昭和史の天皇 4
原爆を抱いて
ためらう科学者
学者委員が大激論
日本へどう使うか
大統領、投下に同意
科学者の反論むなし
矢はつるを離れた
四つの目標都市
特別の部隊を編成
最後の決断を待つ
゛本命″の実験も成功
爆撃命令の承認
微妙な゛八月三日ごろ″
部品、テニアン島へ
命中した模擬爆弾
広島上空、雲切れる
運命の日の天候
投下用B29の電波
東京にも同符号機
日本の原爆
スタート、米の直後
公開、一転し軍機に
頭脳結集「二号研究」
熱拡散法しかない
一発勝負の実験
研究より資材集め
フッ素研究も難航
次はウラン作り
できた待望の結晶
炭素もデンプンで
苦心の分離筒完成
苦心重ねての実験
ウラン分離始まる
六回に及ぶテスト
ウラン分離に失敗
空襲、分離筒も焼く
軍がウラン鉱捜し
ドイツ政府へ依頼
朝鮮に大量の原鉱
福島県に工場疎開
尼崎にも大分離筒
熱拡散法は失敗
珍妙な゛特高軍研究室″
二号研究に悲観論
海軍は京大に一任
原子力応用を調査
一度は研究を中断
連鎖反応を立証
金属ウランも作る
超遠心分離に苦心
チエ持ちより設計
臨界量も割り出す
陸軍も中止論へ
くやしく、情けなく
万感こめて被害調査
補遺、「荒勝先生覚え書き
広島第一報
爆痕がないぞ…?
強烈で寄妙な兵器
出勤途中、李殿下も
黒い死の影ひそむ
仁科博士゛原爆です″
゛白色の着衣徹底を″
一定角度の焼け跡
爆心点は球場付近
物質に死の放射線
笑えぬ゛特殊火薬説″
生々しい報告内容
水爆の構想を予言
「ソ連参戦」の波紋
ラジオゾンデ回収
原爆と一緒に手紙
軍は驚き、手紙隠す
発信、加州大の旧友
京大調査隊の悲劇
山津波で十人殉職
克明な尾形日記
゛一刻も早く和平へ″
一号演習-陛下の周辺・その一
最後まで゛一号演習″
防空室の補強作戦
物、人、技術者に苦労
決意の゛師団長旗″
゛一号演習″はじまる
工事現場に擬装網
皇居上空から゛偵察″
巨大な網の天井
14メートルの新しい小山
延ベ12万人を動員
下痢患者が続出
師団長と心の交流
消灯でさんざ苦労
司令部の中心参謀
兵力動員に一苦労
森師団長と古賀参謀
答礼に二等兵感激
視察、労をねぎらう
扉のそばにボンベ
送電、換気、水に苦心
会議室、明るく重厚
極秘の無線電話機