図書カイグン リクセンタイ シャンハイ セントウキ000004447

海軍陸戦隊上海戦闘記

サブタイトル1~10
編著者名
有馬 成甫 著者
出版者
海軍研究社
出版年月
1932年(昭和7年)9月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
609p
ISBN
NDC(分類)
397.6
請求記号
397.6/A72
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

1 事変前
武人の本懐
打倒日本
排日貨
抗日義勇軍
玉砕主義
外交官侮辱せらる
不敬記事
民国日報陸戦隊を侮辱す
支那法院不法を公認す
我権益危ふし
列国共同防備
戒厳令

2 記念すべき一月二十八日
呉鉄城の回答
列国軍隊の発動
我陸戦隊の発動決定
集合
訓示出発
待機位置に就く
各隊発進の命令一下
滬戦之第一夜

3 一月二十九日の戦闘
その一、一般経過
われに対抗せる敵
支那戦記
陸戦本部支那軍に占領せらる
支那戦記は小説
第一日の死傷
その二、〓江路方面の戦闘
銃火の洗礼、左に寄れ!
鉄条網を除け!
宮越兵曹の奮闘
吉松中尉の突進
装甲車来援
土襄が欲しい
坂口小隊左方へ迂回す
山仲中隊長自ら迂回して敵の左翼より突撃す
劉喨たる突撃の嗽叭
敵陣に突入す
飛行機と列車砲との戦闘
最初の爆弾北停車場を焼く
鉄道線路爆破
奇抜な逆襲
その三、三義里方面の戦闘
最も苦戦悪闘の場
上海に到着したばかり
第七中隊命令
鉄条網を除去す
退くも死、進むも死
第一小隊死傷続出
近藤少尉戦死
中隊長死屍を越えて前進
内山少尉戦死
敵の手榴弾の為めに機銃破壊せらる
高橋大隊長装甲車にて前線に進出
大胆な大隊旗手
敵弾を受けた大隊旗
吉広小隊、小林小隊敵前十数米の位置を横過す
誰か銃を貸せ
イヤオレが打つ
中尾中隊四列側面縦隊で馳せ付けた
伏し乍ら土嚢の手送り
占領
死傷者数
その四、宝興路方面
第一の鉄条網
第二の鉄条網
赤尾小隊長自ら手榴弾を投ず
決死隊土嚢を踏み越えて敵陣に突入す
前後一水の遺書
その五、横浜路方面
乱射乱撃
猛進猛撃
踏切扉を乗越えて敵陣を乗取る
その六、青雲路方面
この地区の重要性
大西中隊進出命令
同済路大東街交叉点の家
大西大尉兵六名を率ゐ敵陣に斬り込む
壮烈な格闘戦
福角一水の奮闘
決死隊青雲路橋に突進す
古山兵曹の戦死
その七、鞄子路方面の戦闘
攻撃用意
打方始め
数回陣地を変換す
その八、天同路方面
公大出発
政門特務少尉撃たる
吉津中尉公安隊を武装解除す
公肇学堂の義勇軍

4 最初の停戦協定
海軍陸戦隊与みし易し
協定の無視
日本兵武装解除
我警備区を列国にて共同警備せんとの提議
談判破裂

5 便衣隊の跳梁
便衣隊戦法の極意
自警団の組織は当然の要求
便衣隊戦法の果実
脚絆を黒く塗れ
陸戦隊本部の隣から撃つ
五州薬房安慎房の便衣隊
三ケ所銃剣で刺されても逃げ出した
日本人倶楽部に撃込む
三元宮
日本人鏖殺の計画
東呉中学の便衣隊
日米阻隔の計画
森大隊到着
自警団解消
日本電信局奪取の目的
虹口旅社
救国便衣隊
火犬隊
言語不通は悲劇の一原因
敵旅長を捕ふ、不審の申立
狂つた心理
良民即便衣隊
便衣隊戦法の悲劇

