図書目録ニホン メイブン オトクロン資料番号:000002272

日本名分汚涜論

サブタイトル
日欧米史説
編著者名
藤田 精一 著者
出版者
楽園書房
出版年月
1934年(昭和9年)4月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
313p
ISBN
NDC(分類)
210.58
請求記号
210.58/F67
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

外編
第1章 欧米人、我将軍家を“皇帝”と妄称した(元禄ケンプェル以前の分)
序説―日本皇帝説の見違ひ
公方は“皇帝”であると
頼朝・勝元・信長・秀吉・家康 皆“皇帝”に作り来たる
内裏と“皇帝”との関係推量
“国王”・“皇帝”などの文字の挿し入れや、抜き取り
当時の外人の日誌等に見られた“皇帝”家康・秀忠
第2章 欧米人、我将軍家を“皇帝”と妄称した(元禄ケンプェル以後の分)
“日本皇帝”説の勘違ひ
ケンプェル・ツンベルグの両“皇帝”説
長崎訛「ケイズル」〔附たり、内裏と将軍家〕
露国訛「テンジン公方陛下」〔附たり、将軍家“皇帝”説不当の目醒め〕
蘭王・米主・魯相等が国交書中の“日本皇帝”
“皇帝”称呼より大君称呼に作り変つた過程〔附たり日本側の大君説〕
第3章 欧米人は、過去の我公武制度を二元組織(Dual System)と妄称した
二元論の先を為した者
同上の次を為した者
同上に漸く止めを刺した者
〔附たり、欧米人の二元説に以たる邦人の両敬思想〕
第4章 欧米人は過去の我目附制度をスパイ(密偵)政治と妄称した
欧米人妄称の無作法振り
欧米人妄称の僻か目振り〔附たり、目附制度と相拒・相保主義(Principle of check an
第5章 欧米人は我国人を好戦国民と妄称した。而かもその領内に金銀島ありと妄信した
好戦国妄称の首倡
日本金銀島の探険先倡
妄称の真盛り
好戦妄称説より黄禍論まで
内編
第6章 外国記録中、日本人、我将軍家に対し“皇帝”の妄称と名分の汚涜・紊乱
序説
スペイン文記録中、日本人、我将軍を“皇帝”と妄称した
英文記録中、前同断
露文記録中、前同断
蘭・拉記録中、前同断
第7章外国記録中、我将軍家、自ら“皇帝”の妄称と名分の汚涜・紊乱
外国記録中、秀吉・家康等名分を汚涜・紊乱した
外国記録中、家光・家斎等名分を汚涜・紊乱した
第8章 過去の国際文書の自由翻訳に就いて
序説
翻訳に於ける尊称の変更第一(会意的意訳)
翻訳に於ける尊称の変更第二
翻訳に於ける尊称の変更第三
極端な随意翻訳
第9章 考定
外国記録中、日本人の“日本皇帝”の妄称、ツイにその実なし
第10章 日本記録中、日本人の『日本皇帝』の妄称ツイに名分上汚涜の科あり
日本人自ら日本文を以て、我将軍家を『皇帝』風に妄称した名分上の科
旧条約中、日本文を以て我将軍家を『国帝』と妄称した名分上の科
外国公文書和訳に我将軍の『皇帝』妄称を認容した名分汚涜の科
幕府者自ら日本人を以つて、我将軍家と『大君陛下』と妄称した名分汚涜の科
付録あり

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