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欧洲戦争中の海上通商 第2巻

サブタイトル1~10
海軍教普 第853号 潜水艦通商破壊戦時代
編著者名
フェール シー アーネスト 著者/尾崎 主税 訳者
出版者
海軍省教育局
出版年月
1939年(昭和14年)11月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
520p
ISBN
NDC(分類)
683
請求記号
683/F22/2
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
付(地図2枚):英国内海、露国の通商経路
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第1章 海上戦の新時代
通商破壊艦としての潜水艦
海上戦に新性質付与せらる
中立国に及ぼせる影響
潜水艦封鎖宣言せらる
米国抗議す
聯合側報復す
一九一五年三月十一日附枢密院令

第2章 潜水艦戦初期(一九一五年二―四月)
船舶に対する新訓令
対潜防禦手段
初期の喪失
交通維持せらる
潜水艦中立船を脅威して退散せしむることに失敗す
ダーダネルズ作戦の経済的重要性
蘇士運河の安全
英吉利海峡及愛蘭海に於て潜水艦の活躍阻止せらる
船舶喪失摘要

第3章 一九一五年初頭の船腹及運輸
船腹状勢摘要
拿捕船及抑留船の使用
徴発船腹新規要求
輸送本部の発達と組織
第四軍事委員主宰の会議
諮問委員会の設置
比例徴発
仏国々有鉄道のため運炭船を準備す
砂糖用船腹
一時解放

第4章 輸入分配問題(一九一五年五月に至る)
戦前に於ける本問題の研究
戦時状態が諸港に及ぼせし影響
輻輳緩和に関する船主側の提案
船舶転向委員会の事業
商務院港内輻輳委員会
拿捕及転向載貨の処理
輻輳に関する船舶転向委員会の不安

第5章 一九一五年春の輸入と運賃
運賃一般騰貴と其の原因結果
青本料率の改訂
食料品の騰貴
印度政府の小麦統制
獣肉供給問題
商務院の処置
隔離艙空積の徴発
輸出の復活
大輸入超過
輸出貿易規制
戦時通商局

第6章 潜水艦戦の拡延(一九一五年五―九月)
南西接近路海面に於ける潜水艦の活躍
「ルシタニア」号
独米紛争
新対潜防禦手段と船舶への訓令
船舶の喪失激甚
機雷潜水艦
帆船通商問題
八月中の記録的喪失量
地中海の状勢
伊太利参戦
潜水艦攻撃地中海に移る

第7章 北海及露国(一九一五年春及夏)
北海に於ける潜水艦の活躍を制限する事項
潜水艦戦と英蘭通商への影響
独逸との和蘭物産獲得競争
潜水艦戦北欧との通商に殆ど影響せず
禁制品たる木材
露国への通過径路
浦塩の貿易増加
白海通商徴発船腹を以て継続せらる
アルハンゲル港の状況
白海機雷敷設面
露国通商の縮減
坑道支柱

第8章 一九一五年秋に至る通商の経過
船舶喪失比率
国営保険計画の発達
入港英船の減少
中立船の活躍
大量の輸入
輸出貿易の膨脹維持せられず
輸出制限、其の必要と効果
石炭輸出委員会
貿易尻益不利となる

第9章 一九一五年中に於ける経済的圧迫の進捗
初期の対敵供給制限手段、銅、油、及護謨
独逸の通商復活
報復枢密院令の効果
船舶検査事務
戦時禁制品委員会
独墺輸出貿易の停止
独逸為替の下落
対敵供給
拿捕回避手段
中立国商人及船主との協定
石炭及燃料炭圧迫
独逸と其の接壌中立国との通商
独逸に於ける金属及織物原料不足
敵国の食糧供給
蒭秣及肥料供給遮断の結果
中立国との割当協定

第10章 一九一五年夏秋両期に於ける徴発の増加
造船の減少
輸送本部の要求加はる
地中海運輸事務の窮迫
英吉利海峡横断交通と仏港の輻輳
運炭船腹の需要加はる
船腹状勢逼迫す
地中海輸送委員会の任命

第11章 国家介入す
商務院小麦輸入量の減少に駭く
船主に協議
減少の原因
運賃と物価
船主との会議
輸入制限問題上議せらる
徴発(食料品運送)委員会の任命
船舶免許委員会の任命

第12章 港湾及輸送委員会(一九一五年十―十二月)
リヴァプール港の輻輳激甚
リヴァプール整合委員会と其の事業
船舶転向委員会港内輻輳問題の重大性を説く
港湾及輸送執行委員会の任命
一九一五年十二月迄の同委員会の事業

第13章 聯合各国一九一六年に対する援助増加を要求す
地中海上の潜水艦
商船の守勢的武装
英船、聯合各国船及中立船の喪失
地中海輸送委員会の報告
一九一五年中に於ける聯合側の運輸事務
船舶白海にて氷に鎖さる
英本国及聯合各国への獣肉供給
聯合各国援助増加を要求す

第14章 船舶の免許と指向(自一九一五年十一月至一九一六年二月)及船舶管理委員会の任命
船舶免許委員会の事業
聯合各国の需要に照せる船腹状勢の分析
食料品運送委員会の事業
仏伊両国の為の穀物運送
小麦運賃頻に騰貴す
食料品運送委員会方針を変更す
港湾及輸送委員会輸入制限を切言す
初めて輸入制限発表せらる
船舶管理委員会の任命

