図書グンジン チョクユ キンカイ000002705

軍人勅諭謹解

サブタイトル1~10
編著者名
友田 宜剛 著者
出版者
琢磨社
出版年月
1934年(昭和9年)10月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
18,362p
ISBN
NDC(分類)
390.7
請求記号
390.7/To61
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

明治十五年陸海軍人の賜はりたる勅諭
軍人精神の宿つた軍人
御勅諭の大意
我国の軍隊は世々天皇の統率し給ふ所にそある
略説
大断案
語句の解
説話
兵馬の大権
三種の神器
神剣と兵馬の大権
大権の起原
史的例証
古事記の一節
二神御奉仕のさま
神武天皇御親征の略説
四道将軍と兵馬の大権
武埴安彦の叛
日本武尊
神功皇后
鎌倉以後の兵馬の大権の所在
維新の大業と大権の確立
憲法に見はれたる大権
憲法の条章
昔神武天皇躬つから大伴物部の兵ともを率ゐ
大意
語釈
神武天皇
御諡号のこと
大伴
物部
中国
まつろはぬものども
神武天皇御親征に関する史実古事記、日向を発し給ふ条
日本書紀、同上
古事記、宇豆毘古嚮導の条
その感想と語釈
長髄彦との御会戦の条
その感想と語釈
高倉下霊剣を献ずる条
その感想と語釈
日本書紀、八咫烏先導の条
古事記、八咫烏先導の条
兄宇迦斯兄弟招致の条
その感想と語釈
忍坂の大室の条
その感想と語釈
長髄彦誅戮の条
その感想と語釈
兄師木弟師木討伐の条
日本書紀の抜き読み
平瓮厳瓮のこと
弟猾の献策
戦勝無驕
皇師大挙
慰将卒之心
金色霊鵄
意欲窮誅
饒速日命の忠効
建軍本義の淵源
高御座に即かせられて天下しろしめし給ひしより二千五百有余年を経ぬ
大意
語釈
しろしめすとうしはく
橿原奠都の詔
紀元元年
御即位・立后・御称号
歴代天皇
此のカン世の様の移り換るに随ひて兵制の沿革も亦屡なりき
大意
語釈
兵制沿革の概表
国初文武一途
中世唐制の〓傚
武門の称
兵農分る
武士の称
源平二氏
二氏の箝制
古は天皇躬つから軍隊を率ゐ給ふ御制にて
大意及び語釈
史実
景行天皇熊襲御親征
日本武尊を太子と申し奉る所以
日本武尊熊襲御征伐(古事記)
御帰途
出雲建御討伐(古事記)
東夷御征伐(書紀)
聖勅並に奉答(書紀)
東夷御征伐(古事記)
阿豆麻波夜
酒折宮
御征途中の御薨去
日本書紀伸哀天皇の条
敦賀より長門までの御途次九州路への行幸啓
橿日宮
熊襲の御討議
御征途中の崩御
御大喪の善後策
神功皇后
皇后御遠征の御志
御前会議
準備の練兵
密なる御謀
出征に臨んでの御訓諭
神助
御開胎のこと
水軍堂々一挙に敵国を震駭せしむ
降伏して朝貢を誓ふ
寛仁なる御処置
朝貢の実行
二国、風を望んで降る
朝鮮に於ける我が国の勢力
必ず朕が意を成せよ
新羅、唐と結んで百済を滅ぼす
百済の苦境
百済救を請ふ
斉明天皇百済を救ふの聖詔
御親征間近にして天皇崩御
天智天皇の元年
皇軍堂々海を渡る
仁義のいくさ
中世に至りて文武の制度皆唐国風に傚はせ給ひ
大意及び語釈
文武の意義
支那風の模倣
六衛府
馬寮
防人
文弱
兵農わかる
徴兵
武士
兵馬の権

