大君の都 下
第30章 江戸への帰還
夜間の公使館襲撃と大虐殺の無謀な企て
第31章 嵐のあとの静けさ
直後の予想と政策
第32章 公使館書記官オリファント氏を傷の手当てのために帰国させる
しばらくのあいだこれ以上開港しないように要請する女王あての大君自署の書簡を託す
老中首座および外国掛閣老との秘密会談
日本の対外関係の概要
第33章 日本と諸外国との関係についての考察
日本では現在は特殊な意味で過去のあとつぎであること
現在の関係にたいする影響
そのとり扱い方と代案
第34章 日本政府とその行政機構
生活上の関係・統治者と被統治者の関係
夫と妻
男女の関係
女性の社会的地位
芸術と文化の影響
宗教的制度
第35章 日本の文明
社会的・政治的状態
日本の制度の持続力
従来の維持の仕方とその原因
支配階級の改革にたいする恐怖が外国人にたいする敵意の第一の原因であること
日本の芸術の進歩
庶民を題材にした絵
風俗習慣
ユーモアとグロテスクにたいする愛好心
第36章 日本人の寺院・宗教と娯楽
両者の奇妙な結合
両者を兼備した浅草の描写
奇術師
物語作者
コマ回し
各種の遊戯
馬上で球を投げる遊戯
春の祭りにさかんな田舎へのピクニック
劇場
力士
祭と宴会
日本の墓地
第37章 西洋の外交と東洋の政策
第38章 ヨーロッパの条約締結国の宮廷に派遣される日本使節出発の準備
イギリス軍艦オーディン号による出航
一八六一年の終幕
一年間の貿易ときたるべき一八六二年の通商の展望
第39章 一八六二年
日本における事態の進展
外国掛閣老次席暗殺の計画
わたしのイギリスへの出発
日本使節のヨーロッパ到着
その結果
日本の貨幣制度と通貨の問題
イギリス公使館護衛二名の暗殺
公道におけるイギリス人にたいする襲撃と殺人
一年の要約と現在の情勢にたいする考察