ドゴールの言葉
- サブタイトル
- その演説・声明・著書・談話から 国際問題シリーズ 40
- 編著者名
- 嬉野 満洲雄 編著
- 出版者
- 日本国際問題研究所
- 出版年月
- 1964年(昭和39年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 15,237p
- ISBN
- NDC(分類)
- 312
- 請求記号
- 312/D53
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 付:ドゴール著作および講演集:p224 ドゴール関係年譜:p226
- 昭和館デジタルアーカイブ
序にかえて―解題
ヨーロッパとフランスの使命
戦時中、米英との摩擦―ヤルタ、ポツダム協定など
NATO、核武装について
EEC関係―政治統合、農業共通政策など
国連、軍縮など
西方の各国
共産圏―ソ連、中共、ベルリン交渉、仏共産党など
「第三世界」
第五共和制
ドゴールの自負とその進退、人物論
1 ヨーロッパとフランスの使命
偉大さのないフランスは、フランスではない
偉大さは分かち合うものではない
フランスの目標と国家連合
欧州を前進させるフランスの役割
ジブラルタルからウラルまでの欧州
フランスは当事者である
ヨーロッパは一つである
パリ・ロンドン・モスクワを結びつける
仏ソ相互援助と欧州憲章
もはやたんなるラインの守護者ではない
「米・ソ間の第三勢力」
旧世界は調停役
均衡勢力としての欧州
欧州の復活とフランスの任務
フランスは欧州大陸グループの中心
真のヨーロッパ人の計画
ヨーロッパ人のヨーロッパ
仏独の和解
フランスの指導なくして欧州なし
西欧の再編成と鉄のカーテン内への影響
欧州防衛とフランスの指導
西欧はいまもなお人類進歩の故郷
強力なフランスを
欧州統一の前提
まず国家連合を
フランス連合(第五共和国では共同体)による優位を自覚せよ
仏独の均衡
無国籍者はヨーロッパ人ではない
欧州はあるがままに見よう
統合ではなく国家連合を
平和は東西ヨーロッパの和合によって
東西の接近は漸進的に
東西ヨーロッパ間の均衡
諸国家(または祖国)からなるヨーロッパ
いつの日にか大西洋からウラルまでのヨーロッパを
超国家機構に政治的権威なし―ドゴールの国家連合構想
フランスが衰えれば西欧は分解する
フランスは独自の道を進む
経済と並行する政治統合を
アメリカの支配下から独立欧州へ
2 戦時中、米英との摩擦―ヤルタ、ポツダム協定など
ルーズヴェルトの野心
アメリカへの警告
イギリスを牽制して、北アに参戦
仏軍の存在は認められた
中近東における英仏の抗争
フランスは自力にたよるほかなし
フランスの地位を認めよ
ドイツ占領に仏軍を参加させよ
ルーズヴェルトは強力なフランスを欲しない
大国のエゴイズム
戦後の地位を確保するために
ヤルタ会談批判
事実で連合軍の作戦を訂正
連合軍参加の条件
国家間の鉄則
ポツダム会談批判
都合のよい間だけ利用
英仏の意見不一致
結局、イギリスは島である
米、英、仏の微妙な三角関係
ヤルタ協定は欧州を支離滅裂にした
3 NATO、核武装について
さあ、仕事にかかろう
他の大国と同じ次元で
対日原爆投下の功罪
英国中心の西欧防衛はありえない
NATOは有意義
差別待遇は認めない
三頭支配を要求
自国を確立して共通のものへ
「国連のいき過ぎ」
六三年末までに核武装
仏独の軍事協力
ナッソー協定への参加拒否
マクミランはひょう変した
核武装の効能
NATOの超国家性に反対
水爆は独立の保証
アメリカが守ってくれる保証はない
フランスはなぜ核武装するか
4 EECおよび欧州政治統合
各祖国からなる欧州
超国家制に反対
「政治統合」への協議開始
政治協力を進めよう
〈参考〉1政治統合にかんするフランスの「フーシェ案」
〈参考〉2フーシェ案・諸国家の連合(Union d´Etats)を創設する条約案
〈参考〉3仏フーシェ案の手直しと六ヵ国外相会議の決裂
諸国家からなる欧州連合を
「政治統合」の結論を急ごう
なぜ英国のEEC加盟を拒否するか
そのとき私はいないだろう
アメリカの使い走りに
アメリカ勢力の拡大を防ぐ
〈参考〉ボンピドウ仏首相六三年二月六日の記者会見
農業共同市場を六三年末までに実現しよう
農業共通政策の重要性
欧州の一九六四年の議題
農業共同市場と仏独の利害
