図書カイヨウ セカイ コウボウシ000004454

海洋世界興亡史

サブタイトル1~10
編著者名
高木 友三郎 著者
出版者
興亜日本社
出版年月
1940年(昭和15年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
245p
ISBN
NDC(分類)
391.27
請求記号
391.27/Ta29
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

前編 世界歴史上の海上権と国力
第1 河海と海上権の重要性
河海と民族・国家の発展
戦争の勝敗と海上権
第2 ギリシア文明と海上権
アリアン人種の南下運動と鉄武器
ギリシア貿易と海上権
ギリシアの地中海支配と其興隆
第3 ローマ文明と海上権
カルタゴの地中海支配
地中海はローマの手に落ち世界を支配す
第4 海上権を無視せる蒙古族
民族大移動の原因
アジア人の欧洲奪回
第5 東ローマ帝国からヴエニスへ
サラセン帝国の短命は海上権の軽視
ベニスの勃興とイタリア都市時代
第6 ハンザ同盟
十字軍と経済移動
ドイツ諸都市の勃興
ハンザ同盟と海上権
第7 新世界の発見と西・葡の興隆
黄金日本への憧憬
大西洋・太平洋の船舶横断
葡・西の衰微原因
第8 和蘭の勃興と海軍
和蘭艦隊スペイン艦隊を破る
和蘭海運と基礎産業
和蘭衰亡の原因
第9 海上権滅びて仏蘭西衰ふ
三大名宰相の続出と仏蘭西の超躍
ルイ十四世の国力濫費と海上権衰滅
第10海の大英帝国
英仏百年戦争の経済的意義
百年戦争における海上権の確保と英の経済的利益
百年戦争の敗北英に幸ひす
英の対蘭航海条令の効果
英の指導国策工業立国の自覚
英仏植民地戦
英の世界制覇の代価
英世界制覇の原理と目的達成
英国衰容を示す
後編 日本史上の海上権と国力
第1 神代経済と海上権
高天ケ原族まづ日本海々上権を掌握す
海上封鎖と出雲族の屈服
第2 三韓征伐と国力急進
わが水軍の威容に屈服せる三韓
三韓征伐とわが経済発展
国力増加と水軍の完備
第3 大化革新と日本海上権の消失
富の増進とその濫費
日本水軍の敗退
総力戦と大化革新
第4 海上権喪失と蒙古族の侵入時代
大化革新の消滅理由
夷敵猖獗と遷都
平安朝の産業
平安朝の貿易
遣唐使の廃止と貿易
膨脹的精神の蘇生
第5 貨幣経済の進展と貿易熱勃興
戦争時代と貨幣経済の発展
日本の重金思想と重商主義
富源なき足利の滅亡
第6 西力東漸と鎖国
大阪城攻撃の火砲と英蘭
バテレン一世を風靡す
布教・新兵器・貿易利
一君万民の前には先づ破壊の必要
秀吉信長の着手事を完成
朝鮮征伐とフイリツピン攻略
家康・秀忠の重金・重商主義
鎖国令の原因
鎖国令の結果
第7 明治維新と建設期
日本国家の発展段階
封建制倒る
維新と日本貿易の発展
貿易発展の背景
海運並に海上権力の発展
第8日露戦争と海運躍進
必至の日露戦と二大指導国策
貿易の発展と内容
造船奨励と船舶数
日露海戦
海運国に躍進
戦後の財政・貿易
第9 第一次欧洲大戦と日本国力の躍進
重工業化と独占資本主義
国富の急増
活躍事業
海運の進歩
第一次欧洲大戦と我海軍
第10 戦後大反動来と軍縮時代
ワシントン会議
恐慌来と再軍縮会議
第11 満洲事変と躍進日本
日本財界合理化の効果
躍進日本と海運の貢献
水産物の飛躍
満洲事変と重工業化
日本と満支経済の互助連環
満支の資源
朝鮮経済の価値
第12 世界経済と太平洋時代
何故の太平洋時代ぞ
列国の東南洋に求むる資源
太平洋資源の特殊価値
日満支プロツクの自給力
南洋と我国
結語 太平洋時代と海上権確保の絶対必要