図書タイセン ゼンヤ ノ ガイコウ ヒワ000003456
大戦前夜の外交秘話
サブタイトル1~10
特派員の手記
編著者名
浜田 常二良 著者
出版者
千代田書院
出版年月
1953年(昭和28年)5月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
13,210p
ISBN
NDC(分類)
319
請求記号
319/H22
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
史料調査会旧蔵資料
目次
第1部 突発的な外交のさまざま 一九三五―四〇年欧洲大陸での出先外交
横井忠雄海軍中佐、国際電話問題で武者小路公共大使を追い出す
神経質で腕白な、一つの怪物ベルリン鬼の駐在武官、大島浩氏
みやげ人形の追加支払に応じない小心の永野修身軍縮会議首席全権
各国大使の末席に、やつと坐れた井上庚二郎氏の代理大使問題
大使館がドイツ官憲を使つて日本人を監視した日独防共協定とヒミツ警察の恐怖
武ばつたことの好きなドイツ人にもてた軍艦足柄のドイツ訪問
鳩山氏だけが及第した欧米ゆき国民使節数氏の現地での言動報告
ナチス外交のずるさを見きわめた東郷リッベントロップの張鼓峰事件会談
武官室の鼻毛をうかがう商魂に徹したドイツの日本商社
オリンピックと博覧会出品の招致で朝令暮改に翻弄された有吉忠一氏
日独伊同盟にすこしも関与しない調印者本心の判りにくい来棲三郎大使
軍用の金で終戦までドイツで無為徒食戦争を傍観していた技術工員の大群
第2部 会議外交のひとつの標本 一九三〇年のロンドン海軍会議のころ
まんべんなく気を使う酒好きの社交家若槻首席全権の対英米外交
条約請訓をめぐる全権団の混乱はげしき外務系と海軍系との相剋のなかの首席全権
おしやれで、根が愉快で、よく気のつく愛妻をつれていつた財部全権
勝負好きで、ヤンチャな、しかし警戒すべきオポチュニスト山本五十六氏の少将時代
部下から浮きあがつて、役に立たなかつた左近司政三中将と安保清種大将
佐藤尚武氏や、岩永祐吉氏と和気あいあいの才子肌、斎藤博氏と、好運児、松平恒雄全権
海軍問題をなんにもしらず、六階で超然と暮らした樺山愛輔随員
口絵・付録あり