政治協力は不可決である
欧州のための欧州
5 国連、軍縮など
国連に期待しなかった
恒久平和の前提
軍縮討議を前進させるには
二つの体制は和解できる
パリ首脳会議の流産
軍縮首脳会議を
核停は軍縮の糸口にならない
部分核停でフランスの方針を変えない
6 西方の各国―米、英、西ドイツなど
アメリカは欧州の一部分ではない
欧州防衛に国民的性格を取り戻せ
フランスは欧州の頭部
アフリカの重要性
米英仏の関係
英国はアメリカの「トロイの馬」
アメリカと対等の欧州同盟を
アメリカにとって欧州防衛は二の次となった
米国が欧州のために死を賭する保証なし
ティエールの英仏関係観
英政府内の対米反感
英仏協力の方向
英仏協力こそ西方平和のカギ
英国の遠心的傾向
英国の島国性を克服するには
英国のEEC加盟を希望する
ラインから英仏海峡までの西欧連合
欧州連合の順序
仏独国民性の相違
ひとたびゲルマニズムの暴力から解放されれば
ドイツ人の好戦性
ラインは西欧の紐帯
対独レジスタンスの犠牲
ドイツから侵略性を除く条件
仏独は過去でなく将来を語ろう
ドイツは西欧連合に参加できる
ドイツは連邦に
対独政策は誤りつつある
アデナウアー首相への賛辞
仏独協力を土台に西欧の復活
仏独協力は現代の偉観
なんのための仏独連合
「昨日の敵、今日の兄弟」
仏独協力の意義
仏独協力条約万歳!
西独は独立のヨーロッパ政策を信じていない
7 共産圏―ソ連、中共、ベルリン交渉、仏共産党など
哲学するより、勝つのが先決
仏・ロ(ソ連)は手を握れば強く、離れると危い
スラブ民族はスターリンを国益追求の道具に使った
中国の黄色い大衆の野心
ソ連は新しい中国に恐れをもつ
フランスはなぜ中国を承認したか
中国の国際社会復帰を望む
チェコはソ連の支持を必要とした
戦中のポーランドの立場
西欧と東欧
ベルリン問題の対ソ交渉に反対
西欧は将棋の駒ではない
敵を倒すに使用されてならぬ勢力はない(仏共について)
主要閣僚は与えない
共産党に何らの幻想を抱いてはいない
トレーズの死をいたむ
ソ連は最後の植民帝国
8 「第三世界」
西欧と低開発諸国
仏国民は一人当たり最大の援助をしている
アルジェリアの仏軍反乱とドゴール
植民地主義は時代遅れである
アルジェリア和解と軍の近代化
サハラに関するギブ・アンド・テイク
国内改革が紛争打開の前提だった
インドシナを連れ戻す
東南アジアの中立化
一四ヵ国会議を支持
ラテン文化を紐帯に
第三世界の動揺
東南アジア平和回復の道
9 第五共和制
第五共和制憲法への自賛
フランスは元には返らない
アメリカとフランスは違う
終戦は出発点である
根本的改革の必要
第三共和国憲法は時代遅れ
現代の必要に適応した憲法を
重ねて改革の必要を訴う
祖国の福祉が最高
議会というものは
なぜ政党は堕落したか
ドゴールの憲法構想
政党とレジスタンス
亡びた政体の復活に反対
国民と直結する国民投票を
比例代表制に反対
議会制政府は、民主主義の唯一の形式ではない
国有化、近代化の動機
労働者階級への考慮
叛徒であると同時に愛国者
独裁は排するが強力な体制を
国民はドゴールを求めている
歴史から学ぼう
経済分野での民主主義化
大統領制をめぐる議会との対立
私は仲介人を必要としない
大臣はドゴールにのみ責任をとる
経済・社会機構の大改革を
10 ドゴールの自負と進退、人物評
偉大なる人は常人との間に距離をもつ
私は下りることを許されなかった
偉大さには神秘さが必要
フランスの名において
憐れな人間である私は
私の政府を信任するか否か
焔を消してはならない
国民議会との衝突
道徳的に無傷の人間として
弧独はわが友である
私がこの年で独裁者になると思うか
ドゴール将軍もX氏
泰然自若
力の限り国に奉仕する
偉大なるチャーチルと頻繁に私はいがみ合った
フルシチョフおよびスターリン評
きちょう面で柔軟なアイゼンハワー
機械の歯車・モロトフ
理想主義とは縁遠いトルーマン
ジャンヌ・ダークの生まれ代わり
力づくでも
頑固なドゴール
彼は円熟した
彼の行動は許しがたい
ドゴールと一緒に仕事はできない
まだ手を切るべきではない
チームにいれた方が賢明だ
英雄と思わせる能力
火刑するものがいない
あまり戦っていないのに
「ナポレオン的幻想」
現代の最も先の見える政治家
付録有
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