図書キミツ ヘイキ ノ ゼンボウ000003187

機密兵器の全貌

サブタイトル1~10
わが軍事科学技術の真相と反省 2
編著者名
千藤 三千造 [ほか]著
出版者
興洋社
出版年月
1952年(昭和27年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
351p
ISBN
NDC(分類)
559
請求記号
559/Se59
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第1部
危急存亡の秘密兵器導入の経緯(元海軍技術中佐・巌谷英一)
独逸に対する秘密兵器(噴射推進式飛行機)譲渡申入の経緯
心細い日独間の連絡輸送状況
Me-二六二型、Me-一六三型戦闘機及びBMW-〇〇三型、JUMO-〇〇四型、HKW-五〇九型噴射機
重大使命を担つて伯林を後に
見果てぬ夢
ロリアンの基地
海底航行の日誌
秋水、橘花
後日物語
戦局悪化に対処するジエットエンジン(橘花)の出現とその結果(元海軍技術大尉・牧浦隆太郎)
ターボジエットの一般概念
戦局の緊迫に伴うジエット機の出現
日本海軍に於けるターボジェットの濫觴と戦局の変遷に伴うその経過
ジエット機“橘花”計画の具体化と「ネ-一二」型から「ネ-二〇」型への移行
試作に至る迄の諸経過と噴進部の誕生
試作一号機の運転と秦野町への疎開
軸流圧縮機吐出圧力不足とその対策
燃焼器バックファイヤーの問題
タービン翼亀裂の問題
スラストベヤリング焼損、そして新機軸生る
補機類に関する問題
推力測定
完成機に於ける性能運転
飛行実験
燃料問題
試作中附帯して行われた諸実験
生産上の問題
ロケットエンジンと局地戦闘機「秋水」の試作より進発まで(元海軍技術少佐・藤平右近)
ロケットエンヂンとは
「秋水」用ロケットエンヂンの概要
ロケットエンジンの生い立ち
試作研究のスタート
三菱長崎兵器製作所に於ける燃焼実験の成功
ポンプの性能出づ
三菱名古屋発動機製作所のB29による被爆
三菱名古屋発動機製作所実験陣の横須賀移転
夏島実験場の実験
広海軍工廠の援助
三点支持ポンプ爆発事故
噴進部の新設と疎開
試験飛行の準備まで
初試飛行
試験飛行失敗の原因
再び爆発事故発生す
ついに終戦となる
「秋水」の戦力化の遅れた原因
科学殉難の士をしのんで
所感
第2部
電子技術兵器の実態(元海軍技術大佐工学博士・伊藤庸二)
電子技術の近代性
海軍電子技術とその技術組織
電子技術兵器研究の概説
電波兵器の躍動
電波探信儀
電探対抗兵器
電波応用兵器
物理懇談会とは(原子爆弾と強力電波の実相)
通信兵器の特質と電波伝播
海軍通信の概略と通信兵器
有線通信の利用
隊内通信
水中無線通信
米側から見たわが国の電波電播
磁気兵器の登場とその実効果
日本に於ける初期研究
太平洋戦争中の発達
音響兵器の情勢と戦時の動向(元海軍技術大佐理学博士・久山多美男)
音響界の情勢
音響兵器研究の概要
音響兵器の基礎及び部分研究
第3部
わが日本海軍砲熕技術の実相(元海軍技術中将・清水文雄)
まえがき
軍艦大和に搭載の砲熕兵器の詳細
砲熕兵器と基礎科学の矛盾
砲熕技術発達の過程
世界に誇つた最大巨砲の実態とその他の兵器
四六糎三連装砲塔とは
四六糎砲徹甲弾の構造とその特性はどんなものであつたか
わが国に於ける徹甲弾の製造とその偉力
遠達性弾丸の登場とその結果
ロケット弾(噴進弾)と散開弾
軍艦大和の主砲射撃指揮装置の詳細
機銃兵器の性能と種類はどうであつたか
機銃生産の実態は
砲熕兵器の量産方式とその成果
砲熕兵器の生産技術状態
豊川海軍工廠に於ける量産技術
豊川海軍工廠に於ける生産能率
機銃部に於ける日本能率協会の支援と指導
火工部に於ける自動盤採用の決断
火薬及び火工兵器とは
無煙火薬の発達経過
砲用火薬の発達
軍艦大和の主砲用火薬
生産の拡充とその結果
各種機銃用火薬の採用
研究の経過
生産施設の拡充はどうであつたか
研究上の諸問題は何であつたか
ロケット用火薬の要求出ず
火薬式ロケット
ロケット用火薬の研究
火薬生産の状況
爆薬及び爆薬火工兵器の発達
ピクリン酸全盛時代
各種新爆薬の採用
爆薬の生産は戦線の要求に応じられたか
爆薬の行き詰りと原子爆弾
爆薬研究の行き詰り
一方向に猛威力を出す桜弾
原子力研究の真相
火薬類生産の実状
火薬生産に対する海軍の心構え
軍用火薬工業と一般化学工業
火薬はどの位製造されたか
海軍の火薬技術を省みて
魚雷の構造概要
世界に誇つた酸素魚雷の偉力
飛行機用魚雷
電気魚雷の特徴と実戦の結果
原動力素に関連する研究
爆発尖及び頭部の研究
艦底起爆装置
魚雷の特殊操柁法