図書ダイトウア センソウ コウテイロン000002606

大東亜戦争肯定論

サブタイトル1~10
編著者名
林 房雄 著者
出版者
番町書房
出版年月
1964年(昭和39年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
263p
ISBN
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/H48/1
保管場所
閉架一般
内容注記
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第1章 「東亜百年戦争」―約一世紀つづいた「一つの長い戦争」
一つの小さな動機
日本人自身の目による再照明
「あきれるばかりにふんだんな戦争」
「明治以来五十年の軍国主義教育」
「女性化時代を排す」
「理性的ナショナリズム」
三つの史観
大東亜戦争(太平洋戦争)は百年戦争であった
黒船はペルリが最初ではなかった
吉田松陰の「幽囚録」
橋本左内の「日露同盟論」
島津斉彬の「大陸出撃策」
開国即攘夷
斉彬の「富国強兵策」
第2章 「薩英戦争」と「馬関戦争」―予想を越えた日本の抵抗力
生麦事件
予想以上の抵抗
長州藩の善戦
日本占領は不可能であった
トインビー「文明の実験」
ライシャワー博士の意見
民族的激情としての攘夷熱
第3章 明治維新と「英仏謀略戦」―坂本竜馬スパイ説
維新に加えられた「国際的圧力」
マルクス派史学の不毛性
「民族主義的見地」の登場
坂本竜馬スパイ説
西郷隆盛の抵抗
福沢諭吉と徳川慶喜
岩倉具視の「全国合同策」
中岡慎太郎の「時勢論」
西郷隆盛とパークス
森鴎外の「堺事件」
「ライシャワー路線」?
江戸城明け渡しの意味
第4章 「征韓論」―挫折した出撃
「明治史の分水嶺」
徳富蘇峰の労作
戦後史家の「曲学」
「征韓論」の前史
木戸孝允の征韓論
佐田白茅、森山茂、柳原前光
西郷隆盛の征韓論
戴天仇の「日本論」
日本人自身の意見
四年前の私の西郷論
第5章 武装せる天皇制―未解決の宿題
日本人の宿題としての天皇制
マッカーサーの軍人的意見
天皇制の「変形」
天皇の「神格否定」の意味
竹山道雄論文の重要性
「東京裁判」を否定する
「天皇土俗説」
マッカーサーは天皇制を避けて通った
日本共産党もまた!
天皇制武装と軍人勅諭
七百年の空白
武装天皇制の前進
非武装天皇制
仮説「百年戦争論」の意義
第6章 日清戦争と三国干渉―「日本の悲壮な運命」
日清戦争の前奏曲
初期議会の「混乱」
海軍大臣の「蛮勇演説」
「双生児」の握手
内村鑑三の主戦論と非戦論
三国干渉への屈服
「無謀な戦争」
政府は常に「非戦論」
「日本の悲壮な運命」
丸山真男教授の嘲笑
第7章 日露戦争の推進者―日本の「右翼」の源流
三国干渉と徳富蘇峰
蘇峰の「変節」の意味
政府の「非戦論」
右翼の「浪人精神」
右翼は「暗黒勢力」ではない
第8章 右翼とファッシズム―日本にはファッシズムはなかった
「天皇制ファッシズム」という俗論
丸山教授の「公平な分析」
左右の無法者たち
民権論と国権論は二にして一つ
自由党は愛国党
玄洋社の「転向」
太平洋戦争は日露戦争の直後に始まった
上山・淡両氏の反論に答える