欧洲戦争中の海上通商 第1巻
第1章 緒論。交戦国の海上通商
英国は海上通商に頼る
他の交戦国に於ける海上通商の重要度
英国の通商及び海運の分量、性能並に価値
英国海運の聯合各国に対する重要度
聯合各国の通商及び海運
独墺両国の通商及び海運
戦争との関係に於ける中立国の海運
蒸気、水底電信及び無線電信の通商攻防に及ぼせし影響
近代通商に於ける財政的要素
第2章 開戦。危険と警戒
政治的危機の海運及び保険に与へし影響
保険市場の財政的危機及び恐慌
国営保険計画の由来
政府保険計画を採用す
其の条款
宣戦
国営保険局の開業
海上通商維持に及ぼせし保険計画の影響
通商保護及び奨励の為に採りし他の手段
船舶に対する海軍本部の勧告及び命令
海軍の供与する保護と敵大型汽船の脅威
通商攻防戦に於ける地理的形状の影響
英国通商の楯としての大艦隊
各巡洋艦戦隊と通商航路
開戦後第一週の危急性
第3章 最初の捕獲と地中海に於ける脅威
敵港に在る商船の法理的地位
独逸及び聯合各国在泊敵船を押収抑留す
英国通商迅速に保護せらる
独国海運の即時麻痺と独国商船の捕獲
英国国旗の下に行はるる通商量の減少
ジブロールター海峡制扼の意義
地中海諸航路の不安
「ゲーベン」「ブレスラウ」地中海通商の妨害に成功せず
海上に在る敵船捕獲せられ若くは行動不可能の状況に陥る
墺国に対する宣戦と墺国艦隊に対する監視
アドリア海の航行制限
ダルダネルス海峡の情況
黒海に在る船舶退去を急ぐ
地中海の安全確保せらる
第4章 通商航路大西洋端部の管制
各巡洋艦戦隊に重責懸る
倫敦宣言と禁制品問題
更に敵商船を捕獲す
航路端末部海面の通商保護
「カイゼル・ウイルヘルム・デル・グローセ」カナリー群島海面を襲ふ
英国船舶転向せられ哨戒部隊に増援行はる
「ハイフライヤー」は「カイゼル・ウイルヘルム・デル・グローセ」を撃滅す
「カイゼル」の作戦の影響大ならず
航路端末部海面に於ける通商保護確実を加ふ
英国国旗を掲ぐる商船の通航回復す
穀物運搬船全部ダルダネルスより出峡す
九月中旬に於ける欧洲海面及び其の各接近航路の情況
第5章 北海の機雷
独逸大海艦隊の無為
独逸機雷敷設艦と国際法
英国海軍本部の機雷戦対策と北海に於ける航海の制限
中立国船の喪失
「ルノ」の沈没
機雷に由る災禍の通商に及ぼせし影響
独国船舶港内に拘束せらる
独逸の婆爾的海口管制と其の影響
露国の通商白海と積換航路とに制限せらる。木材並に牛乳製品
中立国船舶の北欧通商に於ける活動。食料品の積出盛なること
英国と和蘭白耳義両国との交通維持せらる
九月中旬に於ける北海の一般情勢
第6章 北大西洋の安全
北大西洋通商の分量、性質及び分配
其の保護と襲撃者
米国諸港の独逸定期船
航路の重要性、殊に其の食糧供給上に於ける
開戦の初影響、財政的危機と出航中止
クラドック艦隊「カルルスルーエ」を擦過す
紐育及び聖ローレンス接近航路の安全確保
英国及び亜米利加諸港間の航海速に再始せらる
カリブ海に於ける敵巡洋艦捜索
独逸定期船に対する監視
カリブ海に於て独逸供給船捕獲せらる
米国及び加奈陀より多量の積出有り
独逸船舶の屏息と英船の活躍
第7章 極東に於ける通商掩護
東洋通商の特性
