図書キカイナ ナナツ ノ モノガタリ000003606

奇怪な七つの物語

サブタイトル1~10
三一新書 76
編著者名
江口 渙 著者
出版者
三一書房
出版年月
1956年(昭和31年)12月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
242p
ISBN
NDC(分類)
914
請求記号
914/E33
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

1 ヒロヒト皇太子の結婚をめぐる大陰謀
宮中を左右する山県元帥の威力
良子女王に白羽の矢
山県の切り返し謀略
皇后に色盲の講演
意外に強硬な久迩宮
山本権兵衛の秘策
動き出した浪人と右翼
トップを切った抹殺社
下からの圧力と山県の敗退
2 関東大震災と社会主義者・朝鮮人の大量虐殺
関税倉庫を襲った避難民
流言に踊った内務大臣
朝鮮人と社会主義者の検挙はじまる
虐殺いよいよ凄惨を極む
鬼畜にまさる軍部と憲兵
危うく救われた市ガ谷の社会主義者
時代の英雄・大杉栄
強引な甘粕の大杉検挙
残忍極めた宗一少年の絞殺
暴力団に奪われた大杉の遺骨
3 朴烈・文子の大逆事件と怪写真
横浜の「朝鮮人さわぎ」
狼狽した外務省
踏みにじられた青春
金子文子の特異性格
英雄主義のおとしあな
支配階級の猿芝居
朴烈・文子の怪写真事件
4 代議士山本宣治の暗殺
山本宣治は何故殺されたか
三月五日午後十時
では殺されて見ようかな
自決勧告書
血の洪水
虚偽の陳述と黒田の後悔
暗殺現場の調査
本郷仏教会館の告別式
山本宣治の生涯
5 作家小林多喜二の死
夕刊をみて驚ろく
小林多喜二とはどういう作家か
遺体の追跡
遺体の検査
今村桓夫の証言
屍体の解剖を拒絶される
告別式にも狂暴な弾圧
労農大衆葬も粉砕された
奇快極まる検事局
国際革命作家同盟世界大会における土方与志の報告
小林の獄中通信
蟻の橋
6 幸徳秋水の大逆事件
極秘にされた三十四年
戦後に発見された秘密文書
二カ所でバクダン製造
大石誠之助の場合
狂信的テロリスト宮下太吉
事件の発覚とスパイ
幸徳秋水の立場
ほかの人たちの場合
判決から絞首台まで
この大検挙は何のための謀略か
この事件と社会主義者の国際的連帯性
最後に一言
7 三鷹事件と死刑囚竹内景助の場合
三鷹事件とは何か
当時の三鷹車庫における国鉄労働者の動きについて
電車はどのように暴走しててんぷくしたか
竹内景助は電車をはたして脱線てんぷくさせたかどうか
竹内被告は第一審第二審ともどうしてウソをついたのか