヤミのきびしい行事
「シビレがきれてつらかった」
陛下から給料もらう神官たち
白衣の処女神官が奉仕
“四っ足”も食べぬ禁欲生活

平安朝さながらの歌会
一般人も傍聴できる
品よくすました国会議員
「小野の小町」に好奇心
ご主人役は皇后さま
盛会な義宮グループ

「あなた」と呼ばれた陛下
「お体にさわりますよ」
「新聞記者に話したい」
極秘でマ元帥ご訪問
「私の体はとうなっても…」
「実に、正直な方だ」
警視総監に耳うちする宮内次官
神話を科学でご究明
“不敬”だと録音放送を禁止
独立の日、思わず夜ふかし
なぜ、秩父宮のご葬儀に参列されなかったか

三十一万余坪の皇居
“私物”は一つもない
大本営防空壕もそのまま
さびれた“女護ヶ島”
加藤清正の噴水鉢
石落しもある要害
色あせた元枢密院
雑草茂る江戸城本丸跡
侍従官舎だった清宮御殿
年二回、だれでも渡れる二重橋

狭すぎる仮宮殿
「独立」で宮内庁三階に急ごしらえ
ご紋章つきイスが六十万円

ご一家は二十三人

七分の一に減った宮内庁
むずかしい職名に面くらう
鷹師もいまは鴨猟ばかり

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626