6 閘北掃蕩戦
その一、二月三日の戦闘
第五大隊の初陣
日本人一名虐殺せらる
大隊命令
塚本中尉の突進
二階と下との爆弾戦
林一水の日記
小野伊藤両少尉の負傷
その二、二月四日の戦闘
進出計画
一般経過
第三大隊方面の戦闘
第六中隊命令
横田中尉負傷す
第七中隊の進出
野中小隊商務印書館を占領す
壁のトンネル
東島中隊絹糸工場を攻撃す
室内の接戦
手榴弾を投げ返す
工場を焼く
第一大隊方面の戦闘
神川中隊の進出
土井中尉敵弾に傷く
内藤一水便衣隊を刺す
アアシマツタ銃を忘れた
ヨシ俺が取つて来る、平田中尉飛出す
第二中隊の行動
その三、二月五日の戦闘
一般経過
第三大隊正面
第六中隊の進出
四号装甲車敵前にて泥濘に落込む
決死隊の救出
野砲と装甲車の共同動作
宝興路より進出の部隊
小隊長を堀り出す
第七中隊の行動
再び商務印書館を占領
古畑兵曹長壮烈な戦死を遂ぐ
手榴弾戦
宝山路敵陣に突撃
占領
第一大隊方面の戦闘
神川中隊の進撃
岡田一機兵手榴弾を敵陣に投込む
商務印書館上に日章旗を立つ
シマツタ
日章旗を忘れた
杉本二水飛出す
第一中隊命令
貞島兵曹の遺書
家のトンネルを穿つて前進
中隊長最先に突撃
宝山路陣地占領
第二中隊の奮闘

7 四明公所の占領
その一、序幕戦
四明公所の戦術的価値
二月四日第五大隊の行動概要
稲本小隊長斃る
小原兵曹小隊長に代り次で戦死す
荒木小隊の来援
池田小隊の突進
敵前十数米を横行す
敵前で悠々分解手入
安田小隊宝山玻璃廠占領
日本人墓地占領
墓碑に額いて帝国万歳を三唱す
宝興路敵陣に突進す
第十一中隊の行動
その二、占領と其守備
野砲弾効果なし
工作隊爆破により突撃孔を作る
中瀬特務少尉ミイラの室に飛込む
午後三時の朝食
棺桶倉
四明公所の怪物
屋上の悟道
四明公所の組織
古墳の思出
酒井小隊の進出
自然の煙幕
小野小隊宝山玻璃廠を守る
「リヤカー」に土嚢満載

8 呉淞(薀藻浜)の戦闘
その一、前記
初めて我駆逐艦射撃を受く
呉淞砲台初めて我駆逐艦に発砲す
高橋砲台破壊
第三十駆逐隊呉淞鎮江岸に肉迫して敵陣地を破砕す
その二、植松指揮官の出撃
末次第二艦隊司令長官の訓示
植松少将の著任
呉淞出撃の決心
装甲車より第一発を放つ
独立家屋の占領
正月の宴
斥候敵集団に突入す
呉淞沖に友軍入港の煙を認む
その三、第七大隊の戦闘
横須賀第二特別陸戦隊の編制
呉淞沖到着
未曾有の悪天候
植松指揮官との邂逅
大隊命令
平沢兵曹壮烈なる戦死を遂ぐ
福村小隊南草庵に迫る
第三小隊の木大尉の戦死
第十四中隊の戦斥候先づ楊家宅に入る
桜井小隊の突進
敵前十数米の位置に夜を徹す
曾況
敵の側防陣地
呉家宅に突入呉淞クリーク岸に達す
永井大尉負傷す
混成第二十四旅団の一部と交代す
二月八日の戦闘
大隊長進出
敵前で焚火をしてゐる
全線を陸軍に引継ぐ
俺の銃は何処だ

