弾痕
- サブタイトル
- 編著者名
- ベールマン マックス 著者/齋藤 鉄太郎 著者
- 出版者
- 明治出版社
- 出版年月
- 1912年(明治45年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 23×
- ページ
- 18,336p
- ISBN
- NDC(分類)
- 392.38
- 請求記号
- 392.38/B16
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
1 想像以外の戦地の光景、秘密の伏在せる迷楼
戦地か歓楽場か
妖婦請負師等を動員したのか
悲観的絶望説を聞かさる
堕落軍人
大立物
喜劇の序幕
森林伐採事業を起すに決した
鴨緑江に村落類似の居留地を設く
奇怪至極
株金の大部分は創立者の懐に入る
2 非義非法の戦争
秘密報告書の謄本
国交断絶を来すの虞あり
戦争の奇禍に罹らしめた
現役将校に禁命を下す
人目を驚かす贅沢
専横放縦の挙
政府預金局から大金騙取
名誉心と慾心に駆らる
日本の兵力を誤認す
3 軍神は勝利の月桂冠を何れに与ふるか
悲惨を極むる俗謡
兵士の風紀を顧みない
幽鬼の悲鳴
肩章の燦爛は其の堕落を粧ふ
参謀本部は一種の伏魔殿
地図は何等の価値もない一片の廃紙
怠慢の野外要務令
合力を乞ふ兵士
動員を命じたのは西比利亜の予備兵のみ
古来愛国心に富まぬ西比利亜農民
勝敗の帰する所殆ど疑なし
4 鴨緑江の戦争
日本軍は満洲に入る関門を贏ち得た
近世戦史に未曾有の行動
最高司令部の内訌
大洪水以前の旧戦術
不整頓の戦備
傷者空しく路傍に呻吟す
奇中の奇
滑稽なる公報
頑冥なるものは新智識を得られない
5 従軍通信員の冷遇
一種の悲劇脚本
検閲官の俊厳
不愉快の絶頂に一の快報
一千六百露里の長途の往復は徒爾でなかつた
監獄学の原則と同一
寝衣が清潔なら客に接して差支あるまい
6 無謀なる露軍の軍略
彼我の現状
空しく強大の防禦工事
二万人の糧食を空しく敵の歯獲に委す
事情誠に不明である
危険を冒して巧に南北の連絡を維持す
モルトケ将軍でなくとも知り易き道理
7 黒木大将とクロパトキン
日本の確守せる作戦計画
黒木将軍と大山元帥
黒木軍は露軍の防禦工事なき地に出でん
露軍の本営は日軍に挟撃さる
日本軍に対して同数の兵を向けることが出来るだらう
旅順は当年のセパストポール
8 真の黄禍なるものを了解した
日本武官の死刑
蒙古人の特性
刑場に臨んで自若として喫烟す
猛獣に足を咬まれて平然行人と歓語す
日本文明思想の発達
欧亜清算の日
満洲人の挙動
清人挙て露人を嫉視す
馬賊は正式の清兵
火気巳に灰中に炎々す
露軍将校は懐柔策を取たことはない
心は窃かに進発を喜ぶ
9 蒙古の排露主義
恰克図から書翰を得た
蒙古の土人尽く蜂起せんとす
土人委員を選んで露国皇后に嘆願書を捧呈す
軍人は死を賭してバイカル湖東方に潜伏す
セミパラチンスクの南方山間に一の神霊降下し絹布の天幕を張て鎮座す
土人露国紙幣を拒絶す
西比利亜地方至る所不穏となる
10 見ることも報告することも出来ぬ通信員
憐むべき同僚
外国通信員に対する露国の冷遇
新聞通信員取締規則
事実上の報告も不可能
軽卒なる通信員の希望を繋ぐ
行動の自由は全くない
