鉄の生活史
- サブタイトル
- 鉄が語る日本歴史 角川新書 214
- 編著者名
- 窪田 蔵郎 著者
- 出版者
- 角川書店
- 出版年月
- 1966年(昭和41年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 244p
- ISBN
- NDC(分類)
- 564
- 請求記号
- 564/Ku14
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 巻末:年表
- 昭和館デジタルアーカイブ
1 鉄器時代のはじまり
人類と鉄の邂逅
中国の鉄器文化
漢代・鉄の隆盛
ダッタンとタタラ
2 大陸からきた鉄器文化
弥生式時代の鉄器
支配的だった鍛造加工
一枚皮のふいご
特権階級だけの鉄器文化
3 ヤマタノオロチと製鉄民族
神話と鉄器文化
刀剣と竜蛇の因縁
アメノムラクモノツルギは鉄剣か銅剣か
オロチ伝説と金屋集団
4 大和朝廷をささえた鉄器
古墳文化と鉄器
文化の中心、近畿-前期
大量の鉄武具副葬-中期
宝器的な価値の低下-後期
姿を消す金属副葬品-晩期
古代の文献にみる鉄器
均一良質な鍛造品
5 三韓遠征と武具
三韓遠征は鉄器の獲得戦
悲しき捕虜工人
文字が彫られている刀剣
豪華な鉄製武具類
6 権力の象徴としての鉄器
大和の一古墳から鉄器を大量発掘
新田開発・潅漑工事と鉄製農工具
鉄製農具と工具
7 王朝の確立と製鉄の普及
古代国家建設と民衆の苦しみ
恩賞・納税に鉄を用いる
製鉄のふるさと吉備中山
常陸風土記に書かれた鹿島の製鉄
盛んであった南関東の製鉄
8 姿を消した銅製武器
帰化人と製鉄の新技術
技術革新と鉄の量産
蝦夷経営と実用刀剣の量産
奈良の都の鉄器文化
9 荘園経済をささえた鉄製農工具
荘園と鉄製農具
庶民にはほど遠かった鉄
鍛冶の行政組織
平安文学に現われた鉄製品
10 鋳鉄技術の発達した鎌倉・室町時代
天下御免の鋳物師稼業
茶道と鉄鋳物
南部の鉄鋳物
不動明王など鉄製仏像の出現
鉄の量産と流通機構の確立
11 日本刀の輸出と鉄砲の伝来
御番鍛冶と日本刀の完成
日本刀を明へ大量輸出
鉄砲の伝来と国産への歩み
新兵器の登場と戦法の変化
釘鎹製造名目の太閤刀狩り
12 南蛮鉄の流入
徳川幕府へ鉄を献上する外国人
南蛮鉄の形状と品質
南蛮鉄の原産地
南蛮鉄で造った日本刀
南蛮鉄と鋳造品
13 鉄山師の信奉した宗教
鉄の魔力
吹子祭りと稲荷信仰
宗教と鉄冶技術の結びつき
真言密教に連なる金山昆古神
八幡神と鍛冶の関係
14砂鉄七里に炭三里
砂鉄の性質とタタラ技術
古典に書かれた砂鉄採集
鉄穴流しの設備と方法
砂鉄・木炭の所要量と値段
タタラ用の木炭、大炭・小炭
炭焼き長者伝説
15 タタラ製鉄の設備
タタラの諸設備
製鉄場の配置
タタラ炉の構造
天秤吹子の発明
16 タタラの操業法と製品
〓押法の技術
備後流と出羽流
銑押法の技術
大鍛冶場の技術
17 タタラ場残酷物語と幕府・藩の鉄山干渉
労働組織と風俗
流通機構の確立
幕府・藩の鉄山干渉
京都・大坂・江戸の鉄製品
鉄銭の鋳造
鍛造・鋳造、各地に起こる
18 外国船の渡来と反射炉・洋式高炉の築造
泥なわ式の鉄鋼増産
反射炉の建設と鋳砲作業
伊豆韮山の反射炉
鋳砲用銑の需要と洋式高炉の建設
19 富国強兵と近代鉄鋼業の勃興
近代鉄鋼業の胎動
広島鉄山と中小坂鉱山
官営八幡製鉄所の創立
民間企業の勃興
鉄をめぐる話
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