十大徳教家伝
聖徳太子伝
第1 総論
太子観
吾邦に於ける文教の由来
太子と時代との関係
太子の諸伝記
第2 太子の一代
太子の父母系
太子の生誕及び生日の異同
太子の幼時及び再誕説
仏教興隆始末
政争と仏教との関係
政争と太子との関係
太子の摂政
第3 太子の事業
仏教の弘道
典籍の研鑽と文学の普及
憲法の制定
史籍の載録
芸術の奨励
遣唐使
第4 余論
太子の仁慈
太子と馬子との関係
弘法大師伝
第1 総論
大師と其時代
平安仏教の特色
仏教の分派
大師と真言宗
第2 大師の生涯
その系統
大師の出生及在俗時代
大師の出家
大師の入唐
帰朝後の大師
大師の弘法
高野山の開基
東寺を摂す
大師の晩年及び入寂
第3 大師の教義
真言義
密教の対顕教地位
真言宗の事相
第4 大師の文芸方面
三教兼摂
大師の文詞
大師の書法
大師の絵画及び彫刻
声名及び梵唄
第5 余論
大師の人物
大師の余風
菅公伝
総論
公の真伝
公の霊験
公の感化
菅公と時代及公の事歴
王室と藤原氏との関係
藤原氏に対する反抗者 其一
藤原氏に対する反抗者 其二
儒流の品別と菅原氏並に菅公の前半生
王室と藤氏の凌轢並に阿衡始末
宇多天皇と公との関係
遣唐使
公の執政時代
宇多の譲位
公大臣となる
公の遷謫
公の左遷及び薨御
公左遷の原因
公の罪案
公の人物と事業
公の性格
公の吏才
公の学問文章
親鸞聖人伝
仏教の一開展
浄土宗
親鸞他力宗に入る
妻帯
大原問答と起請文
親鸞師弟の流罪
立教開宗
親鸞の人物
親鸞の入寂
真宗の判釈
真宗の教義
親鸞の教化
日蓮大士伝
其総説
「強き」仏法者
鎌倉期の仏教
大士と新旧諸宗との関係
其伝記
日蓮大士の出生
新教宣布
竜口御難
大士の晩年
其教義
正法護持
念仏無間
禅天魔
真言亡国
律国賊
諸宗無得道
大士の摂受門
結論
其人物
武士的弘法者
大士の自尊
大士の誠実
大士の慈悲
其余論
滅後の風化
浄土宗との関係
教義の一面観
中江藤樹伝
吾国最先の陽明学者
王学の伝統
藤樹の生時及び其初年
王学に入る
近江聖人
生前の感化
死後の徳声
翁問答
藤樹の著述
翁問答
究意孝の一字
学問の心法
山鹿素行伝
朱子学と古学との関係
論孟古義と聖教要録との前後
仁斎と素行との比較
素行の人物と学問
利義の弁
素行の武士道論
素行の事歴 其一
素行の事歴其二
素行の事歴 其三
素行の事歴 其四
素行と赤穂義士との関係
著述
結論
伊藤仁斎伝
序論
儒学変遷の次第
本邦に於ける儒学の歴史
近代学風の二期
儒者としての仁斎
仁斎の身分
仁斎の位地
仁斎の学風
仁斎の学説
学者第一の用意
語孟二書
道論
仁斎の経歴と人物
その出生及初年
中年以後の仁斎及び其死
仁斎の人物
仁斎の孝慈
仁斎の藻鑑
仁斎の事業及び著述
著述
仁斎の教育
仁斎の文詞及び文章観
貝原益軒伝
第1 序説
第2 小伝
第3 学説
総論
益軒の学統
益軒の学説
益軒の博物学
益軒の読書訓
第4 人物
克己と勤勉
謙抑
第5 余録
詩歌文章
好尚習僻
二宮尊徳伝
序論
徳川時代最後の思想界
尊徳と報徳教
報徳教とは何ぞ
尊徳翁の小伝
その幼時
翁が最初の成功
宇津家釆邑の再興
翁後年の事業及び其死
大久保忠真侯と尊徳
人物と見解
其の人物
信仰
天道観
其倫理観
翁の所説の矛盾及び調和
翁の経済観
天命説と処世法
余録、余談あり