武士の棟梁
幕府の創始
武家政治七百年
我国体
神勅
中世頃の中央政府
軍制
軍団の編成
防人
三関城・烽台
明治の御代の徴兵の詔
律令
令義解の抜萃
宮衛令
軍防令
万葉の歌数首
藤原広嗣の叛について
恵美押勝の叛について
新羅朝貢を欠いたについて
蝦夷について
鎮夷将軍のいろいろ
多賀城の築造
坂上田村麿
文室綿磨
文化と文弱
藤原氏の権勢
尚武の風地に堕つ
三善清行の封事
武門武士の発生
武家階級の勃興
物的方面の観察
私有地一
私有地二
私有地三
私有地四
人的方面の観察
武士・武門・武家
農民的要素
武家階級
当時の世相
盗賊
将門純友の乱
奥羽の悩み
関東の兵
壮兵の姿となる
住人
武門の種類
源平二氏
二大勢力
行賞なし
棟梁たる地位従属
禁止の勅
両氏勢力の逆転の初
忠盛の事
荘園の争
保元の乱
平治の乱
二氏勢力の消長
平氏の全盛
平氏の滅亡
源氏の興隆
鎌倉幕府の創立
守護地頭
総追捕使・総地頭
政所・問註所
泣く子と地頭
征夷大将軍
源氏は滅びて幕府は亡びず
源氏と北条との関係
執権職
世々の天皇の御憂
後鳥羽天皇北面の武士
西面の武士
おどろの下
天運未到
承久の乱
義時の決意
二将の差遣
北条父子の問答
義時の心術及びその批評
都でのさわぎ
大勢非なり
乱の終結
配流と廃立
乱についての概評
新島守
新院の御事
中院の御事
御譲位の御事
どこまでも悪辣な処分
六波羅探題
大逆行為
泰時時頼の善政
時宗の功
功罪相償はず
北条高時
正中の変
元弘の乱
正成以下勤王の諸将
北条の滅亡
建武の中興
神皇正統記
足利氏は源氏から出た
新田も源氏から
後醍醐天皇隠岐より御還幸
乱後の処置
中興の謳歌
宗廟の御計らひ
処置上の注意
中興の面目
うしと見し世ぞ今は恋しき
中興の瓦解
反旗翻る
足利高氏に対する痛評
天の盗賊
介子推の挿話
又武家の世になりぬ
政道の三要件
上古の法に背けり
乱りがはしき始め
清盛について
頼朝について
行賞不当の弊
濫授の弊
人臣の道
あきれはてたる当時の諺
あゝ末世
君は万姓の主
後醍醐天皇の御遺詔
足利の乱世
織田氏亡び豊臣氏興る
豊臣氏亡び徳川氏興る
武家時代に於ける皇室
経済政治思想の三方面
経済方面の観察
政治方面の観察
形式的方面
実質的方面
宮廷政治
他の大部分の政治
武家時代最後の場合
武家時代の初め
武家政府中頃
国家の主権
思想方面の観察
宗教的性質
祭政一致
鎌倉時代
室町時代
武家政府を造つた人々
暗夜の極星
以上の所論について
降りて弘化嘉永の頃より徳川の幕府其政衰へ
大意
語釈
史実のあらまし
徳川の政策
昇平の余弊
鎖国主義
当時欧洲の大勢
露西亜の暴慢
北辺の守備
露国の執拗
間宮林蔵
英米亦虎視耽耽
海防論の勃興
林子平
渡辺華山
高野長英
黒船来る
桜田事件
幕府の対策
生麦事件
下関事件
孝明天皇の崩御
仁孝天皇の御遺旨
学習院創立の思召
外患調伏の御祈其の一、其の二、其の三、其の四、其の五
然るに朕幼くして天津日嗣を受けし初
征夷大将軍の解
大名小名の解
版籍奉還の意義
史的事実
「明治天皇御聖徳」の抜萃
大政復古の新内閣成る
新政令
明治と改元
太政官
明治元年三月十四日の御大典
五箇条の御誓文
撫民安国の御宸翰
是文武の忠臣良弼ありて朕を輔翼せる功績なり
大意
御文面の筋
語釈
大義
史実
忠臣良弼
新政令の草案者
王政に公武の別なし
蟄居中の計画
宿弊排除
君臣水魚
順逆大義の弁知
江戸追討の件
平和論
八百八町焦土を免る
彰義隊の変
帰順相次ぐ
要約
されは此時に於て兵制を更め我国の光を輝さん
大意
語釈
兵制軍事

