図書ウミ オ ヒラク000004584

海をひらく

サブタイトル1~10
海洋科学
編著者名
丸川 久俊 著者
出版者
仁川堂出版部
出版年月
1933年(昭和8年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
393p
ISBN
NDC(分類)
452
請求記号
452/Ma54
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
発売:文録社
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

1 海
2 海の迷信と伝説
海は謎であつた
人魚
坊主魚
海蛇
怪獣ロスチュンヂヤー
奇獣ロイヂー
海幽霊
不知火
3 海の創まり
海陸の成因
星雲説即地球冷却収縮説
四面錐体説
球状調和変形説
冷却収縮の欠点
地殻平衡説
大陸移動説
4 海の広さと深さ
海陸面積の比較
海陸分布の状態
水半球と陸半球
主なる海洋の広さと容積
海の深さ
音響による深海の測量
5 海水の物理的性質
比重密度及圧力
水中圧力と水棲生物との関係
氷点沸騰点滲透圧
光学的性質と透明度
海水の温度
海水の熱の伝達と冷却
表面水温の最高と最低
水温分布の縦と横
水温成層
各洋の平均温度
海中の明暗
海の色
波浪
潮汐
潮流
汐干狩
6 海流
海流とは
海流の測定方法
各洋の海流
海流の起因
地球の自転と海流
7 海水の化学的性質
海水中の塩分
海洋中の塩類総量
海水と河水の塩類比較
海水中の瓦斯
水素イオンの濃度
海水中の営養分
8 北極の海・南極の海
海水の凍結と氷の融解作用
北極洋の水深と水温
ガルフストリユームの北極洋侵入
南氷洋の水温と水深
南米東海岸底流の原因
寒帯生物と深海産生物
南氷洋底の沈澱物、緑泥と南極大陸
探検船の航路と極地方の海流
9 海底の沈澱物
沈澱物の分類
深海沈澱物の色々
10 日本近海の海洋
海底の状況
海水の変化
海流
流氷
11 海洋と漁業との関係
漁場の範囲と分布
深度、底形、底質と漁業
水温及塩分と漁業
潮流の変化と漁業
サンマ漁と寒流の消長
カツオ漁と暖流の消長
イワシ漁と沿岸水帯の消長
異種海水の接触部は漁場として価値大なり
12 漁獲の豊凶とその原因
漁獲豊凶の原因調査
諾威に於ける鰊漁の豊凶
北海道に於ける鰊漁獲の豊凶
豊凶の原因
13 浮游生物
海産微小生物研究上の発端
微小生物とは何か
プランクトンは水の色を変へる
オホツク海の海光は怪光か
浮游生物の種類
植物浮游生物
動物浮游生物
欧州へ移住した浮游生物
プランクトンの棲息場
海産浮游生物の季節的分布
浮遊生物と水中生産力
浮游生物の量
浮游生物の漁業に及ぼす影響
14 魚の進化と退化
游泳動物
地質時代の魚
現代の魚
15 魚の誕生
産卵
稚魚
16 魚の形態の種々相
奇魚怪魚
扁平な魚
魚の口器
魚の目
魚の鰭
鰭より見たる魚類の習性
17 毒魚と電気魚
毒を注射するオコゼとゴンズイ
フグは食ひたし命はおしい
馬をも斃すシビレウナギ
カツケ患者とシビレエイ
18 魚の奇声怪音
摩擦に由る音
鰾や之に附属した筋肉に由る音
19 魚の寄生共棲
寄生する魚
ナマコの肛門から出入するカクレウオ
チヨウチヨウウオ類と珊瑚群体
イソギンチヤクとアネモネフイツシユ
クラゲ類と稚魚
鮫とパイロツト・フイツシユ
コバンイタダキとウミガメ
20 魚の情と性の問題
恐怖心
社交心
忿怒と闘争心
嫉妬心
好奇心
愛情心
性の問題
21 魚の食餌と其の索め方
草食性の魚
肉食性の魚
22 魚の運動法
魚の運動法
山芋変じて鰻となる
定着魚
樹に倚りて魚を求む
23 魚の回游移動と分布
魚の回游移動
魚の分布
24 魚と人生
魚の皮膚の利用
魚の内臓の利用
食物としての魚肉
25 穿孔動物
船喰虫
木に孔を穿つ甲殻類
石を穿つ虫
穴を穿つ海藻
穿孔生物の駆除法
26 浅海の動物
土質の硬さで種類が違ふ
一生独身で暮すカニ
洞穴住ひのハゼ
27 深海の動物
常闇の世界にも区分がある
発光動物の数々
海深一里以深の深さに棲む魚
深海に光を発する魚
発光の理論
28 珊瑚礁
石珊瑚
水蟋珊瑚
管珊瑚
成長
珊瑚の死因と破壊作用
花園の如き珊瑚礁、色彩艶麗の動物
珊瑚礁の種類
珊瑚礁形成の理論
29 日本の漁業
30 海洋の開拓