戦争・戦略・日本
久住忠男
戦争・戦略・日本
第1章 現代戦について
戦争の歴史
核ミサイル時代
朝鮮戦争
インドシナ戦争
ポー・グエン・ザップの理論
台湾海峡の争い
スエズ・ハンガリー動乱
その他の「戦争」
戦争と戦争手段
第二次大戦後の革命戦争
第二次大戦後の「戦争」の特徴
第2章 現代戦のメカニズム
開かれたパンドラの箱
原爆とスパイ
水爆への道
悪夢!!核爆発競争
百メガトン水爆の価値
地下核実験のねらい―中性子爆弾
何が生れるか―超プルトニウム元素
ミサイルの元祖・V2号ロケット
実るスターリンの夢
ミサイルギャップ埋まる
固体燃料の優秀性
「ロケットの鬼」
原子力潜水艦の父
ポラリスの登場
宇宙兵器の軍事的価値
スパイ衛星が戦争を抑制する
第3章 変ぼうするアメリカ戦略
国防我策の二段階
国防政策の基本理念
核戦略の進化
ニュールック(大量報復)戦略
ネオ・ニュールック戦略
段階的阻止戦略
有限抑制戦略
対兵力戦略から柔軟対応戦略
被害局限戦略
実証破壊戦略
第4章 ベールを脱ぐソ連軍
国防政策五つの特徴
国防費の秘密
なぞの総兵力
戦略ミサイルの現状
原子力潜水艦は何隻あるか
第5章 生きている毛沢東戦略
ゲリラ戦略の体系化
トルストイのゲリラ論
八原則の三つの義務
自己を保存し敵を掃滅する
網打ちの原則
毛沢東戦略生きている
持久戦論
矛盾論の戦略的側面
軍事十原則
「政権は銃口より生れる」
張り子の虎
ボウ・グエン・ザップ戦略との関連
第6章 核時代に生き残るために
核戦略の諸原則
一元管理か多元保有か
核拡散の危機迫る
キッシンジャーの「触媒戦争」論
キングホール卿の「偶発戦争」説
ジョン・ストレィチーの「戦争防止」論
核戦争防止への道
均衡論への反省
宇宙時代への期待
第7章 挑戦される日本
大平洋と日本
ポラリス潜水艦とグァム島
ソ連ミサイル潜水艦と三海峡
一億トンの石油と海上交通路
極東ソ領と北海道
軍事的にみた朝鮮半島
沖縄の戦略的地位
核戦略と日本
挑戦と対応