兵制建設の御軫念
高島秋帆
江川坦庵
洋式の三兵隊
統一難
大村益次郎
兵制調査の渡欧
四鎮台
軍事当局の変遷
徴兵制度
徴兵ノ詔
二難事は杞憂
六軍管
諸兵種の編制
初度の軍旗授与
幹部教育
西南戦争によつて得たるもの
陸軍軍務
徴兵令の改正
軍隊教育の発達
海外留学生
勅諭の御下賜
明治初年の軍艦
当今第一の急務
海軍兵学寮
艦隊編制
明治五年当時の海軍力
海軍始めの式天覧
宮廷ノ用度ヲ減じ軍資に充ツル詔
鎮守府制度の設置
軍艦建造
水卸式の勅語
軍人勅諭の拝戴と海軍の拡張
二十五年の造艦計画
戦艦費ニ関スル優詔
内廷費の御節約
発達の精神的原動力
六十年の輝く歴史より陸海軍の活動を除き去つたらば
夫兵馬の大権は朕か統ふる所なれは
大意
語釈
文武の大権
大権掌握の御事実
公卿の馬術を御所望
天覧演習表
大和田の大演習
雨天の御野立
習志野地名の記
広島大本営の御事
明治天皇御製
三十七年の御製
三十八年の御製
朕は汝等軍人の大元帥なるそされは朕は
感激
語釈
股肱
聖諭管見引用
不可分離の関係
この関係は神武天皇より
六年の長年月
この関係は国体に淵源す
頭首股肱の観念には暖かい意味が含まれてゐる
君に恋すべし
軍人思ひの御製
朕か国家を保護して上天の恵に応し
大意
語釈
上天
まゐらする
我国の稜威振はさることあらは汝等能く
大意
稜威
振ふの意義
職責としての憂
御威徳の然らしむる所
我武維揚る
汝等皆其職を守り朕と一心になりて
一つ心になる
蒼生
朕斯も深く汝等軍人に望むなれは
一軍人は忠節を尽すを本分とすへし
忠節を尽す
忠とは
節とは
凡生を我国に禀くるもの誰かは国に報ゆるの心
大意
語釈
忠節と報国
君と国と一体不二
世界いづれの処に忠君と報国と一致する所ありや
軍人にして報国の心堅固ならさるは
大意
語釈
藁人形も時としては戦功を立てる
其隊伍も整ひ節制も正くとも
大意
語釈
抑国家を保護し国権を維持するは兵力にあれは
大意
語釈
兵力と国運
何の暇あつてか他を顧みん
軍人は超然卓爾たるべし
軍人の大責任
二兎を追ふ者
義は重い
生を捨てゝ義を取らん
汚名不覚
一軍人は礼儀を正くすへし
大意
礼儀の解
上が下に対しても
礼は敬を主とす
凡軍人には上元帥より下一卒に至るまて
大意
服従
絶対服従
統属
下級のものは上官の命を承ること
大意
勅諭衍義の引用
己か隷属する所にあらすとも
大意
又下級のものに向ひ聊も軽侮驕傲の振舞あるへからす
大意
語釈
一兵士も亦是れ股肱
顔色を仮さず
威厳
慈愛第一
若軍人たるものにして礼儀を紊り
大意
語釈
一軍人は武勇を尚ふへし
大意
語釈
若し武勇が無かつたら
夫武勇は我国にては古よりいとも貴へる所なれは
大意
輝く歴史に見て
さはあれ武勇には大勇あり小勇ありて同しからす
大意
大勇小勇
血気にはやる
大勇とは
軍人たらんものは常に能く義理を弁へ
大意
義理を弁ふ
武職とは
されは武勇を尚ふものは常々人に接るには
大意
温和第一
一軍人は信義を重んすへし
大意
凡信義を守ること常の道にはあれと
大意
信といふ字
儒教では
義といふ文字
儒教では
されは信義を尽さむと思はゝ始より
大意
食言の罪
思はゞ
よしなき関係
古より或は小節の信義を立てんとて
大意
晩節
大小軽重
小節の信義
大綱の順逆
英雄豪傑ども
ものを
一軍人は質素を旨とすへし
大意
質素
武士道の要素
凡質素を旨とせされは文弱に流れ
大意
語釈
此風一たひ軍人のカンに起りては
大意
語釈
免黜条例
な思ひそ
免黜条例第二十一条、第二十二条、第二十三条
独り質素の条は
右の五ケ条は軍人たらんもの暫も忽にすへからす
大意

儒教でも
心誠ならされは如何なる嘉言も善行も
大意
だに
天地の公道
但し軍人は
常経
汝等軍人能く朕か訓に遵ひて
大意
御名
御下賜の日
御下賜の手つゞき
陛下の御手づから
聖諭管見の抜萃
二十七八年戦役後の勅語
五箇条
股肱
五事一誠
三十七八年戦役後の勅語
五箇条
責務
股肱
世界戦争後の勅語
御践祚の時の勅諭
明治天皇は軍人精神の権化
御大孝即ち御大忠
藤原藤房に追賞の勅宣
義士の墓を弔ひ給ふ
古忠臣の御旌表
靖国神社に行幸七回
御勇武
武骨な御動作
軍隊の御訓練
御乗馬
大演習の御統監ぶり
御礼儀
御信義御質素
広島大本営の御生活
四兵の花瓶
聖諭の歌
御勅諭格言集
忠節
礼儀
武勇
信義
質素