図書目録ニホン ノ ボウエイ センリャク資料番号:000003323

日本の防衛戦略

サブタイトル
自衛隊の有事対策
編著者名
オリエント書房 編者
出版者
オリエント書房
出版年月
1977年(昭和52年)5月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
398p
ISBN
NDC(分類)
392.1
請求記号
392.1/O71
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

推薦の言葉(国務大臣、防衛庁長官・三原朝雄)
はじめに(オリエント書房編集部・井上優)
シンポジューム・パネリストの紹介
第1章 日本を巡る軍事情勢の分析
米ソ・デタント論に食い違い
日本の受け止め方に誤り―デタント論
力の真空地帯―東南アジア
死活問題に触れれば抑止力が働く
今後の中ソ関係
中ソ友好が復活すればソ連は米に対し高姿勢
ソ連海軍のねらい―米空母艦隊に対抗
日本海では断然ソ連有利
ソ連―砲艦外交に利用
ソ連、将来空母を極東に配備
日本周辺に無数の情報船
世界規模のソ連オケアン演習
レーダー死角をついたミグ25
まず軍事目標をたたく
ソ連陸軍の配備重点は沿海州
一回の日本上陸能力は四個師団か
旅団規模を運ぶソ連ヘリ
米軍引揚げで不安定要素をます朝鮮半島
北朝鮮の動きを制約する中ソの後楯
台湾は海上戦略の要衝
大切な基地機能の維持―在日米軍問題
第2章 国際情勢の変化とその対応
紛争発生の前提条件と兆候
米ソ、中ソ関係がバランスの基本
中ソ関係の変化で崩れるバランス
軍事バランスを崩す在韓米軍の撤退
韓国防衛力の評価とからむ米軍引揚げ
みせかけのバランス―東南アジア
アジアにおける危機の要因
世界戦争の引き金は何か―中東石油は起爆剤
世界戦争で戦術核の使用はありうるか
NATO紛争の日本への波及の仕方
NATO正面と極東第二戦線論
核攻撃に最も弱い日本
海上交通破壊の原因と様相
日本周辺の紛争と世界的紛争による海上交通破壊
今や日本海変じてソ連海
朝鮮紛争発生の兆候と波及の様相
密入国、極左分子、反朴運動etc
軍事的には戦車師団の動きに注目
後方撹乱に有効なトンネル作戦
西海五島に火花は散るか
日本の南北ではどんな兆候があるか
ソ連陸軍は千島を固め、樺太にも集結
日本は情報収集で大きな遅れ
台湾緊張では金門、馬祖に最初の兆候
政府・防衛庁の対処
基盤的防衛力を手直しする諸条件
在韓米陸軍引揚げには二つの要素
韓国陸軍の戦力評価
重要情報は首相、長官に達しているか
情報のまとめを欠く日本
防衛庁内の任務分担にも問題
防衛出動を判断する重大情報の出所はどこか
状況が進めば陸海空で直接情報収集
国防会議の機能
国防会議は国家安全保障の機能を果すべきだ
国家戦略方針の決定が重要任務
国土内防衛戦では即決の政策が必要
防衛基盤の諸問題
人、物、金の三拍子
非常事態に対処する法体系の整備
日米間で基本的防衛問題の詰めが必要
国家兵站の準備
陸上は準備に一年以上のリードタイム
大切な日米航空機の互換性
基盤的防衛力の拡大と現有勢力の戦力化
海では艦艇艤装、魚雷、機雷に問題
防衛産業は国の政策の支えが必要
自衛隊を補う義勇民兵制の可否
憲法の裏付けのない志願制民兵は成り立たない
罰則も強制力もない自衛隊法百三条
自隊で土木工作能力(施設隊)を持つ必要
人・物のほかサービス動員が絶対必要
防衛出動待機命令、出動命令の起案者はだれか
統幕議長には命令権なし
警察力の限度をこえれば自衛隊が前面に
部隊の行動
国家レベルの方針決定が部隊行動の前提
武器使用基準を明確に
演習名目で事前に展開も―陸の準備
どこに兵力を集中するか―専守防衛のむずかしさ
海の準備
航空の準備
上陸予想海岸に監視所、陣地を構築
国民の精神的支持が防衛活動を左右する
非常時下の対米措置
危機に対処する基本的戦略を日米間で協議
集団自衛を認めなければ共同防衛は成立しない
航空は日米作戦指揮所を共同設置
増援米陸軍は方面総監の指揮下に
難問が多い公海上の防衛ケース
攻撃面は米軍、防衛面は自衛隊で―日米防衛分担
情報分担、兵站分担、サービス分担etc
日米連合作戦調整所、陸海空別作戦調整所及び作戦指揮所
東京に日米作戦調整所と指揮所を設置
日米協力―戦術レベルの話し合い
防空作戦
船舶運航統制と護衛
海上自衛隊に領海、船団を守る能力はあるか
対潜作戦こそ海上自衛隊の主任務
手ごわい潜水艦搭載ミサイル
対上着陸作戦
米陸軍来援は世界情勢と戦況による
米海兵隊の役割り
有事の緊急輸送問題
核兵器の持ち込みと使用問題
ソ連は演習で核使用
非常時下の諸法令研究―国内体制の整備
自衛隊の行動を容易ならしめる施策
第3章 直接侵略に対する防衛戦―北海道防衛を中心として
道北侵攻のケース
港湾、航路封鎖の様相
樺太から小型船で一夜機動で侵攻
相手は北部航空基地を総攻撃
小型舟艇は水上艦艇で叩く
奇襲対策には日頃の監視が重要
上陸兵力の規模
要塞構築論の是非
水際撃滅の条件
陸上戦が始まれば津軽海峡は機雷封鎖
装備不十分の海上自衛隊では勝ち目なし
戦域の住民対策
米軍来援―米陸海空軍はどんな動きをするか
日米連合作戦のヤマ場
持久態勢下の作戦
道央(石狩湾)上陸のケース
石狩湾上陸には大兵力
第一波では約三個師団の上陸規模
一月後には米陸軍の来援
もっと対空火器を!
現航空自衛隊には陸上支援の余裕なし
航空は抗堪力を高める必要
道央に攻めてくれば一大決戦
米第七艦隊は太平洋側から支援
積雪、結氷は作戦阻害要因
日本全体にゆさぶり作戦
戦況を左右する米軍来援のタイミング
終戦のきっかけをどう掴むか
第4章 周辺紛争の波及に対する防衛
国境線には二重、三重の要塞地帯
後方撹乱した上で正面攻撃
三段階の戦況―海上では補給妨害と難民の発生
基地使用、部品補給、領空侵犯問題
条件に応じて武器使用基準をあげよ
役務提供ができるよう条約改正を
難民対策
韓国機、北朝鮮機の飛来をどうするか
対馬海峡の航空優勢確保
ソ連の日本侵攻の意図と牽制策
南北紛争長期化の読み
武器を使わずにトラブル防止は不可能
第5章 日本防衛戦略への提言
基盤的防衛力批判―自衛隊の弱点
防衛力についての認識の誤り
陸海空統合戦略の欠落
日米防衛協力への提言
(1)平時(2)緊張時(3)有時の段階別協力体制の具体化
非常事態を避けた政府の防衛姿勢
自衛隊を精強にするためには
不射の射
十分な訓練ができない悩み
国を守る気概
資料有

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