図書ゲンスイバク ジッケン000003867

原水爆実験

サブタイトル1~10
岩波新書
編著者名
武谷 三男 著者
出版者
岩波書店
出版年月
1957年(昭和32年)8月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
214p
ISBN
NDC(分類)
559
請求記号
559/Ta66
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

1 どう行われてきたか
太陽の原理
原爆外交
秘密がなくなった
絶対兵器か
十二名の米国の科学者
アインシュタインと水爆主義者
英国の原爆
原子力の平和利用
朝鮮戦争と戦術原爆
ソ連の実用水爆と米国のニュー・ルック戦略
「死の灰」と反対運動
俊鶻丸調査以後
ラッセル声明
一九五六年のビキニ空中爆発
英国のクリスマス島実験
シュワイツァーとリビー

2 どう考えたらよいか
科学的とは
許容量とは無害な量か
有害をがまんする量
一般人と専門家
耐乏生活的許容量
証明されるのは人類が滅びた時
現在の医学による判定
平年作まで下げられた
反対運動の効果
実験登録制
ソ連の実験と松下特使
大国と小国
無警告実験
実験は探知できるか
リビー博士の科学
赤痢患者の場合
科学の範囲

3 どのようにして探知するか
秘密で実験できるか
微気圧計
津波
流跡線
超高空爆発の場合
きれいな水爆

4 「死の灰」はつくられる
ビキニ水爆とストローズ発表
百マイル離れたところで
第五福竜丸の被爆
火山爆発に近い影響力
異常な偏光現象
米国科学アカデミーの報告書
稲作への影響
地震との比較
核分裂生成物
空中爆発と竜巻
降灰予報はほとんどはずれる
危険区域の訂正
塵の落下
局所降灰・対流圏降灰・成層圏降灰
放射能戦争

5 汚される地球
放射能塵のまわり方
米国の検索組織
原爆戦下の許容量
空気と雨の放射能
半減期
爆発日の推定
ネヴァダの灰の道
低気圧と高気圧
グロス・カウント
「死の灰」の恐ろしさの条件
ストロンチウム90はカウント数の何%か
成層圏降灰の影響
温帯地方
地球上一様に降るか
一九七〇年

6 汚される食物
海水と魚の汚染
プランクトンの汚染
第二次調査の場合
「食物順位」は救いにならない
廃棄処分の基準
有害の程度
生物はそれを区別できない
カルシウムの摂り方
日本人と米と魚
特定のルート
日本人の骨
母親と小児
毒を薄める思想
セシウムは肉につく

7「許容量」か「警告量」か
最大許容量の変化
職業人と一般人
レントゲンという単位
細胞と放射線
人間の身体の中の細胞にたいしては
レントゲンを扱う医者たち
寿命がちぢまる
白血病
天然の放射線
突然変異はすべて有害である
全体的に見た場合には
二百万人のカタワ
許容量でなく、警告量

8 リビー博士批判
宇宙線との比較
別の因子
全人類の頭上にかぶさるムラ

9 原水爆の構造と理論
A 原爆とはどういうものか
B 水爆とはどういうものか