第15章 一九一六年初頭に於ける船腹不足と聯合各国への援助
船舶及輸入に関する数字
船舶管理委員会の船腹不足量見積
食料品運送委員会の事業
北大西洋穀物運賃の下落
新船建造増加の努力
船舶管理委員会の事業
輸送本部組織の発達
徴発部の新設
船舶カード索引
徴発船又は一時解放船の齎す商貨の増加
商事部の新設
船舶免許委員会の権限拡張
聯合各国の為に引受けし新運輸事務

第16章 潜水艦機雷及通商破壊艦(一九一六年一―二月)
潜水艦、機雷、及航空機
通商破壊水上艦の再現
「メーウェ」の出動
「グライフ」の破壊
独逸潜水艦戦に努力を集中す
地中海に於ける激甚の喪失
濠洲及極東船舶蘇士航路より喜望峰航路に移さる

第17章 均衡調節の努力と潜水艦戦の制限(一九一六年四―五月)
入港英船の激減
軍需省の需要激増
白海計画
聯合各国に対する船腹配当を制限することの決定
英船の用途の検討
独潜又もや英国内海に活躍す
「スセックス」号
米国の強硬抗議
独潜捕獲規程遵守の命を承く
此の決定の効果

第18章 一九一六年夏迄に於ける英国貿易従事の中立船
英本国及聯合各国の通商に於ける中立船の重要性
燃料炭供給規則
鉱石貿易の困難
官選鉱石仲買人の選任
ビスケー湾貿易船に対する復航貨物規則
北海復航貨物規則
選択航海と仏国石炭貿易
燃料炭供給規則の拡張

第19章 一九一六年一―七月に於ける港内集積貨物搬出状況
諸港の労力不足
船渠職工の兵役免除
輸送労務兵大隊編成
鉄道貨車合弁
刑罰的倉敷料
輸送労務兵大隊の発達と事業
小麦輸入量の増加
西海岸諸港に加はる過負荷
小麦輸入量を減ず
仏国諸港の状態調査

第20章 一九一六年夏に於ける英独両国の通商
入港船更に減少す
中立船の脱退
大量の輸入(殊に小麦及鉱石)
貿易帳尻の不利増加
米国に於ける為替相場を維持する手段
輸出を制限する諸因
羊毛輸出の改善
船腹状勢の改善
中欧両国の経済状勢
封鎖省
割当協定
輸出禁止
ナヴィサート制度
法定黒表
倫敦宣言枢密院令の修正及廃止
羅馬尼の参戦と其の影響
漁獲物及農産物対敵供給制限
独墺に於ける金属及食料品不足激化す

第21章 一九一六年夏季に於ける聯合各国の運輸事務、露国の夏季輸入計画、伊国の石炭危機
白海計画
アルハンゲル港の難障と遅延
伊太利に於ける石炭大不足
運炭船腹の不足
援助増加を約す
仏国石炭運賃制限計画
聯合国際傭船討議
伊太利政府との会議
中立船腹対伊配当
石炭運賃制限計画の船腹供給に及ぼせる影響

第22章 一九一六年秋の小麦供給状況
地中海に於ける潜水艦の活躍
聯合国船及中立船の大喪失
英吉利海峡に於ける敵潜
国営保険計画に依る船体保険料値上
防禦兵器の好成績
商船建造助成
英船婆爾的海を脱出す
船腹節用と船舶の使用
小麦輸入
濠洲政府濠州過剰小麦全部の買上を要請す
北米小麦凶作の報有り
濠洲小麦買上交渉
小麦供給委員会及小麦執行部設置
北米小麦を濠洲小麦と代換することの船腹状勢に及ぼせる影響

第23章 喪失増加と新船腹危機(一九一六年十―十二月)
白海計画の完成
浦塩港の輻輳
ムルマン鉄道竣工
露国の冬季運輸計画
其の他聯合国の運輸事務
仏国石炭輸入港の輻輳
伊太利との石炭鉱石協定
石炭運賃制限計画伊太利へも適用せらる
敵潜の活躍大いに加はる
中立船聯合国通商より脱退の形勢現る
中立船戦時保険

第24章 一九一六年十二月に於ける船舶大臣の任命
聯合国小麦計画
仏国との船腹協定
地中海一部放棄の結果
獣肉供給の困難
陸軍への供給維持せらる
民衆への供給減額せらる
砂糖の不足と高値
食料品の高値と物資配給不均等とに由る不平
口糧制限論議せらる
船腹状勢緩和策執らる
問題の条件変化す
船舶大臣及食糧大臣の任命
国営造船及船舶購買方針決定
輸入制限委員会の設置
敵潜の活躍増進と其の結果

第25章 一九一六年末に於ける各交戦国の経済状勢
英船、聯合各国船及中立船の喪失摘要
英船の使用
輸入高標準を維持す
食糧供給
漁業
材料と製造品
運賃と物価
石炭輸出
其の他の輸出
輸出及再輸出の増加
貿易尻
通商転向
為替相場
仏伊露国の地位
独墺封鎖強化
接壌中立国よりの供給を制限す
独逸に於ける食糧状勢真に重大となる
蕪菁の冬
羅馬尼占領後直ちに救済来るの望消失す
国内運輸の退化
金属及潤滑物に関する不安
羅馬尼油井の破壊
外国に於ける為替相場頻りに下落す
両交戦国群とも枯渇の徴候を現す

挿図目録及説明