図書カイグン シカイ タイイ000004524

海軍歯科医大尉

サブタイトル1~10
編著者名
浅野 頼雄 著者
出版者
浅野頼雄
出版年月
1985年(昭和60年)4月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
260p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/A87
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

1 生死を分ける運・不運 赴任-第三艦隊司令部付
戦艦「金剛」に乗艦
艦隊出撃す
「金剛」の歯科診療室
艦隊軍医長との再会
空母「翔鶴」の運
出撃前の人間模様
「金剛」と運命をともにした艦長
神の手に選ばれる人

2 海軍というところ-その組織・生活 海軍の組織
人的構成
海軍の教育
海軍の生活環境

3 艦隊勤務で前線へ トラック島へ
艦上での歯科治療
出撃航路にふえる患者
佐世保へ回航-ホームスピード
当時の歯科関係の器械

4 艦隊勤務の日々 爽快! スコール浴
従軍記念の水虫
相撲で知った喜び
赤道直下で歯科医師会
母の千人針とマリアナ沖海戦
夜空に見た真紅の炎

5 宮様との出会い 海軍少尉・竜田伯爵
海軍大佐・高松宮殿下
米軍大尉の自慢の歯

6 トラック島点描 洋上はるか四千キロ
酋長の家
トラック島の大空襲

7 懐かしの佐世保とシンガポール 艦隊勤務の楽しみ
海軍と酒
帆走訓練・歌・女
佐世保の“エス”たち
高熱で隔離病室入り
シンガポールの旅情

8 軍隊の私的制裁 ビンタとバッター
これぞ“錦の御旗”
特攻隊員のビンタ

9 海軍の外面と内面 兵からたたき上げた特務士官
初級士官たち
衛生学校教官の体験
特務士官の実力
そこで見た海軍の内面
血のにじむ兵の苦労

10 敵機来襲下の戸塚海軍病院 幻滅の陸式三種軍装
命中弾の不可思議
赤十字目がけて銃撃
敵機の機体で治療
飢餓の島ウェーク島
奇病による急死
困難に堪える心と体を

11 海軍の歯科医たち 士官と嘱託の差
嘱託医は見学お断わり
海軍の歯科医学
陸・海軍の歯科医科将校
海軍志願の動機
つまりは国民の認識度

12 戦争と敵愾心 罹災して家族離散
映画会場殴り込みの始末
一日で懲罰破り
アメリカ人とのふれあい
日米、心の傷跡

13 突如むかえた敗戦の日 その日の衝撃
動揺する下士官・兵たち
取り残された看護婦たち
アメリカ兵の所業
アメリカ軍の病院接収
衛生学校放火で炎上
どさくさまぎれの物資持ち出し
病院接収後の行く先

14 身延山分院をめぐる事件 軍の隠退蔵物資?
南京虫のいる宿
身延山分院の動揺
身延会議の顛末
山にこだまする太鼓のひびき
県庁職員のたくらみ
海軍軍人最後の夜

15 復員して歯科医院開業 沼津病院の歯科開設
すべてが闇の時代
病院の患者さまざま
歯科医院開業まで
海に近い平塚へ
酒一升の退職金

16 最後に、ひとこと 歯科医に希少価値のあった頃
被占領国の悲哀
中立堅持・国土防衛の軍隊を