マッカーサーの日本

１　日本との出会い
“厚木一番乗り”の緊張
ミズーリ号調印とハルゼー大将の憎悪
軍医サムス博士の性病対策
ニューヨーク警官の日本日記
焼跡東京の観光案内人
２　天皇と米人たち
天皇「人間宣言」の生れるまで
“天皇会見”をスクープした従軍記者
監視つきの天皇地方巡幸
老リベラリストと天皇の問答
神道追放と伊勢神宮の運命
３　戦略爆撃調査団と近衛公の運命
４　救世軍的な情熱
一週間で作られた憲法草案
占領軍総動員監視下の第一回総選挙
振り回された「読売」争議
二・一ゼネストと“保護”された共産党
“追放”を企画した将校二人
ついにローマ字にならなかった日本語
重要美術はどれだけ流出したか
５　生贄にされた東京ローズ
６占領下の風俗
カマボコ兵舎と飢えた日本女性
“オンリー”と“ヤミ”の実像
特高記録に見る米兵の“性”と犯罪
石炭危機と“監獄部屋”の解放
公安課「オヤブン」研究ファイルから
「一千万人餓死説」の結末
「拝啓、最高司令官閣下」
天皇から小学生に至る「お伺い」
７　おとなしいアメリカ人たち
『真相はこうだ』を放送した中尉
財閥解体の美人調査官
婦人将校の見た日本婦人
無理解の中で生れた六・三制教育
二十五歳のヒロシマ市復興顧問
『日本における失敗』を書いた若者
８　二人の諜報将校
ＣＩＣソープ准将の戦犯逮捕
ウィロビー少将の「わが闘争」
９　昭和電工を食い荒した占領者たち
１０　ケーデイス大佐の情熱と挫折
１１　下山事件、二つの証言
１２　朝鮮戦争と再軍備
心ならずも作られた警察予備隊
リッジウェー将軍の“対抗意識”
１３老兵は消え去るのみ
占領軍組織図・占領史年表有り