福翁百話
- サブタイトル
- 附百余話
- 編著者名
- 福澤 諭吉 [著]
- 出版者
- 時事新報社
- 出版年月
- 1936年(昭和11年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 491p
- ISBN
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/F85
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 初版:1897
- 昭和館デジタルアーカイブ
宇宙
天工
天道人に可なり
前途の望
因果応報
謝恩の一念発起す可きや否や
人間の安心
善悪の標準は人の好悪に由て定まる
善は易くして悪は難し
人間の心は広大無辺なり
善心は美を愛するの情に出づ
恵与は人の為めに非ず
事物を軽く視て始めて活溌なるを得べし
至善を想像して之に達せんことを勉む
霊怪必ずしも咎むるに足らず
士流学者亦淫惑を免かれず
造化と争ふ
人間社会自から義務あり
一言一行等閑にす可らず
一夫一婦偕老同穴
配偶の撰択
家族団楽
苦楽の交易
夫婦の間啓意なかる可らず
国光一点の曇り
子に対して多を求むる勿れ
子として家産に依頼す可らず
衣食足りて尚ほ足らず
成年に達すれば独立す可し
世話の字の義を誤る勿れ
身体の発育こそ大切なれ
人事に学問の思想を要す
実学の必要
半信半疑は不可なり
女子教育と女権
男尊女卑の弊は専ら外形に在る者多し
止むことなくんば他人に託す
子弟の教育費に吝なり
人生の遺伝を視察す可し
子供の品格を高くす可し
独立の法
慈善は人の不幸を救ふに在るのみ
慈善に二様の別あり
婦人の再婚
情慾は到底制止す可らず
早婚必ずしも害あるに非す
女性の愛情
人事に裏面を忘る可らず
事業に信用の必要
人間の運不運
処世の勇気
独立は吾れに在て存す
熱心は深く蔵む可し
嘉言善行の説
人を善く視ると悪しく視ると
智恵は小出しにす可し
細々謹慎す可し
交際も亦小出しにす可し
察々の明は交際の法にあらず
智恵強弱の異なるは親愛の本なり
不行屈も亦愛嬌の一端なり
国は唯前進す可きのみ
空想は実行の原素なり
言論尚ほ自由ならざるものあり
富豪の経営は自から立国の必要なり
富豪の永続
人間の三種三等
富者安心の点
人心転変の機会
高尚の理は卑近の所に在り
教育の力は唯人の天賦を発達せしむるのみ
教育の功徳は子孫に及ぶ可し
教育の過度恐るゝに足らず
教育の価必ずしも高からず
富者必ずしも快楽多からず
国民の私産は即ち国財なり
子孫身体の永続を如何せん
生理学の大事
無学の不幸
謹んで医師の命に従ふ可し
空気は飲食よりも大切なり
形体と精神との関係
有形界の改進
改革す可きもの甚だ多し
人種改良
世は澆季ならず
正直は田舎漢の特性に非ず
古人必ずしも絶倫ならず
古物の真相
偏狂の事
人事難しと覚悟すべし
銭の外に名誉あり
政府は国民の公心を代表するものなり
政論
自得自省
史論
鯱立は芸に非ず
大人の人見知り
人生名誉の権利
人事に絶対の美なし
百余話
人生の独立
博識は雅俗共に博識なるべし
独立は独り財産のみに依る可らず
金と自身と孰れか大事
独立の根気
独立者の用心
文明の家庭は親友の集合なり
智徳の独立
独立の忠
独立の孝
立国
思想の中庸
人に交るの法易からず
名誉
禍福の発動機
貧書生の苦界
物理学
貧富苦楽の巡視
大節に臨んでは親子夫婦も会釈に及ばず
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