航路に保護(脅威)を与へ居れる部隊
開戦に由る通商の変調
航路焦点保護の為直に採用せし処置
敵国商船の抑留押収
独逸船舶随所に逃避す
海上に於て独逸定期船を捕獲す
「ケーニヒスベルヒ」英船「シティー・オブ・ウインチェスター」を捕獲す
而も印度通商は復活す
ゼラム中将極東通商を保護奨励す。海上安全感次第に回復す
青島沖にて独逸定期船を捕獲す
濠洲通商の安固
印度通商の復活経済状況の為阻まる
印度通商回復上の障害
印度輸出商の活動船腹不足の為阻まる
其の後に採られし東洋通商保護の処置
九月第二週の情況並に予想
第8章 太平洋の情況
太平洋上に在る独逸艦隊の所在不明
フォン・シュペー中将ポナペに寄港す
太平洋各通商航路
フォン・シュペー中将其の艦隊を集結す
英軍の配備に依り行動上制限を受く
「エムデン」を印度洋に派遣し、主力を率ゐ東航す
聯合側の通商殆戦争の妨害を受けず
「プリンツ・アイテル・フリードリッヒ」及び「コルモラン」濠洲通商攻撃に成功せず
「ニュールンベルヒ」濠洲晩香坡間の水底電線を切断す
フォン・シュペー中将アピアに現はる
「サウスポート」「ガイエル」に捕はれしも脱走す
独逸領植民地の攻略と西部太平洋に於ける通商の安固
南米西海岸の通商脅威せらる
第9章 南米航路に対する初期の攻撃
航路の弱点
其の特性と通商
北太平洋沿岸に於ける通商の変調
「ライプチッヒ」桑港に入る
其の作戦の影響。ピューゼット・サウンド諸港の輻輳
同艦の出港に依り通商回復す
南米西海岸に在る独逸船舶の麻痺と其の意義
智利及び秘露に於ける戦争の経済的反動
智利政府独逸コスモス線汽船の買収を欲す
南大西洋の海運奨励処置
ブラジル及びアルゼンチンにては開戦の影響経済的況状に依り強調せらる
「ドレスデン」汽船三隻に停止を命ぜし後之を解放す
独船「サンタ・カテリナ」捕獲せらる
プレート河筋の通商依然として麻痺す。ブラジル珈琲積出の困難
「ドレスデン」英船「ハイヤディーズ」及び「ホルムウッド」を沈む。船主及び貿易商の不安甚し
海軍本部懸念無用と確言す
クラドック少将南大西洋通商掩護の命を受く
「カルルスルーエ」英船「バウス・キヤッスル」を捕獲せしも通商に影響無し
アルゼンチン獣肉及び玉蜀黍の荷動き始まる
ブラジル国の商況。珈琲とゴム
敵国船舶七十五万噸繋船す
太平洋上の英国通商自由を確保す
九月初南米航路を脅威し居たる危険
然れども危機は経過せり
第10章 通商回復の端緒
開戦劈頭に於ける船舶喪失に関する予想幸にして的中せず
国営保険計画の拡張と保険料引下。戦時保険業者に及びし其の影響
戦時状態に由る通商の変調。財政的混沌状態。市場並に供給源を喪ふ。航海上の制限。禁輸。船舶徴発
驚くべき回復力発揮せらる
石炭輸出再開せらる
棉花貿易界の窮境
定期船賃金の割増
八月末情況持直す
国営保険料率の再引下と其の影響
不定期船の過剰と運賃下落
八月に於ける海運及び通商に関する統計
九月初の情況
仏露白国の通商に及ぼせし戦争の影響
独墺国船舶の喪失と運航休止
独逸新通商路の発見に努む
独墺両国の経済状況に及ぼせし戦争の影響
第11章 「エムデン」の活躍
「エムデン」ベンガル湾に現る
