ヒロシマ二十年

第１章　ヒロシマ・八月六日
歴史の流れの中で
八月六日のヒロシマ
科学者第一陣

第２章　原爆記録映画の企画
ニュース・カメラマンの記録
先発隊長崎へ
記録映画班の編成
あわただしい調査活動

第３章　撮影隊、広島へ
クランク開始
海田市の合宿寮
広島上空五五〇メートル
原爆ドームをめぐって
被爆者の島・似島
物資不足をのりこえて

第４章　科学測定を追って
キノコ雲の正体
爆心と黒い雨
熱と影をさぐる

第５章　死の街を行く
医者をさがす人々
ヒロシマの医師たち
人体への影響
ある被爆者の二〇年

第６章　広島から長崎へ
ナガサキ・八月九日
撮影隊、長崎へ入る
捕われたカメラマン

第７章　米軍の干渉と没収
撮影禁止命令
軟禁下の編集
再び長崎へ
奪われた原爆記録映画

第８章　それから二〇年
はばまれる真実の声
公開された惨禍
研究体制はこれでよいか
「幻のフィルム」の復元を