図書ガイコウ ソクメン シダン000003442

外交側面史談

サブタイトル1~10
編著者名
信夫 淳平 著者
出版者
聚芳閣
出版年月
1927年(昭和2年)2月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
11,433p
ISBN
NDC(分類)
319
請求記号
319/Sh65
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第1 明治年間の五大外交家
聖代四十五年間の外交舞台の名優
外交家を輩出せしむる環境
佐賀藩の外交眼
時代の要求したる副島
大隈は外交家として最先輩
東洋のビスマーク
外務中興の祖
後進の小村
陸奥も小村も国政統理の大器
両外交家の特有の流儀
第2 明治初年の岩倉大使遣外始末
使節派遣の廟議の経緯
米国に於ける使節歓迎
米国政府の下ノ関償金返還始末
使節と条約改正問題
見学的巡礼終る
第3 大津事変の回顧
事変の突発
露皇儲急に帰国
我が政府の善後措置
兇漢の擬律と児島大審院長
司法権危く外交の犠牲とならんとす
挙世愁眉を開く
露国政府何等難題を持込まず
括言
武田勝蔵氏の寄書
第4 墺太利皇儲の心中物語
旧維納宮室の一大秘事
皇儲結婚後琴瑟相和せず
禁苑外の艶花
皇儲離婚を羅馬法王に訴ふ
父皇の厳粛なる訓戒
御用邸の大悲劇
第5 マキシミリアン帝の最後の一齣
奈翁三世の匪図
マキシミリアン墨都に入り帝位に即く
米国の大抗議
カルロツタ后泣いて仏帝に訴ふ
銃声一発、墨西哥の帝政滅ぶ
第6 巴奈馬運河劇の筋書と役者
運河問題の来歴
巴奈馬革命の勃発
巴奈馬共和国承認と運河条約の締結
運河の状況一班
第7 露帝戴冠式と山県特派大使
陸奥の西に対する信任
山県の対露意見
伊藤と山県
陸奥と青木
日露議定書
第8 露清同盟密約物語
密約交渉の起因
李鴻章の渡露
ウヰツテと李の折衝
密約の調印及び其の内容
謂ゆるカシニー条約の正体
密約の効果
第9 加藤増雄翁
当年の有数なる外交家の一人
党人の猟官運動と小村次官の牽制
露韓密約の正体を捕ふ
露国一時手を韓京より引く
翁の晩年
第10 伊集院彦吉先生
国家の重責を荷ふに足る一偉人
師父を亡へる想
先生の経歴
任地到る処に好評
先生と故小村侯
先生の最後の四ケ月
第11 故小村侯の債鬼戦闘史
侯には自筆の断簡零墨すら皆無
壮年時代の歴史は債鬼との戦闘史
旧友の情誼管鮑だも及ばず
借金証文の競争糶下げ
侯の恬淡寡欲
第12 日露戦役の外交的挿話
一糸紊れざる小村外相の外交戦術
ローゼン公使の帝都撤退
講和談判を迎へて我が対露折衝上の位地
講和全権委員の任命経緯
講和談判幕開けの光景
小村の強硬態度
講和談判幕閉ぢの一時間
結末の北京折衝
第13 米国鉄道王ハリマンの満鉄買収運動始末
彼れの胸算
満鉄買収案の提議
買収覚書の成立
意外なる我が取消通牒
小村ハリマン案を粉韲す
日清協約とハリマン案の絶脈
第14外交と皇室
外交の経緯と皇室間の個人的親疎
ニコラスとウヰルヘルムの反感の原因
露独両皇后の仲違ひ
第15 独露同盟密約と日露講和の関係
ウヰルヘルムの狡獪とニコラスのお人善し
独帝の日露戦争観
カイゼル独露同盟案を以てザーを誘ふ
両帝ビユルキヨに会し同盟密約に署名す
ポーツマスより帰国のウヰツテ密約成立に驚く
彼れラムスドルフを説き密約破棄を勧奏す
露国の破棄通牒及び密約の自然消滅
第16 韓国併合の楽屋のぞき
伊藤誠意韓国施政改善の任に当る
伊藤韓国の前途に次第に愛想をつかす
併合の閣議決定
伊藤の遭難と爾後の局面
併合断行の機運熟す
寺内の渡韓より大詰
第17 酔余閑語
意見開陳の呼吸
ノーと云ひ得る外交家
京釜鉄道敷設の談判
外交文書に皇帝の楽書
西洋の皇室の迷信
日英同盟の秘密折衝
原敬氏の謀略で小村侯奢らせらる
小村侯の皮肉
加藤伯と小村侯の皮肉戦
幇間の符牒
勲章奇談
林董伯と青木周蔵子
便所さんとノーノーさん
箱屋の英訳
通訳の巧拙
奇抜な英語
伊藤公の巧みな英語
富岡提督の縮尻
秋山参謀の名文も泣く
滑稽な外来語
我国唯一の対米債権者
神風のホンの示威
謂ゆる満韓移民集中論
俳句とタゴール翁
写真有