敵艦来着の当時船舶自由に通航し居たり
最初の捕獲船
カルカッタの船舶に警報し航路を閉鎖す
ベンガル湾内捕獲続出
通商保護の処置
「ケーニヒスベルヒ」の再現
「エムデン」マドラスを砲撃す
ベンガル湾航路再閉鎖せらる
出航停止の重大影響
南部印度の恐慌と財政的変調
古倫母以西の船舶に航行許さる
「エムデン」古倫母附近にて船舶を攻撃す。捕獲船数隻有り
古倫母西方の航路閉鎖せらる
諸航路の再開
「エムデン」の作戦が通商に及ぼせし影響
海軍本部諸航路を開き置くことに決す
極東通商の概況
十月初に於ける印度通商の復活
第12章 南米航路の通商と通商破壊艦
「ドレスデン」太平洋に移る
南大西洋の「カルルスルーエ」と武装定期船
「カップ・トラファルガル」の遊弋の不結果
「カーマニア」に撃沈せらる
フォン・シュペー中将のパピエテ砲撃と其の影響
「エムデン」を捜索。同艦英船「オルテガ」を追跡す
南大西洋の通商量増加す
「カルルスルーエ」及び「クロンプリンツ・ウイルヘルム」の消息
智利沿岸の「エムデン」
「ライプチッヒ」南下して「エルシノーア」を捕獲す
「ニューキヤッスル」カリフォルニア沿岸を捜索す
秘露沿岸の「ライプチッヒ」と其の「バンクフィールヅ」捕獲
独逸太平洋艦隊南米海面に接近す
太平洋横断の海運良く維持せらる
「ライプチッヒ」の行動に関する報道秘露に達す
秘露諸港の出航停止と通商への影響
フォン・シュペー中将の南米回航の意図発覚す
「グラスゴー」及び「モンマス」のヴァルパライソ在泊と独逸通商の麻痺
秘露諸港の出航停止解禁
北太平洋に於ける警戒処置
巴奈馬運河と北太平洋通商
十月末の航路概況
第13章 南大西洋の通商保護
南大西洋航路の保護を強化するの必要
プレート河筋及び新西蘭の獣肉並に穀物積出量加はる
敵艦南大西洋に活躍するの証跡
北大西洋及び航路端末部海面に於ける通商の無難
哨戒部隊の業績
西阿通商と其の保護
デュアラに独逸定期船多数を獲たり
ストッダート少将パーナムブコに往く
「カルルスルーエ」の捕獲船十四隻報告せらる
通商依然進行す
第14章 「カルルスルーエ」の経歴
「カルルスルーエ」の特性と初期の行動
「バウス・キヤッスル」を捕獲す
其の各供給船と遊弋海面
「ストラスローイ」を捕獲す
艦長ケーラー大佐の通商攻撃法と其の好運
「メープル・ブランチ」を捕獲す
「クロンプリンツ・ウイルヘルム」の行動
「インディアン・プリンス」を捕獲す
「カルルスルーエ」「ハイランド・ホープ」を捕へ、作業の妨害を恐れて西航す
「インドラーニ」を捕へて附属船とす
「カルルスルーエ」更に捕獲す
「マリア」号事件
十月初に於ける南大西洋の情況
「カルルスルーエ」の東方掃蕩と穀物運送船の捕獲
「カルルスルーエ」航路の西方に往き、「コンダー」を捕獲す
「クレフェルド」に俘虜を載せて之をテネリフに放つ
「クロンプリンツ・ウイルヘルム」英船「ラ・コレンティナ」を捕獲す
「カルルスルーエ」「グラントン」及び「ハーストデール」を捕獲す
ケーラー大佐其の遊弋海面を去る
「カルルスルーエ」の通商劫掠の影響
船舶及び船貨捕獲率小なり
「カルルスルーエ」の作戦船舶の出航停止を惹起せず
航路転向に依り多数の船助かる