11 実際の増援兵は報告のものとは大差がある
満洲曠野の悲劇
旅順要塞の価値を過信す
沈黙を守るか虚偽の報告
増援兵
輸送甚だ緩慢
クロパトキン将軍は何故に北方に退却するか
12 クロパトキン将軍及び日本軍の戦略を評す
校正修飾さるゝ公報
隠蔽されたる形勢に一道の光明を与ふ
固薩克兵の偵察は無効
勢力多大の敵に向て微弱の兵を派遣す
何れも取るに足らぬ臆説妄想
纔に馬賊を支ふるに足る防禦工事
クロパトキン将軍漸く自覚す
黒木軍を牽制すること出来ぬ
軍隊輸送を中止せねばならぬ
13 風味をつけた通信―日々に信ずる人が減ずる
清国筋の通信者
露人を愛し日本人を嫉む
自家撞着の報道
想像通信部士気通信部捏造通信部
清国筋の通信は一も信ずべきなし
其の趣は亜弗利加に髣髴す
露国側は迅速且つ確実なる通信機関の組織を知らぬ
広く民間に報告するを快とせぬ
14 クロパトキンは国民の毀誉褒貶を顧みない
吾等に取て侮辱の極
自ら原則を立て而も自らこれを破る
露国の弊習
一滴の血を見ずして営口牛荘の重要線路を奪取した
黒木奥野津長谷川等諸将軍の名さへも知らない
露国の将軍揃ひも揃うて無能
防禦地を棄てるか又一大戦争をするか二つに一つである
15 同輩が露語を解したら親露説の論文は作るまい
推測のことは事実となつた
検閲官の目を掠める為に非常に迂回
突然退却の号令
総軍退却の号令を聞いて忽ち恐怖の色
退却の恐るべき悲劇
百里の曠野至る所雨水充満陥々河を成す
被服一文の価値なく撫然として不覚の涙を起さしむ
休職将校として一生を終リ何人にも忘られる
士気を沮喪し不平を抱かしむ
16 戦闘の三幕目露軍漸く包囲の中に陥る
戦闘は悲劇にして幕の開始と終りは分らぬ
遠からず三幕目
実力の足らぬのを世界に暗示す
戦略を実行し得るや否や疑問である
日本軍は厚薄なき兵力を以て半月形を造る
微弱なる西軍は野津奥両将軍の大軍と戦はねばならぬ
嘱望された固薩克師団何等の功を立てぬ
露軍全く包囲の中に陥て如何とも出来ない
17 戦闘の最中に種々の滑稽談を聞かさる
日本人来れりと聞て人皆恐怖し顔色なし
憲兵隊長は官設の養育主任
空中から全市を破壊し鉄道を爆発す
道理を説くものは悪意より出づるものと見倣され何の効もない
空中に飛行し来る日本人を見んと欲す
軍事探偵人の捜査頗る厳密
露国裁判官の制帽を戴ける日本人
許嫁の兵士と密会
日本人の勝利は人々の神経を悩殺す
18 満洲の役は往年の西露ベレシナの役の類でない
色眼鏡を以て戦場の光景を視察す
独国の与論を誤る者がある
クロパトキン将軍誘致策を行ふ
実際は無根の偽言
白兵戦の説を尊重す
満洲の地勢は西露と其趣を異にす
増兵の督促をなすに拘らず僅に六個軍団の兵を得るに過ぎない
日本の砲兵は露の砲兵の二倍
円満に輸送することが出来た
兵数の見積に誤がある
西比利亜国民軍は決して理想的の兵でない
19 遼陽の役前記
遼陽陣地の運命は遠からず決せられん
惨澹たる一大激戦
鉄を以て物を截るが如く
日本の三軍始めて互に接触す
黒木将軍の戦略那辺に在るか推知するに困む
危険を免れぬ戦略
日軍の作戦計画は秩序整然識見卓絶
後具加爾の固薩克兵は用ゆるに足らない
司令長官の任務を帯びながら侍女を連れて陣地を検閲す
遼陽を支え得ぬであらう
20 退却は多大の影響を士気に及ぼす
大戦は既に始まれり
山岳兵陵なき平野を城塞と変ず
