図書タイニチ ジュウネン000002776

滞日十年 下巻

サブタイトル1~10
日記・公文書・私文書に基く記録
編著者名
グルー ジヨセフ C 著者/石川 欣一 訳者
出版者
毎日新聞社
出版年月
1948年(昭和23年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
344,16p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/G84/2
保管場所
閉架一般
内容注記
【Ten years in japan.・の翻訳】
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第5章 一つの世界と二つの戦争
(一九三九年十月十日―一九四一年十二月八日)
重大時局始まる
ポーランド大使日本が反独であることを発見する
「馬の口」演説
「馬の口から一直線に」
歴史的演説の背景
ある種の日本人居ずまいを正し、気がつき始めること
危機の二ケ月
対日米国関係それかこれか
主に痛感されるもの二つ
日本撃破は可能か
「東亜新秩序」
孤立化された日本は望ましきや
野村外相との三つの会談
米内提督、新内閣を率いる
有田外務省に戻る
日英事件米国大使の影を薄くする
F・D・Rからの賛辞
日本の躊躇増加す
有田、野村が開始した会談を終らせる
日本と蘭印
「我を本来のウイルキイ支持者と考えよ」
日本の葬儀、別の日本を想起させる
ドイツの勝利、日米関係を尾方錐揉させる
松岡外相との最初の会談
松岡からルーズヴェルトへ
ルーズヴェルト大統領松岡外相に答う
日本、逆落しに枢軸に接近す
松岡とスタインハート会合する
日本の新体制、迅速に起る
日本が留意することを忘れた警告
松岡、仏印に対する日本の最後通牒を説明す
日本完全なる枢軸の一員となる
枢軸への協力に疑念を持つ日本人もいる
松岡、日本が枢軸と結んだ理由を説明す
松岡、二時間十五分語る
日本米国の率先を恐れる
ヒロヒトと近衛は三国同盟を本当にどう考えていたか
現に親日的活動の由をもつて服役中の米国編集長、大使館を訪問す
日本の枢軸帰依に関する第二の思策
野村提督駐米大使に任命される
松岡、ルーズヴェルト・野村を語る
日本二六〇〇回の誕生日を祝う
三国条約背後の人としての松岡
日本南方を見やる
日本が米国へ親善使節を送ることの無益さ
「枢軸国はこの戦争に勝たない」
大統領極東危機を約言す
原口将軍の賀状
ルーズヴェルト対リンドバーグ
ドイツ、日米絶交につとめる
日本の新聞、対米戦争を警告す
松岡との衝突
野村任命の唯一の価値
日本の礼儀正しさ
真珠湾奇襲の最初の噂
日本の眼に映じた戦争屋米国
日米関係かくの如く暗澹たりしことなし
日本のちよこちよこ食い続く
松岡の仲裁申出内輪話
外交的晴雨計としてのゴルフ
松岡との会談を考える
日本国内での乱暴な日本人
日本の政治家打解ける
日本人自己欺瞞の短い実例史
ウイルキイ推讃
日本の南進足踏みする
日本がシンガポールを攻撃するという噂しきりに飛ぶ
日ソ不可侵条約
日ソ条約の背景
ドイツはソ連を攻撃するか
松岡黒竜会に報告する
松岡やりすぎる
皇太后訪問
日本の外交政策にあらわれた明白な分裂
松岡外務大臣主演非正統派外交の一章
ドイツ日本の蘭印攻撃を迫る
独ソ戦争前夜における日本の国内情勢
ドイツ、ソ連を攻撃す、その第一印象
日本、独ソ戦争によつて窮地に陥る
日本、ソ連に対して用心深く見守る政策をとる
日本、対ソ陰謀を否定す
ルーズヴェルト大統領近衛首相に日ソ開戦近しとの報告の否定を要求す
日本ドイツのソ連攻撃の棚卸しをすること
日本の動員努力最高潮に達する
英国人の一友人が心底から手紙を書く
ヴィシイ、仏印の基地を日本に譲る
豊田外相日本が仏印を保護することに決定した理由を説明する
米国の資産凍結令日本と中国に応用される
日本の新外相は何故夜ねることが出来ないか
日米平和の希望閃めく
日米両国戦争の八ヤード前までくる
日本の内部的薄弱に関する内報
日本から見たルーズヴェルト、チャーチルの大西洋会見
豊田外相の平和提案
満州における中国人の不穏報告さる
石油輸出禁止と資産凍結、日本に影響を及ぼす
近衛公爵との晩餐
大使館参事官、近衛の秘書と語る
中国に対する日本の講和提議
ルーズヴェルト・近衛会談に関する日本の条件、再述さる
駐日大使の国務長官宛報告
最後的日米会談の背景
日本の平和への希望一層高まる
近衛公爵だけが平和を助けることが出来る
奉天の白系〓人日本のために動員さる
ドウーマン再び牛場と会う
凍結令日本を破算に近づける
豊田提督再びルーズヴェルト、近衛会見の促進をはかる
近衛内閣瓦解す
近衛公爵との手紙の往復
私は答えた
米国大使館内での西部劇的傾向
東条政府の分析
西外務次官について
「妥協、妥協、妥協」
天皇は如何に干渉したか
ウォーズワースの英国とチャーチルの英国と
東条内閣に対するドイツの反応
東郷外相引見す
駐日大使より国務長官への報告
国家的ハラキリ可能的なるに止らず蓋然的なり
来棲渡米の準備をする
日本の新聞喰つてかかる
東郷と重光道理を聞き分ける
何故日本はソ連と戦争するよりも慎重に待つていようとするのか
日本の新聞控え目になる
チャーチル一時間後の開戦を誓う
「犬は怖いと吠える」
東条議会で演説する
平和維持は米国の責任なり
近衛公爵を再考する
来棲の使命ドイツを当惑させる
米国の十ケ条提案日本に着く
米国の提案に対する日本の悲観的反応
東郷失望する
「ワシントンはわれわれに最後通牒をよこした」
米国が遅延を講じているとの疑念日本で高まる
ルーズヴェルト、裕仁に訴える

第6章 一つの世界と一つの戦争
(一九四一年十二月八日―一九四二年五月三十一日)
戦争
日本の捕虜
大使館の日本人使用人を推讃する
圧力下の愛嬌
スイス引受ける
日本下級官吏の活動
クリスマスの晩とクリスマスの日
外交官の交換手配さる
日本の友人、誠実さを続ける
新年始まる
ホール・イン・ワン
「われわれは忙しい」
交換
パプスト将軍の葬儀
シンガポール陥落
日本は圧倒的に破られねばならぬ
駐日大使としての十周年
純然たる追剥行為
ワシントンの誕生日
日本の敗北は確実なり
ヤンキーの追憶
大使館の覚え書、(社交その他)
日本を選んだ米国生れの一日本人
ゴルフを拒む何故か
出発の計画いまだ点火せず
ジミイ・ドウーリトル東京を空襲する
パタアンと珊瑚海の後
出発準備
招魂祭日の演説「われらの祖国」

年表・索引