独逸巡洋艦は載炭の困難と基地欠如との為不利を受く
ストッダート少将来着当時の情況
第15章 「エムデン」の再現
「エムデン」ディエゴ・ガルシアに回航し濠洲獣肉運送船を捕へんと空しく遊弋す
「エムデン」捜索
「ヤーマス」「エムデン」の給炭船を捕獲す
「エムデン」再度ミニコイ沖を襲ふ
引続き「エムデン」を捜索す。海運の遅滞殆なし
海軍の配備に対する批評。ベンガル商業会議所船団護衛制度の採用を要請す
通商保護に関する海軍本部のステートメント
海軍本部の命令一層遵守せらる
印度通商着々回復す
極東及び濠洲の通商活溌なり
英本国よりの積出量増加す
「ケーニヒスベルヒ」に対する捜索と同艦の無為
英国海軍西部太平洋を管制す
「エムデン」彼南を襲ひて「ゼムチューグ」を撃沈す
通商に影響なし
東洋航路の警備良好となる
「ケーニヒスベルヒ」をルフィジ河澳に発見封鎖す
第16章 欧洲海面の通商活気を呈す
北米、喜望峰及び地中海の諸航路並に航路端末部海面に在る英船の無難
北海機雷に由る喪失船九月に入り減少す
北海航行上の制限加はる
独軍の機雷に由る犠牲続出す
北海通商の維持
婆爾的海経由木材船荷に対する独軍の干渉
瑞典側之に憤慨せし結果独逸への鉄供給に脅威及ぶ
アルハンゲル港の通商を維持するの努力。露国の国営保険計画
通商破壊者としての潜水艦の出現と「グリトラ」の喪失
愛蘭沿岸の新機雷敷設面。「マンチェスター・コンマース」の喪失。其の影響拡大せず
英吉利海峡進出戦。白耳義汽船会社其の基点を英国に移す
仏国大西洋岸諸港の輻輳通商を妨ぐ
西班牙及び葡萄牙との交通無難なり
アドリア海の機雷
地中海通商繁昌す
黒海傭船復活の企図ダルダネルス閉鎖の為挫折す
土耳古艦隊露国諸港を攻撃す。宣戦
黒海通商杜絶の重大影響
英国通商の弾性
中立国の感受性対敵供給の制限を阻害す
禁制品中立国を経て独逸に達す
英国政府更に敵通商制限の手段を取る
第17章 通商復活の進捗
独逸の通商攻撃の影響拡大せず
英国通商殊に食料品及び原料品の輸入着々増加す
一九〇四年八、九月との比較
戦時保険料依然下落す。国営保険局の方針
運賃市場活溌と為る
徴発の船腹供給に及ぼせし影響
運賃謄貴
仏国通商些か回復す
中欧両国の経済状況
十月末の一般情勢
第18章 コロネル沖海戦並に其の通商に及ぼせし影響
南米航路通商の復活フォン・シュペー艦隊に脅威せらる
独艦隊智利沿岸に往ぐ
「カルルスルーエ」捜索。同艦「ヴァンダイク」を捕獲す
ヴァルパライソ沖の独艦隊。「コルサ」の離脱
ヴァルパライソ港の英船出航を見合はす
コロネル沖海戦
南米西海岸の英国通商停頓す
海戦及び「カルルスルーエ」に依る捕獲の保険市場及び海上安全感に及ぼせし影響
アルゼンチンよりの玉蜀黍輸出妨げらる
「ヴァレンチン」及び「ヘリコン」の喪失
通商航路掩護の処置
第19章 「エムデン」及び「カルルスルーエ」の最期
フォン・ミューラー大佐ココス島襲撃を決心す
ゼラム中将の警戒
「シドニー」「エムデン」を撃滅す
「ケーニヒスベルヒ」の所在判明す
青島陥落と「ガイエル」の抑留
「カルルスルーエ」の自滅
「エムデン」及び「カルルスルーエ」の経歴を比較す
「エムデン」の作戦に因る喪失の率