後世の参考となること極めて豊富
戦争の序幕も大詰も砲火に依て決定す
猿猴の梢間を伝ふが如し
露人は常に多大の被害と恥辱を受けて居る
堅牢持久は軽便迅速に排除さる
日本の歩兵も露の歩兵より優る
意気銷沈して怨嗟の情に打たる
退却又退却殆ど際限なし
一滴の水一飯の食も得ない
部下の兵士を面忘れする
露兵はその尊重すべき資格を失ふ
21 士気の銷沈は退却戦略のみの罪でない
似非愛国者
実際は予期に反して士気を銷沈す
戦場は元来学生の決闘と同一でない
暴戻の主義原則を遵守す
敵を俘虜とせぬことに一致す
残らず日本人を殺すべし
意気銷沈せる露軍を益々怯懦ならしむ
愛国的流説馬脚を露はす
22 予備既に成て大戦将に開かれんとす
各所の戦争は頗る奇観
日本軍の態度一層明瞭
哈爾賓の工事は一顧の値もない
日本軍の作戦計画は一点の違算なし
日軍は何故その進軍を中止したか
露兵は日本人の俘虜を羨む
日本軍の戦術は明晰である
日本軍ランダンシヤンを占領す
野津奥両軍直に戦勝を利用す
黒木軍の行動
日軍一発の射撃も交換せず直に銃剣を揮て突撃す
日本軍の勇気と決死の状
23 クロパトキン将軍は北方へ遁路を開くの一策あるのみ
彼我の損害頗る大
特書すべき一の事蹟
親露説に下熱剤を投ずる
奇警百出了解に苦む
クロパトキン将軍の地位動揺す
露軍は日軍より遑に優勢の位置に在た
24 日本軍遼陽を占領す
遼陽の陥落は露軍の為に痛嘆すべき事
前進運動に非ず寧ろ退却
露暦九月二日の実況
露軍は非常の大損害
25 後世戦術家の為の一大参考資料
臨床実験説
故意に日本軍に撃破されたりと称す
クロパトキン将軍の予定と称するものは一場の妄誕
万世不朽の名誉を博した
一の飛報来る
猛獅の勇でなくては出来ない
両軍共に頂点まで疲労した
敵の砲畳尚巍然として聳ゆ防波堡の如く
遼陽は陥落したが攻略されたのではない
26 恰も骨牌に於て悪手を対手に顔色を変へずして応戦する如し
河水溢れ河橋破壊す
兵数微弱
北方の連絡を断たれたと同様
クロパトキン将軍第一の失策
クロパトキン将軍第二の失策
夜中四回まで突撃
残留兵士為に震駭す
戦史上類例なき戦闘
黒木将軍の失策は更に重大
黒木軍の行動遅緩なるによる
27 奉天陥落は日本軍の為に必要なるか
戦役の当初から受大刀
遼陽の激戦は露人の願望せる戦争
奉天以北に戦争を拡張する必要なし
露人を喜び日本人を恐る
骨髄に徹して人々切歯す
奉天総督
扇状に展開す
沙河は両軍の界線
到る処に堅固なる防禦工事
兵数の不足
似非愛国心の官僚派
東京から前進を強ひらる
28 五十年前のクリミヤ戦争と符節を合す
小学教員の力
歓呼の声は悲哀の声と変ず
クリミヤ戦争の裏面
秘密主義盛に行はる
世界の外道は却て文化の程度が高い
戦報よりも論評
予定の退却と誘致策
弾薬足らず馬糧輜重尽く欠乏
慈父の如き将軍左遷さる
五十封度の歩兵携嚢
零度以下の寒気を凌ぐに跣足
繁文褥礼
不可思儀の魔術
露国の野戦衛生事務
赤十字社の何物たるを知らぬ
金色燦瀾たる高級社員
堕落貴族老朽官吏の棄場
29 戦争の感想と出征将校の意向
神慮の然らしむる処か
運命を予想し頗る痛心
男爵将軍の為に尽く失陥
戦地の医師の不足
30 戦史に其名現れざるは名将軍
露帝敗将軍を慰撫す
生煮なる電報
露国上級官吏間に暗闘行はる
