図書タイクン ノ シセツ000002249
大君の使節
サブタイトル1~10
幕末日本人の西欧体験 中公新書 163
編著者名
芳賀 徹 著者
出版者
中央公論社
出版年月
1968年(昭和43年)5月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
234p
ISBN
NDC(分類)
210.59
請求記号
210.59/H12
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
史料調査会旧蔵資料
目次
1 「夷狄の国」へ
品川沖出帆―「鎖国を担いで」
竹内使節派遣の背景と意図
使節団首脳の人選
使節メンバーの横顔
2 「大英帝国という連鎖の環」をたどる
「遠海の船中水火の苦しみ」
イギリス領香港の明暗
国際政治の狭間をゆく
ものの見方―市川と福沢
カイロにて―その壮麗と悲惨
英仏間のかけひき
日章旗と桃の花
3 第二帝政下のフランスを見る
春らんまんの農業国
「何でも見てやろう」
「宇内ニ冠絶シタル最上ノ楽土」
ナポレオン三世拝謁
「ナポレオン伝説」の重み
虚像からめざめる
4 外交交渉と学習の日々
開市開港延期交渉の渋滞
「ロンドン覚書」
オールコックの活躍
通訳の能力―森山・立・福沢
「奇書生」レオン・ド・ロニー
「日本詩人」福沢と松木
参事官柴田貞太郎の苦衷
5 随員福沢諭吉をめぐって
「科学者」日本人
洋学トリオ―福沢・松木・箕作
福沢のロンドン便り(1)
福沢のロンドン便り(2)
福沢の「ソフィスティケーション」
情熱の書『西洋事情』
6 優雅な旅路
踊子の接吻
フランス的風雅の発見
ロンドンの万国博―「日本趣味」
ゴーチエ嬢とのめぐりあい
「中華は胡に及ばず」
オランダの晩春
ベルリンの夏の夜まつり
竹内使節団のプロシア観―岩倉使節団と比較して
7 大君の使節の悲哀
「ネワ河の秋色愛すべし」
難航するカラフト境界問題
現実主義派と理想主義派
クロンシュタツト軍港を見る
ベルリン仮泊―歓迎されざる客
祖国不穏の報―ふたたびのパリ
秋深いリスボア
イベリア外交の研究
ヨーロッパの辺境
8 動乱の祖国へ
重いみやげを背負って
フランス輸送船の客
江戸帰着―「憂苦憤懣」のうちに
9 大君の使節の文化史的意義
参考文献作図あり