「エムデン」の成功を妨げし諸因
同艦の作戦の重大なる間接的影響
同艦の撃滅後印度通商膨脹す
保険料率の低下
蘇士運河土軍に襲はるるの不安
波斯湾内の通商保護
東洋航路の管制全く確立す
第20章 コロネル沖海戦後よりフォークランド沖海戦まで
太平洋及び南大西洋の独逸巡洋艦の所在不明
「クロンプリンツ・ウイルヘルム」「ユニオン」を捕獲す
同艦の比較的無為なりし理由
西海岸に於ける出航停止続く
「ノース・ウェールス」の喪失
独逸定期船フォン・シュペー艦隊に石炭糧食を運ぶ。智利政府の迷惑
英船十万噸余出航を阻止せらる
智利及び秘露の通商麻痺す
独逸定期船通商従事を拒む
智利政府領海内の船舶を保護す
北太平洋の通商殆妨害を受けず
西海岸の船舶十一月末に至り動き始む
不安の風説ありしも南大西洋の通商良く維持せらる
英艦南大西洋に集結す
フォン・シュペー中将ホーン岬を経て大西洋に進出す
「ドランムーア」の喪失
「プリンツ・アイテル・フリードリッヒ」「チャーカス」を捕獲す
独逸太平洋艦隊撃滅せらる
直に効果現る。
第21章 潜水艦の出現
独逸巡洋艦戦の失敗
十一月中機雷に由る喪失船減少す
通商破壊者としての潜水艦の再現
「マラカイト」及び「プリモ」の喪失
十一月の輸入量増加す
国営保険料率の引下
船舶概して無難なり
フォン・ティルピッツ潜水艦通商破壊戦を諷示す
機雷に由る喪失船の為露国瑞典間の交通阻止せらる
独逸艦隊の英国東海岸襲撃後機雷に由る遭難船続出す
航行及び保険料率への影響
愛蘭沿岸の機雷敷設面
北海航行制限の影響
北海通商の活気
中立国船内の木材船荷に対する独逸の態度
白海通商増加するもアルハンゲル港の設備不足と氷との為制限せらる
十二月の通商量通商航路の安全を反映す
噸数不足と港の輻輳
国営保険料率又々引下
「クロンプリンツ・ウイルヘルム」の消息
独逸の通商復活遅々として進まず
英国の通商引続き膨脹す
潜水艦戦開始
第22章 第一期作戦の終結
フォークランド沖海戦後に於ける南米通商の安固及び分量
「ドレスデン」の潜伏
「プリンツ・アイテル・フリードリッヒ」「ジァン」を捕獲して太平洋退去の準備を為す
「クロンプリンツ・ウイルヘルム」更に捕獲す。同艦の際どき避遁
「プリンツ・アイテル・フリードリッヒ」ホーン岬を廻りて帆船通商を攻撃す
一九一五年二月一日以後に於ける三通商破壊艦の作戦
「プリンツ・アイテル・フリードリッヒ」のニューポート・ニュース到着と抑留
「ドレスデン」撃滅せらる
「クロンプリンツ・ウイルヘルム」に依る最終の捕獲と其の抑留
「クロンプリンツ・ウイルヘルム」及び「プリンツ・アイテル・フリードリッヒ」の経歴
通商破壊者としての武装大型汽船の能力限度
第23章 比較と成功
英国通商の活躍と独逸海運の麻痺
各交戦国喪失噸数の比較
経済的圧迫の中欧両国に及ぼせし影響
英国の通商量に比し其の損失至微なり
輸出貿易の回復を制限する経済的要素
必需品の輸入良く維持せらる
英本国生活費の謄貴
運賃謄貴の傾向
通商の再配当と徴発とに由る噸数不足
港の輻輳と其の原因結果
経済的要素は海軍作戦以上に運賃及び物価の謄貴を招来す
英国通商に対する攻撃は是迄の処悉く失敗す
附録有