ウヰルナ市は新進文武官を培養する温室
戦敗の恥辱なき将軍
絶東の兵力を増加す
31 馬賊
初期は純然たる刑法の犯罪者第二期は財産平等主義
事の真相は世評の外に在り
露国の愛国者と政治談をなすと同様に無益
真の馬賊
馬賊が政治上の一派となつたのは僅に十年以来
清国は清国人の清国である
比較的民主論
減洋興清主義
実は矢張り頏迷派の誘惑に過ぎぬ
其の国民をして近世的たらしめ自由を得せしめよ
微弱なものでもなければ統一もある
清国将来の歴史に一大義名を挙げるであらう
四名の馬賊首領
愚昧と賎まれたる日本人は馬賊を歓迎した
アレキシーフ総督顔色なし
32 バイカル湖南岸の鉄道
鉄道落成式
諸事甚だ失態
一軍団の輸送に平均十日以上十四日以下
富豪の猶太人に受負はせる
一露里鉄道建築費四十四万麻克
速力はさながら虫の這ふ如し併も四回脱線
到底長く使用し得べきものではない
一回も列車を運転せぬのに早くも修繕費の要求
33 勇者と狂人とは相去る惟一歩である
奥軍の砲撃を受けながら手記す
危急存亡の時に茶を喫す
全砲兵の射撃の標的は屋上砲手が手にする被布の竹竿
榴散弾空しく高梁の間に落つ
自称高等戦術
恰も俄然地中に埋没したるが如し
砲火の惨状は到底物語の及ぶ所にあらず
勇猛卑怯なる語の古来の意義は最早適中せず
敵は見えずに只空中から銃丸が飛ぶ
昔の戦場の壮観は悲壮なる詩歌
唯黄色の火焔の中に日本人の四肢飛揚す
死屍累々としてその光景凄愴
34 沙河の大会戦
露都の命令に迫られたのでなければならぬ
奉天の地形は遼陽及沙河よりも勝る
不思儀なるクロパトキンの態度
進撃の作戦計劃にも不賛成
更に第二の失策を重ぬ
35 戦闘開始の際に於て日露両軍の位置
交戦既に十日に亘る
退却運動を廃して進軍運動とす
何等有効の動作を現すこと能はず
計劃全然画餅に帰す
敵を河中に殲滅することが出来たらう
日本の統帥は戦術上露の統帥に優る
36 大山元帥は何故此の好機を逸したのか
赤痢に罹る
只些少の勝利
虚飾多き戦史に修飾を加へんとす
諸将帥徹頭徹尾総司令官の命令を実行する能力なし
両軍共に休養し軍事通信員暫く静安
37 旅順口の現状
虚報と競争するを好まぬ
軍需品火薬造船所等尽く不整頓
現在の穀類優に一万フードを越ゆ
肉類魚類及蔬菜等の缶詰品も充分
極めて緊要問題は燃料の有無
38 好事家の好材料たる一大不可思議境
日軍の戦死者は其数実に篭城者の六倍
一種の義勇兵は千二百人以上に出でぬ
旅順にある兵員は一万六千人位であると言てよい
旅順の銃砲弾薬
事無く旅順に入たのは僅に三四艘
砲弾の在高甚だ不充分
将校兵卒の勇気驚くべきものがある
39 旅順陥落バルチツク艦隊の全滅を予言す
暗夜一の貨物列車が停車してゐる
六隻の葉巻煙草
東洋に於る露国海軍の概況
旅順の陥落は露国東洋艦隊の滅亡
私報にも公報にも半官報にも日露戦争の如く世人を欺いたものはない
新式軍艦は僅に四隻
露軍の軽卒は真に祖先伝来の遺風
第二のセバストポールの海戦
海戦の歴史あつて以来の恥辱
有史以来の失敗
悲劇も一転して忽ち喜劇とするは楽手の妙
40 巷閲の風説
漸く望郷の念を高む
西比利亜鉄道の輸送力大に発展す
旅順の降伏期して待つべし
第二期の準備を怠るといふ意味でない
日露其の位置を転倒するかも知れぬ
無責任なる嬖臣
巴艦隊の運命