9 敵の逆襲 二月九日の戦闘
支那兵の進撃
敵襲
九号装甲車泥濘に陥る
敵前救援作業
敵側面より来る
遂に之を撃退す

10 空中戦闘
最初の爆撃
航空母艦の来援
最初の犠牲
敵機を撃墜す
飛将軍歌
敵空軍の南京集中
杭州進出
怪飛行機に出会す
蘇州上空の戦
米人操縦の敵機を打墜す
小谷大尉の壮烈なる戦死
米国軍人が我軍に挑戦せしは不都合なり
蘇州及虹橋の爆撃
杭州爆撃
空中戦
敵機三台を撃墜す
爆撃作業

11 閘北対峙戦
第三艦隊司令部の到着
陸軍派兵
海陸協同戦線
上海特別陸戦隊司令部
敵砲弾落下
炸裂率二割
血染の哨兵
師団総攻撃
敵の十五糎迫撃砲弾初めて顕はる
砲弾雨下に防火
第三大隊本部に敵弾集中
高等女学校の敵弾孔
片手にて自動車運転
臼砲の試射
対峙戦場心理
敵弾に対する無感覚
敵弾飛来は慰安の一つ
単調を破らんとする心
斥候
吉津中尉の突進
愛すべき無鉄砲
松田中尉敵陣に忍び寄る
花と散る高田中尉
幸運の鉄兜
鉄兜が欲しい
垂水一水の鉄兜
川崎兵曹長の奇運
敵を欺いた鉄兜

12 八字橋の戦闘
八字橋の戦術的価値
攻撃の必要
攻撃計画
攻撃前夜の第五大隊本部
植松指揮官、旗を四明公所に進む
戦車隊の進出
進撃の令下る
小野小隊日本人墓地を占領す
墓地内の苦戦
工作隊の敵前架橋
塚田塩崎両小隊の進撃
戦争哲学
戦場の心理
突撃の味
塚田中尉突撃著名家屋を占領す
塩崎兵曹長の突撃
重傷
我砲弾敵に命中す
重傷の身を起し乍ら軍艦旗に敬礼す
覚悟の最期
田中小隊病院に突撃之を占領す
肉搏火戦
決死放火隊
八字橋の戦闘は理詰めの作戦
八字橋之血戦(支那戦記)

13 追撃戦
総攻撃の美観
督戦隊
敵総退却
野戦重砲駆け付ける
七了口上陸
敵機雷爆発す
全線突撃!
自動車で敵を追つかける
第五大隊の追撃
第三大隊の正面
地雷を踏んで進出
感慨深き商務印書館
第一大隊の正面
閘北に輝かした旭日旗
再び平和の春来る
自発的に戦闘行為を停止す
閘北の警備
負傷者を懐ふ歌

14 呉淞砲台の占領
参加部隊
鉄道桟橋に集合
金陵丸に敵弾命中
船を擱坐せしむ
水雷戦隊の陸戦隊呉淞砲台に乗込む
砲台に旭日旗揚る
四日獅子林砲台を占領す
戦後の呉淞鎮
敵塹濠の生活振り
呉淞砲台を見る
支那国民性の一端

15 特科隊、附属隊の活動
一、装甲車隊
二、砲隊(五五五)
夜を徹し相手を悩ます○砲かな
雨降り射撃
敵の砲隊
巧妙な退却戦
三、通信隊
可憐な迷ひ鳩
四、運輸隊
支那人運転手逃ぐ
五、工作隊
多種多様な仕事
鉄道爆破
装甲自動車救援
六、医務隊
病室の混乱名状すべからず
病室不足
看護兵不足
特志看護婦の応援
特志看護婦の人々
負傷者はよく睡つた
病室に敵弾飛込む
医療品一年半分を二日で使つた
向出哲堂氏
二人の女性
給仕の手不足
七、主計隊
糧食配給の心尽し
陸戦隊の台所
八、在郷軍人其他の後援
負傷者運搬
通訳
土嚢作り
郷軍諸士の衷情
戦線に戦つたものは軍人のみに非ず

16 書後の詞
付録あり