西南戦争
第1章 西郷の帰郷
世論の硬化
政府の動き
西郷の期待
反対論擡頭
紛争つゞく
征韓論敗る
西郷の退京
暴力革命論
第2章 同志としての大山
県令の思想
大山の略歴
台湾問題
私学校保護
第3章 ずれた社会
郷士の制度
真宗の禁制
第4章 私兵をもつ
私学校設立
賞典学校など
教育の理想
相つぐ増強
まず県政を
第5章 封建温存の政治
身分について
世禄について
救助米について
秩禄処分について
地租改正について
第6章 良識の批判
箕浦勝人の批判
朝野新聞の批判
勝海舟の批判
木戸孝允の批判
福地桜痴の批判
末広重恭の批判
第7章 各地の暴動
熊本の乱
秋月の乱
萩の乱
第8章 暴力の礼讃
反政府系新聞
政府弾劾十二ヵ条
二大党派ありて両立せざる論
圧制政府顛覆すべきの論
暴虐官吏は刺殺すべきの論
第9章 明治九年の鹿児島
国民の審判
暴発への道
鹿児島通信
県令の上京
第10章 明治九年十二月
海老原情報
柏田始末書
山崎探偵報告
藤瀬探偵報告
第11章 明治十年正月
海老原穆の意見
村田新八の意見
林友幸内務少輔の視察
黒田清隆の報告
第12章 火薬庫を襲う
鹿児島火薬庫
兵器弾薬掠奪
大山と桐野
第13章 西郷刺殺計画
川路利良の構想
訓諭大要
警部らの帰郷
帰郷後の活動
私学校党怒る
第14章 いわゆる口供書
谷口登太の報告
中原警部ら逮捕
連日の拷問
中原尚雄口供書
口供書成立
板垣退助の批判
市来四郎の批判
野村綱の自首
第15章 西郷隆盛たつ
率兵上京決定
部隊編成終る
出陣のいろは歌
壮途につく
桐野利秋の構想
意気天をつく
通用せぬ率兵理由
慓悍無謀
第16章 征討命令いづ
二月八日上申書
二月十二日上申書
川村純義報告
征討命令いづ
島津家に勅使
第17章 熊本守城戦略
西郷の感慨
天守閣焼く
鎮台の放火
樺山資紀の実話
谷干城の意見
第18章 包囲五十余日
第一次攻撃
第二次攻撃
急襲か包囲か
薩軍の配備
柳原前光報告
薩軍の投降勧告
石塘のせきとめ
戦略的批判
第19章 薩軍と熊本士族
熊本士族の向背
薩軍の働きかけ
熊本士族参加の心理
池辺吉十郎
熊本隊の編成
熊本隊の宣言
熊本隊の活動
民権党の動き
協同隊の編成
協同隊の活動
第20章 薩軍と百姓一揆
福地桜痴の観察
農民の生活
戸長征伐
百姓一揆
第21章 田原坂陥落
植木の戦闘
高瀬の戦闘
庶民の戦争観
田原坂の激戦
両軍の対峙
四月十五日
剣突鉄砲・蓬莱豆
第22章 篭城終る
背面軍の構想
背面軍の編成
薩軍熊本より撤退
第23章 日向に遁る
人吉陥つ
都城おつ
延岡おつ
続々官軍に投降
三田井へ
逃避行
第24章 城山陥落
城山の篭居
降服の気運
城山陥落
第25章 薩軍の総合戦力
私学校党
熊本隊その他
都城隊など
西郷に饗応
貧しい装備
乏しい軍資
戦後の処分
賊名を除く
第26章 官軍の総合戦力
征討軍団編成
五万八千動員
兵器・弾薬
軍艦と船舶
電信・運輸
官軍の軍資
第27章 戦後の鹿児島
岩村県令赴任
まず救恤
帰順の工作
第28章 戦後の熊本
戦場としての熊本
商業都市へ
士族授産
自由民権
第29章 紀尾井坂事件
紀尾井坂事件
竹橋事件
新しい展開