大山元帥は浦塩を攻略する意志はないであらう
満洲を挙げて敵に一任するより外ない
実地に行はぬ事は実行不可能の為である
41 宮中の嬖臣及主戦党
旅順が陥落すれば媾和の端緒が開かれる
日露戦役は当初より露国の与論に反す
機関車七十台の氷結
国民は寧ろ媾和を歓迎する
街上に袖乞する営養不充分の新募兵
進んで敵を打つ者は敗衂する
趨勢稍転じた
愚将軍の愚ならざる者
42 日本軍は巴艦隊と浦潮の運命決せざる間は依然として何等の動静を示さぬであう
沙河方面は多少活気がある
結局退却に終るべき決勝戦
東亜の島民は天資性急なるに拘らず作戦計劃に関しては用意周到
一の仮装手段牒報に於ても外見と事実と同視すべからず
架空の妄想
43 アレキセーフの犯罪勘定書
旅順陥落は実は軽卒無智な所置と腐敗極れる行政機関の為
官僚政治の三大通弊
旅順は即ち一の小露国
既に一度降服したのである
降服といふは敵に対して力の不足を自白するのである
止むを得ぬ事情に出でねばならぬ
露国の糊塗政策
孤軍懸絶の城塞他人の犯した旧悪の為に陥落す
最後の将校会議に於て一大激論があつたといふ
ステツセルの降服は折角近かんとした平和の神を遠ざく
44 クロパトキン将軍勝敗を一挙に賭して大戦を挑む決心を為す
早晩大危険の発生するを予期す
クロパトキンは既に好機を逸した
露軍の為に悲観説を立てる
古来露兵は攻城戦に拙い
日軍堡塁の所在地
グリツペンベルグは勢ひ孤立せざるを得ない
45 老艦の集合体バルチツク艦隊
想起すマカロフ提督の好諧謔
老艦の集合体
航海力は途中半にして廃艦
弔意を表して三艦の名を記憶す
不幸災厄の原因
露国軍令部古来の弊習
盗難を当然とす
二隻の劣等巡洋艦
甲胄と共に面を着するが如し
46 戦術学の初歩だに通ぜざる司令官
名将の名を剥奪された将官の一団に更に又一名を加ふ
三日天下の将軍
グリツペンベルグ将軍帰国の真相
遼陽沙河の激戦
初めは稍成効の見込があるらしく見えた
小勝に安んず
何時全軍を前進せしめるか計り難い
47 士気銷沈は必然の勢である
俊厳政策は遠隔の東亜に及ぶ
暴政虐殺は出征兵士の士気を激昂せしむ
革命的檄文
戦地に於て流布する一二の風説
諸説紛々
糊塗政策の本源者の唱道
兵も亦生物である
48 糧食の消滅近きにあり
意味深長なる一書翰
用語巧妙
饑餓凍餒は流言でなくて事実である
一人の田園を耕すものはない
肉類供給地であつた蒙古地方も供給を断つ
余す所鉄道輸送のみ
西比利亜を一の穀倉と称した
糧食の急送を求む
49 兵士の意気軒昂なりと公報を発するは講和条約成立の日
流言虚説は一種の味あるもの
美食家は悪臭を厭ふ
車台は貨物と共に忽然地下に消ゆ
浦潮及薩哈連島
敵の包囲と饑餓の二大悲境に陥らん
露軍の内幕の腐敗
戦争終結の得策なることを説く
将官達に大交迭あるべしとの噂
部下の軍隊を鏖殺した外何等の戦功なき司令官
学校の卒業試験と同様
二国民の戦であるのみでない
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
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- 図書情報部 図書係
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