人民戦争
「人民戦争」戦略とベトナム戦争―序にかえて―
1 核戦略体制下における「人民戦争」の意味
2 パリ会談と「人民戦争」
第1章 「人民戦争」戦略の思想的系譜
「人民戦争」前史
マルクス型蜂起
レーニン型蜂起
毛沢東の戦略思想の特徴
ボー・グェン・ザップの戦略思想
カストロおよびゲバラの戦略思想
レジス・ドブレの革命理論
第2章 「人民戦争」の一般的戦略原則
防禦戦の戦略
殲滅戦の戦略
全面的戦争の戦略
長期戦の戦略
戦争の革命的肯定
統一戦線の戦略
第3章 「人民戦争」の戦術諸原則
「人民戦争」の戦術的ディレンマ
分散=集中の原則
ゲリラ部隊の拡大発展―「小から大へ、無から有へ」の転化―
組織の個別性と戦術の個別性
ゲリラ戦術の内的外的諸条件
ゲリラ戦指導者のパーソナリティの問題
第4章 「人民戦争」の社会的諸問題
農村共同体の革命
「人民戦争」の根拠地
人民軍の編成
武装宣伝
補給
党と軍との新しい関係
第5章 「人民戦争」の世界戦略の諸問題―現代世界の政治状況における「人民戦争」の戦略的効果について―
「平和共存」政策と「民族解放闘争」政策との関係
米国の戦略と「人民戦争」の戦略
弱者の戦略から強者の戦略へ―「人民戦争」戦略の挑戦 その一
局地制戦争は世界戦争にはならない―「人民戦争」戦略の挑戦 その二
米国の戦力を国際的に分散させよ―「人民戦争」戦略の挑戦 その三
反米国際統一戦線の構想―「中間地帯論」と「人民戦争」戦略の挑戦 その四
中国革命戦略の世界的拡大図
第6章 反「人民戦争」の諸問題―民族主義の破壊性と建設性―
民族主義運動と共産主義革命との戦略的一体化
中共の核開発と「人民戦争」戦略
反「人民戦争」の諸要件
結章 「人民戦争」革命の本質
低開発諸国の近代化と「人民戦争」
都市の革命と農村の革命
革命の権力主義と権力主義革命
ニヒリズムの革命戦争