図書ウイッテハク カイソウキ ニチロ センソウ ト ロシア カクメイ000004164

ウイッテ伯回想記日露戦争と露西亜革命 上

サブタイトル1~10
明治百年史叢書 第25巻
編著者名
ウイッテ [著]/大竹 博吉 監修
出版者
原書房
出版年月
1972年(昭和47年)9月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
533p
ISBN
456200116X
NDC(分類)
238
請求記号
238/V83/1
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第1章 ニコライ二世帝統治の初期
アレクサンドル三世の死。
旧臣等の新帝ニコライ二世評。
皇太后マリア・フエオドロヴナ。
リバウ軍港新設問題。
新帝に対する外部の影響。
ニコライ二世帝の性格。
奸臣アバザの復活。
ワルソウ総督の更迭。
交通大臣の解職。
外務大臣の更迭。
ゴレムイキンを内相に。
宮殿警備司令官ゲツセ。

第2章 李鴻章と東支鉄道利権交渉
馬関条約とロシアの干渉。
対支財政援助と露清銀行。
シベリア大鉄道問題。
李鴻章歓待の目的。
李鴻章の人物。
李鴻章と交渉に入る。
皇帝の李鴻章謁見と締約。
天才外交家ロバノフ侯。
露支条約締結の日。
東支鉄道会社の創立。

第3章 日露間の朝鮮問題締約
モスクワ戴冠式の椿事。
李鴻章の物語。
椿事の責任あらそい。
不祥事件調査委員会。
フランス大使館の夜会。
日露間の朝鮮問題協約。
李鴻章の忠言。
私の李鴻章買収説。
ニコライ二世の墺帝訪問。
ニコライ二世の独帝訪問。

第4章 酒類専売制度の実施
収税局の改造。
酒類専売制度と日露戦争。
フランス財務官の意見。

第5章 金貨制度の実施
幣制改革と国立銀行。
蔵相顧問アントノヴィチ教授。
フランス財界の意見。
フランス大統領の陰謀。
幣制改革と日露戦争。
参議院の反対。
平価切下げとルーブル保存。

第6章 ボスフォラス占領計画と辺境統治策
駐土大使ネリドフの情報。
御前会議と軍閥。
高架索統治の失敗。
ポーランド統治策。
芬蘭総督ゲイデン伯。

第7章 新外相ムラヴイヨフ伯
ムラヴイヨフとラムスドルフ。
ダシコフ伯の宮相罷免。
新宮相フレデリックス男。
宮内省予算問題。

第8章 各国元首の露帝訪問
フランツ・ヨセフ帝の訪露。
ウイルヘルム帝の訪露。
独帝の対米関税同盟案。
独帝は膠州湾を要求す。
フランス大統領の訪露。
キエフ総督辞職事件。

第9章 遼東半島占領事件
ドイツの膠州湾占領。
ロシアの遼東占領計画。
ムラヴイヨフ外相の功名心。
皇帝旅順占領を決意す。
ウイルヘルム二世に諌告す。
掠奪者の仲間いり。
ドイツ大使の暗号電報。
ロシアの出兵と支那の不満。
クロパトキンの旅大占領論。
皇帝に辞職を請ふ。
遼東半島の譲渡を要求。
李鴻章に五十万留贈賄。
支那遂に譲歩す。
独帝のロシア抱込み策。
遼東占領と列国の驚異。
朝鮮問題で日本に譲歩。
極東艦隊建設問題。

第10章 ア・エヌ・クロパトキン将軍
ワ大将辞職の原因。
新陸相クロパトキン。
奥論将軍を買被る。
皇帝クロパトキンに幻滅す。
アバザのクロパトキン評。
クロパトキンの日記事件。

第11章 ヘーグ軍縮会議
露墺軍備協定の提議。
軍縮会議の提唱。

第12章 イ・エリ・ゴレムイキン侯
ゴレムイキンの辞職。
ムラヴイヨフ伯の慾望。
ゴレムイキンの学生弾圧事件。
新内相シユピヤギン。
政治探偵ラチコフスキー。
ロシア大官の収賄ぶり。
色魔外交官タチシチエフ。
証拠書類の行方。

第13章 団匪事件とロシアの極東政策
外相ムラヴイヨフの急死。
新外相ラムスドルフ伯。
北京・天津の占領。
ロシアの満洲二頭政治。
満洲問題と皇帝の態度。
ベゾブラゾフ派の活躍。
朝鮮政策と日本の不満。
ロシア軍の掠奪行為。

第14章 皇位継承問題
胎内にある皇太子?。
ニコライ帝の病気。
皇弟ミハイル太公。
クロパトキンと皇后。
皇后の私に対する不興。
皇族の恋愛事件。

第15章 文相ボゴレボフと内相シユピヤギン暗殺事件
文部大臣暗殺事件。
内務大臣暗殺事件。
権勢魔プレヴェ。
プレヴェの内相任命。
ワンノフスキーの辞職。

第16章 プレヴェ暗殺まで
プレヴェと私の関係。
ハリコフ農民騒動。
コーカサス統治の失敗。
アルメニア統治問題。
私とユダヤ人問題。
ズバートフ主義の危険。
プレヴェ暗殺と私。

