図書カゴシマ ヒャクネン000002767

鹿児島百年 上

サブタイトル1~10
幕末編
編著者名
南日本新聞社 編者
出版者
謙光社
出版年月
1968年(昭和43年)1月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
12,405p
ISBN
NDC(分類)
219.7
請求記号
219.7/Mi37/1
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
南日本新聞社明治百年記念出版  年表:p393
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

序文(司馬遼太郎、鮫島志芽太)
第1章 斉彬登場
保守・革新があげて推す
その後援者たち
朝顔を愛し槍に励み
母と曾祖父
悪役・調所広郷
妖術合戦
「高崎くずれ」突発
発掘死体に再極刑
反主流派根絶す
四人の脱藩者
斉溥・救助に動く
晴れて鹿児島の地に
第2章 花ひらく
斉彬の英雄評
常平倉
迷信否定が科学でない
阿久根の養殖真珠
石炭発掘行
反射炉にいどむ
蘭人の見た集成館
郷中教育
教育改革に着手
朱子学の薩藩
有馬新七が感奮
「二つびんた」殿
その風貌
徳川将軍の岳父に
第3章 南の潮騒
新「いろは丸」着工
中浜万次郎の予告
幕府“島津幕府”を恐る
清国の影響
日の丸の制定へ
抵抗する黒丸派
国産第一号の蒸気船
欧米へ留学生を
蒸気軍艦への執念
琉球が折れる
斉彬の急死
「毒殺死ではないか」
悲報、国内を走る
市来四郎の困惑
小さな一冊の本
第4章 士民窮乏の歌
カライモ郷士
アルバイト郷士
木挽と仕明五郎どん
加世田一揆の底流
ぬれ紙一枚
生活の「ことわざ」
「泣こよかひつとべ」
西目から東目に
東目の農民たち
「こわい正月がくる」
第5章 飢える島民
圧政を刻む島歌
砂糖地獄
二重にしぼりとる
犬田布騒動
竜郷の西郷吉之助
西郷・沖永良部へ
「欲を去ること」
島の教養が高いわけ
永良部社倉の由来
第6章 一向宗追わる
講は偽装手段だった
仏飯講の直右衛門
地獄絵図
禁圧のよりどころ
信者は島津一門にも
水俣の「薩摩部屋」
奥羽まで逃げる
第7章 海の男たち
密貿易王・浜崎太平次
大坂よりもマラッカへ
いさば船は行く
唐物
斉彬と太平次
八丈流島の庄右衛門
第8章 精忠組始末記
維新は示現流の剣客が
「朝に三千、夕べに八千」
森山新蔵が財力で援助
西郷・月照の入水
精忠組が不満燃やす
「水の西郷・火の大久保」
船長は“人切り新兵衛”
脱藩計画がもれる
再度、脱藩を図る
桜田門の変
蓮寿尼は嘆く
久光、出兵上京す
淀川を上る有馬決起隊
血に染まる寺田屋
「おいごと刺せ」
第9章 生麦村の出会い
慶喜擁立に成功
英人たちを切る
「かごを離るんな」
困った幕府
臨戦体制にはいる
五代と西郷の心配
第10章 薩英戦争
英艦隊がやってきた日
諸郷隊もかけつけた
正使、旗艦を訪問
スイカ売り決死隊
戦機熟す
砲撃開始
“後進国砲”奮戦す
東郷益子の陣中慰問
非戦闘員も奮戦す
沖小島の青山砲隊
戦争の“勘定書き”
和平交渉に動く
重野厚之烝の談判
かくて和平成立
第11章 欧州へ留学生を
五代友厚の眼力
英商・グラバー
歴史的な五代建言書
二十人を選ぶ
欧州留学生の伝統
チョンマゲを落とす
“いたましき”せっぷん
ロンドンの勉学
英外交界を動かす
豪商・モンブラン
紡績機械を買う
第12章 米国の留学生たち
第二次は米国へ
ブドウ王・磯永彦助
憤死した留学生たち
教育の恩人・森有礼
第13章 パリ万博の薩摩政府
「薩摩琉球国」勲章
開幕前に「紛糾劇」
複数の日本国代表
サツマ政府売りだす
ムスメとキモノ
第14章 錦江湾繁盛
「生きたエンゲルス」がくる
世界最高の豪華料理
外国船漂着
サイクロン号の三人
紡績百年の碑
異人館
一粒の麦、泉州堺に
第15章 王政へ討幕へ
竜馬が薩摩に
薩長連合の密約
キャンスー号を買う
春日丸船将、赤塚源六
藩論「挙兵討幕」へ
十二月九日のクーデター
「短刀一本で片がつく」
江戸藩邸が炎上
慶喜の薩藩人物論
第16章 戊辰の出軍
鳥羽街道で開戦
一万五千対四千
勝因・敗因
伊地知正治の軍略
奥羽越列藩硬化す
従軍料を五両とる
大津十七の提言
私領五番隊進発
庄内藩、降伏に
「これが王者の師の態度」
城受けとりは高ゲタで
薩藩士風の一面
かくて岩川郷誕生
庄内士七十八人が来鹿
西郷吉之助の涙
菅実秀の敬慕
黒崎馨の生涯
下級武士が台頭した
第17章 寺こわし
神に追われる仏
キク女の信心
“浮かばれぬ仏”
ついに一寺も残さず
第18章 赤倉病院
鹿大付属病院完工の日
京・相国寺内薩藩病院
幼稚な漢方医
ウイリスを迎える
高木兼寛の周囲
患者一万五千人
挙兵の朝の別れ
第19章 ゆらぐ藩政
松方正義の廃藩置県論
「久光が」と呼び捨てた
“桂内閣”成立
常備隊をつくる
“殿称”が“一士族”に
鬼三島乗りこむ
仏地頭か悪地頭か
高岡・トマ騒動
歌人地頭の善政
第20章 常備隊解散
君が代事始め
国歌の採用者
西・薩藩軍楽伝習所長
教導職の剛腹たち
最後の吉野大調練
藩政から県治へ
年表あり