第17章 伊藤侯との交渉と私の極東視察
露独両帝の海上交歓。
私の極東規察旅行。
日露開戦は不可避か。
アレクサンドル太公。
怪物カジー大尉。
太公を取りまく悪人。
造船所不正事件。

第18章 ベゾブラゾフの専横と私の辞職
奸臣は奸臣と結ぶ。
ベゾブラゾフの訪問。
不正貸出し事件。
皇帝から敬遠さる。
新蔵相プレスケ。
蔵相としての私の功績。
外資輸入と祖国主義。
工場監督機関の設置。
実業教育の発展策。

第19章 上層社会の一般的空気
大臣委員会議長の仕事。
私のパリー訪問。
妖医フイリツプ。
二人の黒山国王女。
黒山国王の無心。
未来のセルビヤ国王。
皇室の神秘主義。
「黒百人組」運動の勃興。
政治探偵長ラチコフスキー。
ニコライ太公の迷信。
私に密偵をつける。
陛下は極東の危機を知らず。
西境の戦備に熱中す。
駐日公使ローゼン男、犠牲者ラムスドルフ伯。
大臣の辞職と君臣の道。
皇帝の伊国訪問事件。
ニコライ帝の親友?。
露独両帝の交情。

第20章 日露開戦
栗野公使と私の会話。
アレクセエフの無思慮。
冬宮に於ける祈祷式。
クロパトキンのプレヴェ詰責。
総司令官アレクセエフ。
軍司令官クロパトキン。
クロパトキンと私の会談。
総司令官と軍司令官の衝突。
ドラゴミロフ将軍の皮肉。

第21章 対独通商条約問題
ドイツとロシアの関係。
関税戦争。
独帝の軍服道楽。
専制君主について。
アレクサンドル三世を憶ふ。
ウイルヘルムとニコライ。
第二次独逸通商条約。
独首相ビユローと其夫人。
ポサドフスキー伯。
日本からの媾和提議。
アレクセイ皇太子の誕生。

第22章 内相スヴャトポルク・ミルスキー時代
プレヴェ暗殺の後。
ミルスキーの人物。
自治大会問題。
皇帝とミルスキー。
皇帝私を疑ふ。
戦局ますます不利。
ミルスキーの内政改革案。
十二月十二日の勅令。
皇帝の代議政体否認。
社会的不満の原因。

第23章 一月九日事変
盛儀中の椿事。
官製組合と警視総監。
僧侶ガボンと労働者の示威。
市民代表と私の会見。
群衆射殺事件。
新任ペテルブルグ総監。
内相ミルスキーの辞職。
新内相ブルイギン。
皇帝の労働代表謁見。
トレポフ将軍の人物。
ユダヤ人虐殺者。

第24章 信教の自由問題
新勅令の運命。
信教の自由問題。
ポベドスツェフの頑迷。
異教徒圧迫の例。
労働問題委員会。
セルゲイ太公の暗殺。

第25章 騒擾問題に関する詔勅
奉天大会戦。
ステツセル将軍。
十月十七日の宣言。

第26章 対馬大海戦
クロパトキンの失脚。
国防会議の組織。
皇帝に媾和勧告。
パルチツク艦隊の遠征。
黒海艦隊派遣論。
ア国軍艦買収計画。
対馬沖の大惨劇。
トレポフの専横。
アレクセエフの罷免。
皇帝の国民代表引見。

第27章 ポーツマス媾和談判
ルーズヴェルトの提議。
ムラヴイヨフ全権の辞退。
私を全権に任命。
ニコライ太公の意見。
伊藤侯からの電報。
戦争中の財政状態。
私の随員。
フランス要路の媾和論。
フランスの対英態度。
ドイツ皇帝の態度。
モロツコ事件。
露独両帝のビオルク会見、亡命革命家の意見書。
アメリカへ渡る。
フランス人の冷遇。
航海中の同船者。
私の行動方針。
私とアメリカ新聞記者。
紐育ユダヤ人街訪問。
ルーズヴェルトとの初対面。
日本全権との初会見。
ポーツマス乗込み。
ポーツマス軍港。
媾和談判。
アメリカの大学生。
ペテルプルグの陰謀。
南樺太譲渡と皇帝。
ルーズヴェルトとドイツ皇帝。
媾和問題と極東軍司令官。
媾和条約調印の日。
媾和談判成功の原因。
在米ユダヤ人代表との会見。
ルーズヴェルトの満足。
モルガンと外債問題。
ワシントンの墓。
ユダヤ人問題と露米関係。